Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

他愛のない話し

2010-07-27 06:38:23 | 未分類
商い仲間との会話で、「大企業を批判するなら自らその製品を購入せず徹底した不買運動をすべきだ。」が発端となり、彼は「労働と商品と価値(労働価値説)がこの社会の本質」と話しました。

このような話を聞くと、僕の中の鵺が目を覚まします。
「労働を商品としない社会は考えられないの。」

彼は「様々な考えがあるが、社会の本質ではない。」
また、「頭の中に、このことについての教科書がある。」と。

「主義者そのものだね、50年、60年も前に批判された。現在、マルクスの哲学が再構築されつつあるのに。」

このタイプの方々の多くは、弁証法の考え方を是認(崇拝?)していますが、自らの思考方法のペースとしていません。
つまり、「方法序説」の「我思う、ゆえに我あり」の「思う」、「ある」ことについては考えますが、肝心な「我」そのものについては考えません。

頭の中の、もう1冊の教科書を開こうとしません。(もう1冊の教科書に気付いていない?)
このことが主義者の致命的なところであり、権威的、権力的、無内省等を撒き散らします。

次の問である「で、あなたの本質は?」は、答が予想できたので発しませんでした。

聡明な彼の名誉のため、主義者であることを否定したことは書いておきます。



涼感として(10.04.11NHK「ハッブル宇宙望遠鏡宇宙の始まりに挑む」より)

僕自身は「脱構築」の考え方にはある種の狡猾さと不純感を持っており、弁証法における止揚の考え方に軸足があります。


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