活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

森田千葉県知事に黒い霧充満

2009-04-07 21:30:28 | Weblog
「完全無所属」として千葉県知事選に立候補し、大差で当選を果たした森田健作氏の周辺から、何やら怪しい動きが漂いはじめてきた。

「金権ちば」で有名な千葉県政治であるが、それだけにクリーンさをアピールしてきた森田氏が、飛んだ「喰わせ者」であったとの見方がもっぱらである。

選挙戦では自民党員であることを選挙民に隠した、目眩まし戦術が公職選挙法の虚偽事項の公表に該当し、違反にあたるとのことである。

当選早々、麻生首相や石原都知事と会談。親密さを強調して見せたが、「完全無所属」知事のやることではない。パフォーマンスも控え目にすることが求められ、透明さを求める千葉県民に対する背信行為に近いものがある。

この他にも政治資金規正法違反の疑いも出てきた。

自身が委員長を務める、自民党東京衆院選挙区第2支部が受け取った政治献金のうち、1億5千万円余が「森田健作政経懇話会」に寄付されていたことである。

この一連の流れは国会でも取り上げられ、迂回献金ではないかとされ、違法性が強いものとして物議を醸している。

東京の支部で集めたカネが、千葉県知事選に使われたのではないかという憶測さえ飛び交った。森田氏側は否定に懸命だが、すでに刑事告発の動きさえ出ているという。

このように森田氏周辺に、良からぬ噂が充満し始めてきた。

森田氏は当選後「近く自民党支部を解散したい」とコメントしているが、知事選に立候補表明したときから「完全なる自民党員」であったことをこのコメントで、自ら証明してみせた。

はたして自民党と完全無所属を都合よく使い分け、二足のわらじを履きながら、千葉県民を欺き通すつもりだろうか。すっかり千葉県民も甘く見られたものだ。

森田氏は昨日6日、初登庁し職員へのあいさつなどしたこと報道されたが、頭の中は収支報告書ほか関係帳簿のつじつま合わせすることでいっぱいで、県政どころではないと、気をもんでる姿が想像される。