青の洞門草紙

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寒い朝と卑弥呼

2013-02-13 15:53:34 | Weblog
眠い目をこすりながら表に出ると、冷たい風が吹き付けてきました。今朝のジョギングは、風のある寒い朝との付き合いでした。
途中に寄った阿弥陀寺の境内は、昨年からの工事で木々が除かれ、すっきりとした光景となりました。写真は境内で一本だけ残った木ですが、寒い朝にお似合いでも、ちょっぴり寂しそうな気配です。
さて、歴史の町奈良では、近辺にたくさんの古墳が散在しています。でも、大型古墳は宮内庁管轄が多く、発掘調査も御法度で謎の部分で覆われています。
しかし、今回あの卑弥呼の墓といわれている「箸墓古墳」が、立ち入り調査を許されました。宮内庁の英断にも驚きましたが、この調査で卑弥呼の存在が明らかになるかもしれません。
邪馬台国は卑弥呼という女帝が治めていたと、中国の史書「魏志倭人伝」に書かれています。邪馬台国の所在地については、かねてから北九州説と畿内説で大論争が続いています。
従来は古墳時代の始まりが、「魏志倭人伝」の時代と合わずに北九州説が優位でした。近年の時代考証の結果、古墳時代の開始が早まったことで邪馬台国畿内説が有力となっています。
「箸墓古墳」の調査で、邪馬台国の存在がより具体性をもって出現するかもしれません。ただ、邪馬台国は謎のままの方が、夢があっていいかもしれません。過去の歴史の謎をすべて明らかにすることが良いのか、色んな歴史書を読む側としてはちょっと疑問です。
さあ、青の洞門も週の中日を迎えました。今日は予約も多く、この寒さに打ち勝ち、期待できる営業成果をもたらしてくれるでしょう。


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