いつもごたごたが絶えなかった「みんなの党」だった。自民党安倍晋三の別働隊として、渡辺喜美が旗揚げと同時に代表に就いたのは5年前のことである。
ついにことし11月、いまの代表浅尾慶一郎と前代表渡辺喜美の対立が深刻化、収拾のめどが立たず解党、消滅してしまった。
党が空中分解する気配は以前から感じられた。それは昨年のちょうど今頃の時期から、特に目立ち始めた。渡辺喜美代表(当時)と江田憲司幹事長(当時)がやはり路線対立して、江田は渡辺に党を追い出された。
追い出した渡辺代表は、今年3月にDHC会長から「渡辺に8億円貸し付けたのだが、いまだに返済を受けていない」と、マスコミを通じ暴露された。
これに対して、渡辺は借入金は「熊手」の購入に使ったと、意味不明で国民を誤魔化すような言い訳をした。結局、「政治とカネ」の問題が尾を引き、ことし4月始めに渡辺は代表を辞任した。
党の設立に関わった渡辺がこのような「体たらく」だから、解党も必然の成り行きだった。
いたずらに「安倍政治」に付き従うだけで、政治家としての風格や信条は微塵も感じることはできなかった。党名消滅は渡辺の指導力のなさで、ごたごたが続いた「自業自得」のものである。むしろ遅すぎたとしか言いようがない。
ついにことし11月、いまの代表浅尾慶一郎と前代表渡辺喜美の対立が深刻化、収拾のめどが立たず解党、消滅してしまった。
党が空中分解する気配は以前から感じられた。それは昨年のちょうど今頃の時期から、特に目立ち始めた。渡辺喜美代表(当時)と江田憲司幹事長(当時)がやはり路線対立して、江田は渡辺に党を追い出された。
追い出した渡辺代表は、今年3月にDHC会長から「渡辺に8億円貸し付けたのだが、いまだに返済を受けていない」と、マスコミを通じ暴露された。
これに対して、渡辺は借入金は「熊手」の購入に使ったと、意味不明で国民を誤魔化すような言い訳をした。結局、「政治とカネ」の問題が尾を引き、ことし4月始めに渡辺は代表を辞任した。
党の設立に関わった渡辺がこのような「体たらく」だから、解党も必然の成り行きだった。
いたずらに「安倍政治」に付き従うだけで、政治家としての風格や信条は微塵も感じることはできなかった。党名消滅は渡辺の指導力のなさで、ごたごたが続いた「自業自得」のものである。むしろ遅すぎたとしか言いようがない。