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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編382. 陽旋法の調べ

2018年12月07日 | Okinawa

 三日間の短いダイビング&沖縄の街徘徊だったけど、調度私が訪れた時の沖縄は、まだ半袖の人がいたりして暑かった。

 このブログ「2018年7月18日ZEISSの空気33.南の島の話」で書いた話の要約。

「貴方が沖縄の女の子をナンパするのに成功し、可愛さ余ってセックスの頂点で「嫁にでも来るかい?」と口を滑らせれば、すかさず女の子は「ゆく!、ゆく!、ゆくーー!」といってはてたとする。翌日白河夜船で寝ている貴方のホテルへ、沖縄の民族衣装(琉装)に身を固めたナンパした女の子がお母さんとやってきて、「片親ですから、ふゆきとどきの娘ですが、もらってくれてありがとうございます」と娘を差し出されて貴方は一巻のお終いとなる」、という南の島の話。

 夜行きつけのスナックへゆく途中で、以前撮りそびれた沖縄料理屋の前で店の呼び込みをしていた女性を再びみつけて「写真を撮らせてください」と頼んだから「あら、よろしいですよ」といって快く撮らせてくれた。沖縄の女性は気さくだ。その気さくさは京都の舞妓さんを撮るときにも経験した気さくさだった。このお店は、リーズナブルな沖縄料理のお店だって。今度仲間をつれて食べに行こう。

 どうでしよう、この姿でナンパした女の子がお母さんともども琉装で現れたら、思わず首を縦に振っちゃうかもしれない。南の島にはそんな気さくさがあるかなぁーと思っていた。もっとも大方の旅行者は、彼氏彼女同伴で沖縄に来るけどね(笑)。

 そうそう、ゆきつけのスナックが今年で閉店だというので、ママに花でも贈ろうと思って花屋で花をこしらえてもらっていたら、やはり同じような目的でママに送る花を注文している中年の男性と鉢合わせした。同じような目的でスマックのママに送るんだなと思っていたら、やはり気持ちだよねぇーと話しかけてきた。そして俺の花もみてよ、といいつつ、別れ際に握手していた。

 どこか気さくで明るく音楽でいえば陽旋法の調べが聞こえてきそうな沖縄である。

 

沖縄県那覇市PAIKAJI

iPhone7S

ISO100,焦点距離3.99mm,f/1.8,1/13

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PEN LIFE1578. 同じ位置から・・・

2018年12月05日 | Okinawa

 

 このブログがアップされる頃は、今年最後のダイビングをしているでしょう。

 それはさておき、見比べて頂きたいのが「2018年11月11日男の子のこだわりかな!」にアップさせたフィルム画像なのですが、これと同じ位置から同様の画角でデジタル機材で撮ってみたのが今日のトップ画像です。

 両方の画像を見比べれば一目瞭然ですが、デジタル機材は写りすぎるんですね。そしてF4の明るさのレンズですからあまりボケない。それぞれ機材の特性があるから使い分けてゆけばよいのですが、フィルム画像も捨てがたいところがありますね。

 最初ポジネガをみたときは、ガッカリするような写り方でしたが、photoshopが加工してゆくに従って結構よい雰囲気になってきます。

 得てしてデジタル画像は露出系の測光方式が異なり(ニコンF3は中央部重点測光、オリンパスはESP評価測光)、デジタルでは明るめに写ります。そこで今日の画像もphotoshopでトーンカーブを操作してかなり暗くしています。

 もちろんデジタル画像でも色の発色は良いし、画像もブレ補正されてしっかりとしていますが、それはある種完璧すぎて、できすぎているのではないですかと思うこともあります。だから、むしろどこか危ういところがあっていいんじゃないかと私は考えています。そんな危うい画像も捨て去りがたいと思います。

 さらにモノクロ画像だったら断然フィルムです。というのもフィルムの粒子がデジタル機材にはありませんし、もちろんデジタルにもギミティックな荒い粒子補正がありますが、やはりフィルムの比ではありません。そんなことを考えると、やはりフィルムも捨てがたいわけです。

 さて、今日は牧志市場界隈のデジタル画像をいつくかあげておきます。多分夜はゆきつけのスナックで飲んでいるでしょう。今年最後の時間を楽しみながら・・・。

 

沖縄県那覇市牧志

OLYMPUS E-M1Mark2、M,ZUIKO DG F4.0/12-100mm

ISO3200, 焦点距離54mm,露出補正-0.7,f/4,1/50

ISO200, 焦点距離100mm,露出補正-0.3,f/4,1/15

ISO200, 焦点距離100mm,露出補正+0.7,f/4,1/125 

 

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PEN LIFE1577. 首里城

2018年11月20日 | Okinawa

 現代において復元されたとはいえ那覇の街に浮かぶ世界遺産首里城建築群は美しい。第二次世界大戦で焼失したとはいえ、それまでは建築群が現存していたから写真も図面も残されていたのであり、それは本当に復元されたのであって、想像復元とは水準が違う。1406年から1879年まで尚氏一族が君臨し首里王府が形成され、沖縄固有の世界が広がっていた。

