Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

電子型ニュートリノ

2011-06-17 06:45:12 | 未分類
手軽に読める新書などは、お昼を食べた後、彼女を待っている間、ホーム・車中の時などに数十ページ読めますし、また、一冊を読み終わらないうちに他の新書に手を出してしまいます。
今週になってから、残り10ページとか20ページの読みかけを何冊か読了しました。


雑読の典型です。

買い置きのなかから何冊かと、今週購入した「ダンゴムシに心はあるか」を新たに読みはじめました。ダンゴムシはちょっと期待しています。

今夜、福島原発人災事故を時系列で整理されたものを読んでいると、つけ放しのテレビから「カミオカンデでニュートリノのミュー型から電子型への変身を確認」の旨のニュースが流れ、『えっ!』と思い、高エネルギー加速器研究機構のHPを確認しました。

今週読了したなかの一冊が「宇宙は何でできているのか」 (村山 斉 幻冬舎新書) であり、内容は入門書のレベルですが知識の再整理に役立ったこともあり。

高エネルギー加速器研究機構HPから抜粋引用します。

「世界初、電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉える」(2011.06.15)
ミュー型ニュートリノが飛行中に電子型ニュートリノへ変化する電子型ニュートリノ出現現象の発見を最大の目的とするT2K実験(東海-神岡間長基線ニュートリノ振動実験)で、震災前までに取得した全データを解析したところ、電子型ニュートリノに起因すると考えられる事象を6事象発見し、世界で初めて電子型ニュートリノ出現現象の兆候を捉えました。

レプトンのCP対称性の破れ※9の探索を行うことにより宇宙の物質起源の謎に迫ることを目指しています。電子型ニュートリノ出現現象は、レプトンのCP対称性の破れの検出に欠かせない要件であり、今回の測定結果は、将来の計画へ向けた第一歩を刻んだことも意味します。
※9 CP対称性の破れ
物質と反物質の間で素粒子反応の性質が異なること。宇宙が反物質ではなく物質で構成される(物質優勢宇宙)ための必要条件の一つと考えられ、レプトンのCP対称性の破れは現在非常に重要な鍵を握っていると考えられる。

管理人注
CP対称性は、Cは荷電共役変換(Charge Conjugation)のことで粒子を反粒子へ変換し、Pはパリティ変換(Parity)のことで物理系の鏡像に変換することを意味し、これら2つの演算子の積で表わされます。
弱い相互作用による崩壊では、この対称性がわずかに破れており、前掲の「宇宙は何でできているのか」において、ニュートリノのCP対称性の破れを確認することは、ビックバン直後に物質と反物質の衝突で10億個のうち2個の物質が残ったことにより、現在の物質による宇宙が出来たと証明できる可能性が大であると説明されています。


庭の花

***

ダンゴムシ余話

本屋に注文していた本で、入荷したとの電話が昼間彼女にあり、夕食を終えてから受け取りに行きました。
彼女が本屋の店員さんに、「ダンゴムシですか?」と聞くと、店員さんが「ダンゴムシです。」と。
車中で彼女に「入荷したのは、ダンゴムシかな、○○○かな?」と話したせいだと思います。
レジ待ちしていた他のお客さんにはどう聞こえたのでしょうか。

蜘蛛は昆虫でありませんが、ダンゴムシも昆虫ではなくエビ・カニの仲間だそうです。
茹でると赤くなるとか、試してみたいような・・・・・

彼女はダンゴムシが大嫌いです。
この時期、彼女は犬走りにダンゴムシ用の薬剤を撒きます。

(2011.06.15記)