Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング200. 色っぽい骨盤

2019年12月24日 | drawing

 原稿執筆で忙しくて、合間にクリスマスイブの空気を少し感じられたら幸せかな。

 さてクロッキーは、なんか色っぽい骨盤だとみとれていた。こういう骨盤を日がな一日なでながらすごすというのも幸せなクリスマスイブの時間だろうと考えた。池田満寿夫のエーゲ海に捧ぐ、という小説の影響か。

 しかし実際に女の骨盤をなでている現実は、そんな幸福感なんか感じないわけ。あら、こんなところにホクロがあるとか、虫に食われた跡がある、豚の肌みたいだな、あげくに息づかいで上下し、寒いよ、と文句も出てきて・・・、といった具合に、色っぽさを鑑賞していることと現実との間は乖離している。

 つまり、見ている、見せている、という客観的な場合であるとか、見ている側が思い入れがあるとか、さらには妄想の産物といった具合に、他者が存在する後付け的性格があるのだろう。だから絵画の世界で美人画などが成立してくるわけであり、創作上でつくられた概念と整理しておこう。

 さて手を動かしてデッサンしないと次第に面倒になるし、写真の方が手っ取り早くていいじゃんという姿勢に傾いてくる。これは困った傾向だと思ったが、実は私は絵を描くことが嫌いなのだと合点した。

 その典型例が年賀状だ。ああっ、また絵を描くのか、世の中には出来合の優れたイラストが無料で数多くあるじゃん。それ使えばいいじゃん。みんなそんな方法をつかっているぐらいだから、真面目に下手な絵を描いてもさ!、とテンションは下がる。

 それならは、年賀状を早くかたづけちゃおう、というので、さっさと年賀状をつくりあげて投函してしまった。そしたら喪中の葉書が届いたりして。

 プレッシャーが1つ片づいたから、締め切り日迫る原稿に没頭していたいが、今度はAPRIN学習ラーニングプログラムを受講してください!、というメールが大学から届いた。

 科研費申請をするとすべての研究者に義務づけられる政府のシステム。つまり科研費の不正使用を防止し適切に運用しようという倫理的なブログラム。全部で7講座受講が義務づけられている。結構これが大変かつ、面倒かつ、それに日本語が意味不明。文科系がまとめているんだろうな。終日このできの悪い文科系ブログラムにつきあいテストにも合格したので一件落着。どっと疲れが吹き出した。

 じゃ全部片づいたかと思ったら、早めに家の掃除をしておかないとゴミ屋がこなくなる・・・、と次々と面倒なことがでてくる。

 いつになったら原稿に没頭できるのか。ジリジリとしながら雨模様の暗い時間が過ぎてゆく。もうお正月はやめようよ、原稿で忙しいしさ・・・!!!。


クロッキー帳NO47.

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