 1372年に浦添グスク王が同時の明に入貢と歴史には記載されており、このあたりが中国に、沖縄は中国領土だと言わしめる要因があるのだろう。もちろん1606年に薩摩が琉球に侵攻してきたので、その後は日本の支配下に置かれており、そして1945年以降アメリカの支配下となり、その後日本に返還されて現在に至るという少し複雑な歴史がある。そのために沖縄県民の意識は歴史以上に複雑なのだろう。

 そんなわけで1972年まで沖縄はアメリカ統治時代が続いた。だから今でもアメリカ文化の名残が沖縄には残っている。当時の米軍住宅は、そのままウチナー達の店になり、それ自体が小さな集客スポットだ。

 さらには、アメリカ製ソファーが日本本土と比べれば格段に安いと聞いた。それも綺麗な彩りでセンスが良い。そして米軍関係者が滞在中に購入したソファーが中古で破格の価格で売られていると聞く。ソファーが厚く幅広なので座り心地と寝心地がとてもよいそうだ。ならばいずれ見に行こう。見に行くだけなんだけど。

 さてさて那覇空港でアメリカのハンバーグ屋a&wに立ち寄った。びっしり具がはいったハンバーグはマックよりはるかに旨い。TheA&Wバーガーがいつも売り切れなのは悲しいのだが。今は街中から置き土産としてのアメリカの文化ぐらいしかないが、それでも米軍基地はガンと居座っている沖縄である。

 首里城に話を戻そう。首里城を訪れるのは薄暮の頃がよさそうだ。観光客のいない静かな空間が首里王朝の空気を少しは感じさせてくれそうだ。夕方西(いり)のアザナに上がり那覇の街の夕焼けを期待したが少し期待外れだった。明日は天気が悪そうだ。

 今回久しぶりにフィールド調査用機材であるオリンパスE-M1MK2を持参した。ローバスフィルターがないこともあり、ブログラムが進化したためか綺麗な画像だ。へぇーーっ、進化していたんだ。それにしても手持ち0.5秒とはあきれるぐらいの設定だが手振れ補正機能のおかげて画像はぶれていない。オリンパスの手振れ補正機能は強力だ。フィールド調査では万事これ1台でよいのだが、つまりデジタル機材は映りすぎるんですね。そんなわけでニコンF3+MD4も持参していた。

 

 

西(いり)のアザナから

 

首里城奉神門

 

守礼門

 

 

西(いり)のアザナ

 

那覇市首里

OLYMPUS E-M1MK2、M.ZUIKO DG 12-100mm/F4.0

ISO3200, 焦点100mm,露出補正-1.7,f/5.6,1/13 、

ISO3200, 焦点66mm,露出補正+0.3,f/6.3,1/5

ISO3200, 焦点12mm,露出補正-0.7,f/6.3,0.5s

ISO3200, 焦点24mm,露出補正-2,f/5.6,1/30

ISO3200, 焦点92mm,露出補正-1.3,f/6.3,1/200

 

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Nikon Freak209. 男の子のこだわりかな!

2018年11月11日 | Okinawa

 今度は、ニコンF3にCarl Zeissのマクロ・プラナー100mmで撮影してみたポジフィルム画像をデジタルデュープしてアップさせた。ピントでも合わせ忘れたようなポジフィルムの柔らかさとシビアな被写界深度が渾然としていて私的には好きな画像だ。この暗さなら絞りは開放しかできないから被写界深度がすごく狭いわけ。多分赤い扉のあたりにしかピントは合っていない。photoshopでシャープをかけた以外は、デュープした画像のままだ。

 ポジの元ネガは大変綺麗なのだ。それをデジタルデュープにするとやはり色や画質は相当落ちる。そこでphotoshopで回復させるわけだ。これ必需品です。

 ポジフィルムをデュープした画像をみると、最初は何かさえないなぁーと思いガッカリするような画像なんですね。それがphotoshopで補正してゆくと、ポジフィルムの色がすごしずつ蘇ってくるわけです。蘇った画像をみていると、ヤッパデジタルのほうが綺麗だぜと思うのだが、長く見ているとようやくポジネガ・・・デュープ画像も綺麗だなと思えてくる。そうした見え方やわかり方ってライツのレンズを使っていたときのような感覚と似ている。つまり長く見ていられる画像であって、眼の色に対する慣れも加わり見慣れると、多分立体感も感じられるし飽きがこないのではなかろうか。それはデジタル画像では得られない経験だと思う。

 ISO100のフィルムではこんな暗い市場の奥では、通例使えないと考えた方がよい。実際私も暗い市場のポジネガをみたら、ぶれている画像が多かったけど、昔はそれでもみんな工夫して撮影していた。それにしても、なんでこんな面倒な機材を使っているかといえば、やはりデジタル以上に綺麗なポジネガの美しさ、そしてモータードライブの感触!。

