Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

高橋はるみ知事の詭弁

2011-10-19 07:11:50 | 東電 柏崎・福島原発の放射能漏れ
北海道電力泊原発3号機のプルサーマル計画に対して、北海道は2008年6、7月、計画について道民の意見をファクスなどで募集しました。

「やらせ」問題の調査をした北海道電力の第三者委員会は、当時の原子力安全対策課長村井悟(現釧路総合振興局長)は北電に「地元から反対派の主張を打ち消す意見もほしい」と要請したと指摘しました。(2008.7.8道庁3階、道3人北電5人)

当時の原子力安全対策課長村井悟は、「推進よりも慎重意見が多い。さまざまな角度の意見が必要」と話したが「要請はしていない。」と反論しました。

高橋はるみ知事は「意見募集は賛否を問う性格ではない。報告書にあるような発言をする意味はない」と反論しました。

疑問その1
 村井悟の「さまざまな角度の意見が必要」と話す相手が原子力安全対策課内の職員とか利害の無い第三者であれば『要請』ではありませんが、プルサーマル計画を進める当事者の北海道電力に対し「必要」と話すことは、『要請』そのものです。

疑問その2
村井悟の「推進よりも慎重意見が多い」との発言は、多い、少ないを重要視していることを語っています。

疑問その3
泊発電所のプルサーマル計画に関する意見募集(第1次5/19~6/13・第2次6/16~7/11)で寄せられた意見は、「プルサーマル計画に関する有識者検討会議」に報告され安全性について審議の上、地元町村に提言するとされています。
(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/gat/p_keika.htmより)
敢えて当事者である北海道電力に対し、道民の意見募集中に村井悟が「推進よりも慎重意見が多い」、「さまざまな角度の意見が必要」と言う必要があったのでしょうか。


「翠峰」山梨の友人が送ってくれたものです。
初めて食しましたが、超大粒で上品な甘さがありました。

これらから、北海道電力が村井悟から「地元から反対派の主張を打ち消す意見もほしい」と『要請』されたと認識するのは当然であり、村井悟は語るべきことを道民に語っていないと考えます。(原発反対派潰しに、露骨に「要請」したと考えられます。)

村井悟が、道民の意見募集中に当事者である北海道電力に対してこのような事を話すことは、道民の意見を歪める恐れが十二分にあり(結果的に歪められました。)、悪質な地方公務員法の守秘義務違反と言えます。

また、原子力安全対策課の事務分掌に「3.立地した原子力施設の安全性に関すること。」とありますが、道民(に限らず)の命と財産と環境を死守する事柄であり、村井悟の言動は北海道電力泊原発3号機の安全性を棄損させる恐れがあり本来すべき職務に反しており、地方公務員法の職務専念義務違反と言えます。

高橋はるみの「意見募集は賛否を問う性格ではない」との発言は(道民の「プルサーマル計画の安全性に関する」意見を聞く場)そのとおりですが、現場での村井悟の発言は間逆のことをしでかしており一連の「ヤラセ」そのものです。

また、「報告書にあるような発言をする意味はない」と断言していますが、意味があるから村井悟は北海道電力に『要請』し道民の意見を歪めたのです。

高橋はるみ知事の短いコメントは「道民不在」であり、高橋はるみ知事自ら「原子力村」の一員であることを道民に晒しました。

***

あの卑しい表情の佐藤佳孝社長が、雲隠れから会見に出てきました。

北海道議会の産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会が参考人招致をするようですが、記者からの再度の「招致応じるか」の質問に顔色を変えたようです。
『北電社長一変「参考人招致応じるか」に気色ばむ』(2011.10.18読売) 記事略

あの卑しい表情の理由、原因が何となく分かりました、人間そのものが卑しいのではと考えます。


共・有時試論 補遺その3

2011-10-16 21:31:26 | 異形の滓
呼 吸

共・有時試論 その13「4-1 言葉と革命について」においてメモしました『言語は呼吸である。』の追記です。

「詩の力」(吉本隆明 新潮)を読み返しました。
時々、吉本隆明のこの類を読みます。
詩、短歌、俳句を読む(考える)時の、自分の立ち位置の水準点としています。

ただ、自分はこの水準点から遠いところにいますが。

言葉と自分の思念とが、同質であり、かつ強固な結びつきとなった表象であるか、そのような時もあれば無い時もあり、混在しています。

そのような表象を意識して思念と言語と格闘しますと、両手からスルッとこぼれます。



「詩の力」(吉本隆明 新潮文庫)

自作から

『尖った3個の林檎頑なに』

は、5字・7字の暗喩の客観で、5字は主観であり、季語も詠んでおり古典的スタイルの俳句ですが、下句を

『黒いわだかまりと空の彼方へ』

と続けますと短歌になりますが、単なる二行の詩とも言えます。

前述した2点が表現されているか難しいところです。
このような表象を意識している限りは、小難しい字面に過ぎません。

『言語は呼吸である。』と。 

 つづく



OccupyTokyo

2011-10-14 06:40:19 | 未分類
東京を占拠せよ

99%のための社会を!

