Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ652. 猛暑の頃のOSAKA

2023年11月23日 | field work

 夏の猛暑の頃に限って出向かなければならない街がある。OSAKAだ。あの混沌とした街にはゆきたくないが、ゆかざるを得ない用事をつくってくれるあたりが都市集積力が巨大なOSAKAだ。
 気温が猛暑日をぬけた翌日、阪急でOSAKAに向かった。要件自体は10分で終わる。すでに休息モードだから駅ガード下のドトール珈琲へ向かう。前にも来た時の小さなチョコレートパフェにしよう。アルバイト高校生風ヘタレな姉ちゃんが甲斐甲斐しくつくるあたりもOSAKAだが、小腹を満たすのには調度よいサイズだ。
 だがその店がGoogle mapで探しても見つからない。同じ店にたどり着けないというのもOSAKAだ。ならば違うドトールで。今日は普通のタピオカで我慢しよう。
 そんな具合に猛暑日にOSAKAにくると、かき氷だ、パフェだ、と普段食べないものを食する。といってたこ焼きや串揚げは店の前に列をなしていても通り過ぎる。
 JR大阪駅に用事があるのに、私はいつも阪急を使う。私の家からは四条烏丸が最寄り駅だし、JR新快速は15分に1本と混み立ったままの可能性が高く、所要時間が早くても京都駅まで出て新快速を待つぐらいなら、10分ごとに出発する阪急特急の方がはるかに便利だ。
 さらにいえば、台風の時でも動いていたのは京阪である。だからJRがストップしていても多数の人を裁けたのは、これら私鉄の力である。
 だから京都人は、OSAKAというと阪急か京阪しか思いつかない。JRは遠来の滋賀県人達御用達だと思っている。つまりOSAKAへゆくのに座って寝てゆきたいのだ。それで猛暑の疲れを振り払おうというわけだ。その猛暑がピークを越したようだ。ようやくいつもの夏日に戻りつつある京都だった。・・・後日これは早計だったけど。
 (記:2023年8月9日)

追記

 後日またOSAKAだ。今度は道を間違えずにドトール珈琲梅田店についた。ここでは安い420円。結構これをたべている人がいる。こちらはダイエット族だから小さくてよいのだ。食べ過ぎは禁物。

iPhon13pro
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