
翆の夜勤の休息タイム。翆そこへ晃子さんとシホさんがやってきて、3人共通の話題というと、シホさんのマゾがクローズアップされる。
シホ「もう、私が好き者の旦那のおかげでマゾヒズムなっちゃったという話は、知られちゃったよね」
晃子「シホさんて顔立ちが好いから、オトコは結構いじめたくなるんだろうな」
シホ「最近、こっているのが縄なの」
翆「あの縄で縛られて吊される奴ですかぁー」
シホ「そう、緊縛というのね。江戸時代の罪人を縛る補縄術あたりから、発達したらしいんだけど、ちゃんと緊縛師というのがいてしばるのね。それがねえ最近この話が大きくなってきちゃって、今マゾモデルをしているの」
晃子「何それ?」
シホ「実は、縛られるアダルト本をつくるから、モデルになってよ、という話を旦那が持ってきたの」
晃子「それでやったんだあ!」
シホ「それが本格的なのよ、札幌郊外の古い民家の大きな蔵を借りて、緊縛師や照明師やメイクの人やプロカメラマンまでやってきて撮影するの。それで僅かだけどモデル代もくれるの」
翆「わっ、すごい本にするんだ。でも身元ばれないの?」
シホ「もうバッチリメイクして、カツラつけて、多分わかんないなと思う。それに首と背中にホクロがあるんだけど、ちゃんと消しておきますっていうのよ、なんか本格的じゃないですか」
晃子「よくやるじゃん、もうばっちり撮影されるよね!」
シホ「そうよ!、足なんかひろげさせられて陰部なんかモロよね、旦那にマゾの調教を受けたから恥ずかしいという感覚がなくなっているのかな。恥ずかしいの上の感覚といったらいいかな。もう吊されてバッチリ撮られて本になっているわ」
翆「その本ないの?」
シホ「実は、あるんだ、ここに」
そういってシホさんがトートバックの中から本を取り出した。
翆「あっすごい、こうしてみるとどれがシホさんかわからないねぇー」
シホ「これそう、天井の梁からもろ、つるされているのが・・・」
晃子「へぇーっえ、いいじゃん!、女ってさあ、ソフトなSMしたいってところがあるよね」
シホ「でしょう、あとで本見たら感激しちゃった」
翆「ソフトなSM、今度やってみようかな」
晃子「翆、乗り気になっている、ウッヒッヒ。やったら話聞かせてね!」
翆「あらぁ、女の7割以上はソフトなSM願望だって。この本どこにあるの?」
シホ「コンビニにあるんじゃない!。うちの病院の先生に見られたら、恥ずかしいな!」
晃子「そりゃー、あの産婦人科の狸爺が手に入れてる。あの爺は女の股間が好きで産婦人科の医者になったぐらいだもん。だから沢山のエロ本を隠し持っているよ。シホさんとは気づかずに抜いてるかもねぇー(大笑)」
翆「でっ、またモデルするんだ?」
シホ「身体が綺麗なうちに、またしようかなと思っている。旦那が持ってきた話だしね。なんか縛られて、見られるって、すごく快感になっちゃった」
晃子「仲いいんだぁー!」
・・・
そんな話をしていたら、あっというまに休息時間は終わってしまった。あと半分頑張ろうというので、みんな散っていった。
・・・
小樽の朝焼けが眩しい。すこし霧がでているのだろうか。
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