2011年10月15日(土)

集合時間:12:00

出発時間:12:30

終了時間:13:30

集合場所:日比谷公園 中幸門(なかさいわいもん)

http://occupytokyo.org/ja/ より

*スローガンは「東京を占拠せよ」から「99%のための社会を!」に変更となりました。デモ届け時に警察より『過激な印象を受ける』と指摘されたとのこと。(「NYデモに呼応 日本へ」2011.10.13 朝日朝刊より)

過激ケッコウ!



東京を占拠せよ

2011-10-13 06:35:33 | 未分類
Occupy Tokyo

米国の格差社会の是正を訴えるデモ「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」が、世界各国の都市で連帯の動きが出始めました。

見透かしたように、この島国のジャーナリズムは直視しませんし、矮小化して報道しています。
この運動は、新自由主義とグローバリズムに対して正面から批判していると考えます。

この島国の報道は、フジテレビの韓国ドラマ偏重に対する批判デモ、東電への反原発のデモについては取り上げないか、取り上げても嫌々報道し貶下する論調一色です。

デモ(示威行為、示威行進、デモ行進)には非暴力の限界と可能性の両面がありますが、江戸時代の民衆運動のひとつの形態である「打ちこわし」(不正を働いたとみなされた者の家屋などを破壊する行為)を夢想するところがあります。

10月15日12時に、「東京を占拠せよ」(OccupyTokyo)の行動が計画されています。(当日、お台場デモも計画されています。)

まだ、場所などの詳細は公表されていません。(2011.10.10現在)

小沢一郎、東電福島原発、内外の市民デモ、放射能汚染等の新聞、テレビ、検察(判事)の翼賛姿勢を見ると、この国の枠組みが壊れつつあるのでは、また、市井人は新聞、テレビ、検察(判事)の先を行っており、新聞、テレビ、検察(判事)が追い詰められているのではと考えてしまいます。



『米の格差是正デモ、世界に拡大 東京での行動も訴え』(2011.10.03共同)

 【ニューヨーク共同】ニューヨークのウォール街近くで始まり、米各地に広がった格差社会の是正を訴えるデモに対し3日、世界各国の都市で連帯の動きが出始めた。15日に国際的な行動が呼び掛けられており、東京での行動を訴えるウェブサイトも作られた。

 各地のデモをまとめたウェブサイトには「オキュパイ・トウキョウ」(東京を占拠せよ)という行動を含め、カナダや欧州など20以上の都市での行動が案内されている。
 一方、ニューヨークでの活動は泊まり込みで続いた。医療関係者のボランティアによる医療サービスも提供され、雨や夜の冷え込みで体調を崩した人の相談を受けた。


共・有時試論 補遺その2

2011-10-12 06:38:05 | 異形の滓
通交

親が子に食べ物、着る物等を無償で与える物資面だけを捉えると、贈与の言葉が生起しますが、限りなく包み込む精神面を含めて捉えますと、根源的な生き物としての姿が鮮明になります。

群れの中の家族間の間においても同じ事が行われます。
そもそも、狩猟物の分配の時から一部の人だけの所有であるとの概念が希薄に見えます。

群れの中で余った食料等は、群れの区域の境界の定められた場所に置かれます。
他の群れの人々が、必要であれば、必要な分だけを持ち帰ります、
その群れで余った食料等があればその場に置きます。

これは、群れの中の家族間の延長と考えることができます。
この精神性にも類としての生き物の姿の根源的な意味が浮かびあがります。

資本論において、「異なる共同体は、それぞれの自然環境の中に異なる生産手段や異なる生活手段を見いだし諸共同体が接触する諸地点で生産物交換が発生する」旨が書かれていますが、初源的には一方的(片務)な形もあったと考えます。



ただ、ニューギアナの諸家族、諸部族は次第に高地へと移り続けました。これは山間地で他の群れの人と出会うと殺しあうため、避けるために次第と高地へと移り続けました。

ここに、生き物の多様性を見ることが出来ます。

つづく