Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

新書はサインである

2010-02-25 06:48:01 | 未分類
ちょっと一服

早朝の散歩の帰りに、朝日が顔を出しました。
日の出は、正月から30分早くなりました。

商い仲間とたわいない話でのひとこま。

「○○○士」と「士」の付く専門職の方々は、最先端の研究成果等を常にフォローする必要があり大変だとの話のなかで。

「そうだよね、大学に顔を出したり、学会に出たり、専門誌を漁ったり大変だ。
でも、そんな○○○士は少ないんだろうな。]

「きっと、自分の分野の、最新の□□新書なんて読んでいないよ。」

「えっ、新書なんて、百科事典の一項目を抜き出した類だと思っているよ。」

「否、新書一冊は、大学での1単位はあるよ。」

1単位の有無は別にして、最新の、最先端の研究、状況を新書というのもどうかと思いますが、新書はある事柄の入門書、解説書、また読み物や素養・啓蒙の類(嫌いです)のものと考えています。
(絶版となった単行本が、廉価版として出版された質の高いものもあります。)

扱われる事柄の本体は、新書の背後に大量の知として控えていますし、著者の思考の背後にも大量の知が控えています。
新書は、その知へのサインと言えます。

音楽、絵画、映画、芝居等と同じで、入門書やら解説書を読むよりは実物に接することに知があります。


彼女作のシュールな雪だるまです。

昔日、卒研のガイダンスで、指導助教授が最先端はソ連がリードしていると専門誌を見せてくれました。
内心、この島国の研究が最先端でないの?シマッタと。

指導助教授が「安心していいよ、一か月で米誌に翻訳されるから。」とその専門誌を見せてくれました。
語学がからっきしの脳髄に、嫌な微電流が発生しました。

幸いなことに(?)、専門外の商いに従事しているため、その助教授(後日、助がとれました。)とお会いすることもありません。