Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

2011-12-15 09:03:57 | 未分類
ニュースを見ていて、恒例となった今年の漢字は「絆」で清水寺貫主が大きな文字を書く様子が流れました。

彼女が今年の漢字は「地」だと思うけれど、自分はどうなのか聞いてきました。
いくつか思い浮かびましたが「地」を越える漢字はありませんので黙ってしまいました。

リンクしています晴走雨読氏のブログで、今年の漢字は「絆」と予想されていました。

「絆」にプラスのイメージである家族の人との結びつきが強調されていますが、広辞苑に「ほだし(絆し)」の意味がしっかりと書かれています。

「ほだし(絆し)」は「人の身体の自由を束縛するもの」の意味であり、「絆」の本来の意味である「馬・犬・鷹(たか)など、動物をつなぎとめる綱」から派生していることが分かります。

このように拘るのは、ひねくれ者であることもありますが、フアフアした雰囲気で呪縛され、「絆」に反する行動、言説を非難、否定する萌芽があるからです。



何度か書きましたが、福島原発周辺の都県の野菜等は購入していません。

「絆」の典型が、農林水産省の「食べて応援しよう」キャンペーンです。農林水産大臣及び消費者担当大臣の共同メッセージ(平成23年4月28日)すら出しています。

「食べて応援しよう」は、福島原発周辺の都県の農家の方々を応援することではなく、東京電力が農家の方々に補償すべきことの責任回避に加担することです。つまり補償したくない東京電力を応援していることになります。

食べて応援しよう」は、『食べて内部被曝しよう』のフレーズそのものです。

言葉としては死語に近いですが、被災された方々もされなかった方々も「絆」ではなく、「自由な人間による自由な連帯」によることが必要と考えています。

広辞苑「絆」
(1)馬・犬・鷹(たか)など、動物をつなぎとめる綱(2)断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛(けいばく)

(2011.12.13記)


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