なぜか混んでいる沖縄便であった。Peachの最終便を予定していたら朝一番の便しかとれなった。早起きしてゆくほかない。だから午前10時頃には那覇についた。
沖縄は、時間をつぶすのに悩むところである。ならばプールサイドで半日日焼けしよううと目論んだ。プールのある市内のホテルは限られているが、どこも環境が今ひとつであり、ここならよかろうと出かけたのが首里近郊のダブルツリーヒルトンだった。外観は風雨にさらされたような建築だが、椰子が茂るプールサイドはまあよいのでは。昼時だったので閑散としていたのが素晴らしい。そして雷雨がきていたためかプールサイドには誰もいない。まったりとしたあまり上質ではない水質のプールで泳ぎ、プールサイドでハナノミカサゴの水彩を描きながら時間をつぶしていた。最近複雑な形態のカサゴのスケッチに没頭している。いつも過剰なヒレに惑わされて形が取れない。こりゃヤマブキベラにヒレを付けたスケッチになり情けない。
そのハナノミカサゴには、万座で潜ったときに岩陰にいた。早速水彩画のモチーフ用にとしゃかりきに2枚撮影したがあかん、1枚はピンぼけ、2枚目は手前の小魚にピントが合っていた。あと1枚真横から撮影しておけばよかった。ニコンAW130は、当たるも八卦当たらぬも八卦だから数打ちゃあたる方式で撮影しているが、そのヒレは猛毒でなので早々にあきらめた。またどこかで遭遇するだろう。毒ヒレにさされたくはないが。
得てして魚の形態は単純なものが多いが、カサゴはそのヒレで描く側を惑わせてくれるところが面白い。だから描きたくなるのだが。
沖縄県万座ナカユクイ
NikonAW130,ISO125,焦点距離12mm,露出補正0,f/4.5,1/50