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毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング1008.小説:小樽の翠912.最後の幕間

2025年06月11日 | field work

 このドローイングシリーズ小説:小樽の翠も7月10日で完結します。gooのサービス終了も近いし、これまでこのテーマだけでも900回以上書いてきたから、調度締めにしても良い頃だと思われる。
 この小説は、人間の心理には踏み込まないし、それでいて官能小説のように饒舌に濡れ場を表現することもない。ただ淡々と生活の情景の一つとしてご飯をたべるのと同じ言語感覚で恋愛やセックスを書いている。もちろん発端は手元に3,000枚に及ぶクロッキーがあり、裸婦モデルさんの数も延べで240人、それだけ裸のボディは描いていたことがデッサンの基本にある。
 ドローイングありきの小説だから、これまでに人体はもとより想像デッサンによる風景、静物、数はすくないけど建築や街も描いてきた。ドローイングが先に完成し、あとから物語を書くというスタイルが定着していた。
 この小説の目的は、何回も書いているようにライフスタイルのシュミレーションである。過去ログから引用する。
「このブログ官能小説は、ここで何回も書いているようにマーケティング手法の1つであるペルソナ法を敷衍している。ペルソナ法とは、プロダクトデザインなどの新製品を市場で販売しようとするときに、架空の人物や生活やライフスタイルを小説仕立てで探ろうとするものである。これによって新商品の使い勝手や商品によってつくりだされる生活上の価値などをシミュレーションしてみようとする方法である。そうすることで、それまで見えてこなかった商品価値や商品を用いたライフスタイルを導き出そうとするわけだ。
 この官能小説では、ペルソナ法を敷衍して現代社会の現象である晩婚化・少子化、複数恋愛に対して、早婚化・多子化・単数恋愛にしたらどんなライフスタイルになるかをシミュレーションしている。
 そして知見の1つとして晩婚よりは早婚、少子化よりは多子化、複数恋愛より単数恋愛のライフスタイルの方が魅力的ですよというのが、ここでのシミュレーション結果であり、この小説の知見としている」。
 このシリーズ最後の幕間の話でした。7月も最終章が続きます。
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