青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

「おでん」の季節

2014-11-12 16:08:08 | Weblog
明日から寒くなるとの天気予報ですが、いよいよ季節も冬支度の様子でしょうか。11月も中旬となり、もう寒くならなければ可笑しい時季となりました。
雨上がりの今朝は気温も高く、走っていて汗が出るような陽気でした。雨の後はランニングには最適で、呼吸も楽で一時間余りのジョギングを楽しんできました。
食べ物も、寒くなると温かいものが欲しくなります。青の洞門の本日の大皿料理の一品は、寒い時には一番の「おでん」です。
一般的な呼称の「おでん」も、関西では何故か「関東煮」と呼ばれています。この何故かを、「おでん」のネタメーカーである「紀文アカデミー」で調べてみました。
「おでん」は、「田楽」から発展したものだそうです。「田楽」は江戸時代に豆腐を串にさし、それに味噌をつけた食べ物でした。やがて豆腐が、こんにゃくへと姿を変えていったようです。
江戸後期になると、「煮込みおでん」が登場しました。明治時代には、汁気たっぷりの今の「おでん」となったそうです。
やがて「おでん」が関西に入ってくると、「田楽」と区別するために「関東煮」と呼ばれたのです。関西の「おでん」(関東煮)は、かつをと昆布の出汁の味がよく出てなかなかのものです。
関東大震災で東京の料理屋が壊滅し、それ以来「おでん」は関西の出汁の強い味となったようです。私も「おでん」は、澄んだような薄口醤油の味が好きです。
今日は夜になると気温も下がり、「おでん」に相応しい雰囲気となります。熱々の「おでん」は、お酒がよく進みます。家路に急ぐお時間が許す方は、青の洞門の暖簾をまた勇気を奮って潜ってみてはどうですか。
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