Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE295. Editorial design

2012年03月20日 | Kyoto city
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・・・・編集デザインの見方をすれば、こういう画像には英文の方が似合いそうだ。この英文はiWebのエントリーを追加すれば必ず表示されるカンプ原稿。もちろん文章ではなく、アルファベットの羅列にすぎない。
 実は私たちの生活において、特に情報を扱う場面では、この編集という作業が大変重要な活動になる。つまり情報の編集である。このブログであるにせよ、フェイスブックであるにせよ、学術論文であるにせよ、まとめる段階で編集という操作が必ず加わり、相手に何をどうのように伝えるかといった重要なプロセスを伴う。
 それはプロの編集者はともかくとして、編集の素人であっても、人に物事を伝達するときには、画像やテキストをどのように配置し使うかといった編集のプロセスを避けて通ることはできない。それだけ編集というプロセスや操作方法が、平たく言えば情報を扱う場合で一般常識化された知識だといってよい。つまり現代人の一般教養の一つである。
 たから私自身Adobe Indesignをよく使う。学術論文を書くときも、図版などを編集してテキスト原稿を書くし、講義で学生に配布するレジメ、表組みの事務書類、研究経歴書、何かの機会に作成するアルバム、そしてイラストの入った手紙もこのソフトで書いたりする。私の原稿書きには、なくてはならないソフトでもある。
 他方全く私の原稿書きの場面で使い物にならないのが、Wordである。文章は書けても図版をいれると、とんでもない余白が生まれて調整するのに気を取られているうちに、文章を忘れたりといった具合に、編集という操作が希薄なのだ。おそらく文章だけで、世渡りをする人のためのソフトなのだろう。
 驚くべきことに巷では、これで表組みをして事務書類を作成しているではないか。現在の日本の事務文書のほとんどは、このWordで作成している。これがまた文字数が多いと罫線が次ページに飛んだりと、記入する方は実に使いにくい編集概念の欠落したソフトなのである。だからWordの達人が事務職には必ずいるわけだ。それだけに達人が作成した事務書類を、書き込む方は難儀する。事務というのは、いまだになんという非効率な世界なのだろうと思う。
 せいぜい事務文書はIndesignとはいわないが、計算ができるExcelにして欲しい。私の場合IndesignとExcel、この二つのソフトで一般的な常識的作業は間に合ってしまう。文字、表、画像、イラストといった編集過程を必要とするからである。
 そう書いていたら、ああっ、また原稿書きの仕事が、この一月ぐらい続く、ということを思い出した。5本ほど論文がある。原稿書きと編集と多忙である。

河端通り,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f6.3.1/640,モノトーン
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