Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

風を食べる

2006-08-28 19:57:08 | 未分類
彼(旦那)は、時々、コンビニへスポーツ新聞を買いに行くことがあるんだ。
僕は、助手席でルンルンなんだ。
晴れていると、窓を開けてくれるから、顔を出して風を浴びるんだ。そうすると、唇が風で震えて気持ち良いんだ。

彼は、「風を食べるための大きな口ではないのに。」と、僕をチラチラ見ながら言います。
この犬種は、狩猟で獲物(鳥)を回収(Retrieve)するために、大きく裂けた口に改良されました。

彼が、新聞と小さな袋を持って出てくるんだ。その袋には必ず大好きなメロンパンが入っているんだ。

もう、よだれが出てきちゃった。

  オルセー美術館

北の街にしては、蒸し暑い日が続くと、硬質の本は読めません。
ある機関が買い占めたのではないのか、どの本屋にも無いとWeb上で噂になった、「チャイナ・ゲーム」(千代田哲雄 祥伝社)と、「日本沈没第二部」を読みました。

「日本沈没」の第一部は、マントルの早送りで構成されているので、興味が無く読んでいませんし、映画もTVも見ていません。当時、小松左京は本当は沈没後の日本人について書きたかったとコメントしており、それが出たら読もうと思っていました。

「チャイナ・ゲーム」は、私とは相容れないフレーズが数行あり、、ストリーは別にして、だから人間が描けていないんだ、と突っ込んで終わり。

「日本沈没第二部」(小松左京+谷甲州 小学館)は、日本人そのものについて、一つの答えを示していますが、その答えが、どうも薄っぺらで、日本人としての思考の厚みが物足りなく思いました。
「皇居」は描写されていませんが、「君が代」が出てきます。「皇居」は、第一部に出てくるのかな・・・まあ、読む気にはなれませんけど。

両方に共通しているのは、中国の占める位置が大きく丁寧に描かれていたことです。

書評のように、丁寧に書けばいいんでしょうけど、ちょっとその気になれない類です、僕的には。蒸し暑い時には、こんな軟らかな本が、時間潰しに最適です。