活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

内紛絶えなかった自民党の別働隊「みんなの党」消滅を嗤う

2014-11-22 22:32:55 | Weblog
いつもごたごたが絶えなかった「みんなの党」だった。自民党安倍晋三の別働隊として、渡辺喜美が旗揚げと同時に代表に就いたのは5年前のことである。

ついにことし11月、いまの代表浅尾慶一郎と前代表渡辺喜美の対立が深刻化、収拾のめどが立たず解党、消滅してしまった。

党が空中分解する気配は以前から感じられた。それは昨年のちょうど今頃の時期から、特に目立ち始めた。渡辺喜美代表(当時)と江田憲司幹事長(当時)がやはり路線対立して、江田は渡辺に党を追い出された。

追い出した渡辺代表は、今年3月にDHC会長から「渡辺に8億円貸し付けたのだが、いまだに返済を受けていない」と、マスコミを通じ暴露された。

これに対して、渡辺は借入金は「熊手」の購入に使ったと、意味不明で国民を誤魔化すような言い訳をした。結局、「政治とカネ」の問題が尾を引き、ことし4月始めに渡辺は代表を辞任した。

党の設立に関わった渡辺がこのような「体たらく」だから、解党も必然の成り行きだった。

いたずらに「安倍政治」に付き従うだけで、政治家としての風格や信条は微塵も感じることはできなかった。党名消滅は渡辺の指導力のなさで、ごたごたが続いた「自業自得」のものである。むしろ遅すぎたとしか言いようがない。


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