パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

いろいろ決着したみたい

2009-07-13 19:08:55 | Weblog
 遂に衆院解散総選挙決定…といっても、解散は来週早々で、総選挙自体は来月末だそうだ。

 選挙に準備期間がほしいということらしいが,本音はそのあいだに麻生を変えられれば変えたいということなのだろう。

 対する民主党は、内閣不信任案を提出。

 今さら不信任案なんて、どんな意味合いがあるのだろうと思っていたら、内閣不信任案を与党に否決させて、与党として麻生を変えづらくさせるためらいい。

 なるほど。麻生自民党総裁だったらきっと勝てるだろうから、変えさせたくないということだったのか。

 「アッタマいー!」というほどの話でもないような。

 ともかく、来月末まで一ヶ月半、麻生の立場はどうなっちゃうんだろう。

 名ばかり首相として、別荘でのんびり過ごせばいいだろう…というような話でもないような。

 臓器移植法案、原案通りに可決。

 民主党優位の参院では、「もっと慎重に」という意見に押されて、「臓器提供時に限って脳死を人の死と認める」という欺瞞的修正案が通ってしまわないかと思ったが、それはなかった。

 まずまずよかったと思うが,これは、党による縛りをなくしたことが大きかったのではないか。

 「党による縛り」がなければ、なんにせよ、大体は常識的なところに落ち着く。

 しかし、「脳死判定されても、もしかしたら意識はあるんじゃないかと思ってしまう感覚は否定できないから、脳死を人の死とする案には反対」なんてのが、立花隆のような日本のインテリのトップの多くの意見で、現在も少なくないことを知った時には驚いた。

 脳死判定されても、家族が反対すれば臓器提供は行なわれないのだから、それでいいではないかと思ったら,「世間の口が怖い」と言う。

 しかし、臓器提供の是非を決める場面がマスコミ注視の元でなされるわけはなし、ちょっと気を使い過ぎではと思ったら、どうも、「脳死を人の死と認める法案が存在することで、世間の批判を浴びるかもしれないと思わせられてしまうのが嫌」ということらしい。

 ちょっと高級な言い方をすれば,倫理判断を他人に強要されるのは嫌ということのようだが、これはちょっとわがまますぎないか。

 それはともかく、前にも書いたけれど、「党議拘束」は、憲法の「表現の自由」に抵触するといってもいいのだから、原則的に「投票行為における党議拘束は行なってはならない」と法で決めると、いろいろな場面でぐんと事態は変わってくると思うのだが。

 どうですかね、櫻井よしこさんあたり、「党議拘束は憲法違反」って提議してくれないかな。

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1 コメント

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なるほど。 (ウェルダン穂積)
2009-07-16 00:27:46
なるほど。

そうですか?

はい、わかりました。
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