夏のある日ユウ君のママが東京で保険会社の研修だというので2週間は不在だ。なにしろ小春が泊まりに来てユウ君のご飯をつくってくれるので、ママは彼女によろしくねっていって心置きなく出かけていった。やっぱ彼女を早くつくっておくと便利なのだということをママは知っている。
だから小春も、泊まり込みでユウ君と夏の休暇だ。このときばかりは学校もないから、さすがに勉強をしなくてよいし、時々通う塾の夏期講習だってお盆の頃は休みだ。
だから朝の光射すベッドの上でユウ君に抱きかかえられながら小春はめざめた。ユウ君はまだ眠りの底だし、小春はまどろんでいる。
昨日は、久しぶりの自由だといってユウ君が3回も続けてやったんだった。
だからユウ君はピクリとも動かずに熟睡しているし、小春も股間が少し痛い。
3回目は、もっとしようとユウ君がいって小春がユウ君のコックを口にほうばり刺激を繰り返した。でもなかなかでなかったな。それでも少し時間をおくと、ユウ君はウウッと唸って最後の一滴みたいなものを絞り出したんだった。そしてそのまま意識がとおのいていったんだ。
そんなわけで頭は動くのだけど、身体がとてもだるいから二人とも金縛りにあったみたいに動けない。それを動かそうとする意識がわくのは、お腹がすいたという現象だ。なんかたべて元気にならなきゃという人間の本能みたいなものだろう。
ユウ君「おなかすいた・・・」
小春「じゃあ、なんかつくろう・・・、冷蔵庫にポテトサラダがあったからサンドイッチとスプライトだな。おっ、身体がよろよろする・・・」
そんな使命感でもつくらないとベッドから抜け出せない。
小春が痛い股間を引きづりながら少しガニ股で階下に降りてぃいった。やがてサンドイッチを抱えてベッドにやってきた。
小春「寝ながら食べようよう。」
そういってベッド・モーニングだ。
少し食べると元気が出る。
ユウ君「夜は庭でバーベキューをしようよ。」
本気なのかどうかはわからないが、元気になったらお肉と野菜を買いにゆこう。
そう思いながらまた寝てしまった。
・・・
夏の風が通り過ぎる小樽だ。
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