青の洞門草紙

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狙撃

2016-10-03 15:29:10 | Weblog
昨日の青の洞門定休日の夜は、テレビドラマ「狙撃」に思わず見入ってしまいました。普段は一週間の仕事の疲れで、日曜の夜は早くに寝入ってしまいます。
警察組織内部の闇の世界を描いたドラマで、主演の尾野真知子の熱演が、見ている側をどんどんドラマの中に引き寄せていきます。かつて河瀬直美監督に見出された奈良の中学生が、今や主演を張れる実力派女優に成長しています。
尾野真知子は、NHKの朝ドラの好演で注目され、一気に人気沸騰しました。実力派女優であり、見た目もそれなりによく、最近テレビ画面によく登場しています。
ドラマの内容は警察組織の中での派閥争いが根本にあり、それが「組織を守る」という勝手な理由付けで事が展開します。「組織を守る」というルールに外れる人間は、もっともらしい理由で抹消されていきます。
その警察組織の闇に光を当てようとする人間が次々に消えていく中、尾野真知子は最後に証拠書類を開けるキー(USB)を手にします。このキーを手に入れたことで、尾野真知子は自らがこの強固な警察組織に立ち向かうことを決意するのです。
続編がありそうな終わり方だったので、次回を期待したいと思います。「組織を守る」というのは、表向きは言葉の響きはよく聞こえます。しかし、悪事が発生すると、組織の責任者たちは保身のための隠ぺい工作に利用するから厄介です。
今、問題になっている築地市場の豊洲移転問題も同様です。豊洲の盛り土なしの責任者が不明だなんて問題外です。あのハンコ重視の縦社会の役人の仕事ぶりから、責任者が分からないなんてあり得ません。
巨大組織に構造的な問題があるとして、このまま幕を引くことは許せません。盛り土なしの責任者が特定できないというのは、警察組織の「組織を守る」ということと同じだと思います。


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