社保庁職員、着服・横領 年金保険料2千万円(朝日新聞) - goo ニュース
どこまでもデタラメの絶えない社会保険庁でしょうか。庁内が怠惰のため不正を許す雰囲気が蔓延していたのでしょう。要は内部管理もなにも出来ていない庁内だったのです。だからバレないと思い公金に手をつけたのです。収めた年金保険料が、横領や着服で未納期間にカウントされて将来受取る年金が大きく減額されることは一大事です。払い込んだことを証明する領収書がなければ「門前払い」になっていたのですから、罪は大変重いでしょう。
一般企業であれば、発覚した段階で懲戒免職ですが、この職場の処分はどのように決定したのでしょうか。詳細が分かりませんが、「大甘」で済ませた可能性も否定できないと思います。またこの種の犯罪は、氷山の一角でないでしょうか。なにしろ強制徴収される保険料ですから集まる金額は半端な金額ではないのです。これを扱う職員は金銭感覚を失くしているため、彼らに都合のよい犯罪の温床を与えていたようなものです。とてもこの程度で収まるとは考えられません。
この保険料の横領や着服とは別に暇な職員が以前、オフコンを操作して国会議員の年金記録を「覗き見」して議員の未納問題も急浮上して大問題に発展したことは記憶に新しいところです。ちょっと心配になるところがあるのです。多額の費用をかけて、電算のプログラムに投資してもサッパリ役に立たないシステムはNTTデータや日立の「餌食」にされていたといえます。金銭感覚がない役所であるため不正が行われるのです。失われた信用を回復する道のりは、あまりにも厳しいといえます。