 こんな暗いところなんか、最初からISO感度がオートでシフトするデジタル機材で撮ればよいのにといわれれば、まさにその通り。しかし、そうしないところが男の子のこだわりかな!。被写体を観察してどう撮影すればよいかを考えてから撮る、そしてカシャ!、キュィーーン!!、このメカニカルな機械の感触にはまるよ。

 ついでに、もう少しフィルム画像を貼っておこうか。曇っているときのトーンが均質な画像の方が綺麗にとれる。つまりポジフィルムはラチチュードが狭いのだ。写り方は、デジタル機材と変わらないことがわかるでしょう。ただしフイルム代は高く、現像が必要だし、ブログ用にはデュープ撮影が必要と手間は盛大にかかる。もう少しフィルムを安くして欲しいな。法外に高いからみんなデジタルにいっちゃうんだよ。

 

那覇市福州園 Distagon25mm/F2.8、プロビア100

 

那覇市福州園 Distagon25mm/F2.8、プロビア100

 

那覇市首里 Macro Planar100mm/F2.0、プロビア100

 

 首里 Macro Planar100mm/F2.0、プロビア100

 

那覇市牧志市場

NikonF3+MD4、Carl Zeiss Macro Planer100mm/F2.0、プロビア100

デジタルデュープ:EOS1DSmark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak208. フィルムは濃口醤油の味がする

2018年11月10日 | Okinawa

 リバーサルフィルムの現像が上がってきたので、このデュープ画像をアップさせた。先ずはCarl Zeiss Diatagon25mmだ。マグロの競りが既に終わり閑散としている。

 早朝の市場なので自然光がない。ISO100のフィルムだから、絞り開放でスローシャッターだ。本来なら手前のマグロの眼にピントを合わせて背後をぼかすが、あえて真ん中あたりにピントを合わせてみた。どうせ広角レンズだから画面全部にピントは合うさと思っていたら手前には合っていない。そのあたりの被写界深度は結構シビアだったことを思い出した。ちゃんと被写界深度を確認しながら撮影すればよかったか。

 フィルム機材は、丁寧に撮るべきというのが教訓。というのも今回はシャッターが遅く手振れが多かった。フィルム自体の価格が高い事もあるが、光のコントラストが大きな所はさけ、できれば均一に光が回るような被写体がデジタルデュープしたときもよい画像になりそうだ。そのあたりがデジタルの乱射というわけにはゆかない。でも床のぬれた状態とか背後の橋のあたり見ていると、色がビシッと決まっていて、薄口醤油のデジタル画像と比較すると、こちらの方が濃くてよさそうだ。フィルムは濃口醤油の味がすると、例えればよいか・・・。

 実は、泊いゆまち泊漁港市場のなかにある朝の6時から開いている定食屋で朝飯にマグロ丼を食べようと訪れた。しかし月曜日は定食屋がお休みであった。ここをのがすと食べるところがないのが魚市場の悲しいところだ。また再度訪れよう。

 さてニコンマウントのディスタゴンはもう少し使ってみたいレンズだ。だからニコンDfで使うのが良いかなと考えていた。今は、裏面照射型イメージセンサー搭載、ローパスフィルターレスで画像が鮮明、最近ようやくバッテリーの持ちが向上したSONYα7R3で、このレンズをつかってみたい。どんな写りになるだろうか。そのα7R3は、まだ発売後1年ぐらいであるから、時間がたつと半額近くまで価格が下がる。買い時があるんだな。それに望遠系ツァイスが揃っていないこともあり、これは来年回しにしよう・・・。

 最近発売されたニコンとキャノンのミラーレス一眼レフをみていると、どちらも従来よりさらに大きな口径の高性能レンズが付けられている点が類似している。どうしてレンズが中判機材みたいに巨大で高価になるのだろうか?。

 それは画素数が異常に高くなってきたのでレンズの性能も上げざるを得ない。そこで大きなガラス面をもった高画質・高価・巨大レンズが必要になってきたと理解できる。つまり新しい高画質ボディでは、安いレンズだと画質の悪さが際立ってくるからだろう。だから高性能レンズだ。というので、これはミラーレス一眼レフのジレンマ。これからは小さなボディに巨大なレンズをつけろ!、というわけだ。機材は小さくなったけどレンズが大きくなるのは中判機材のクラスだ。こちらは中判機材は望んでいないので、まあフイルム機材&iPhone派に転向したりしてさ(笑)。

 つまりプロダクトの仕様は、時間の経過とともに高機能化、そして付加機能が増殖してゆく傾向が顕著だ。さらにはソフトも似たような傾向がある。最新のwordやexcelを操作すると、なんと編集機能まで加わり以前より大変使いにくいソフトになっている。いらんでしょうよ、excelに編集機能なんかさと私は思うが。

 こうした傾向を踏まえると逆の傾向もありうる。つまり不用な機能を大いに削除し小さく明快な操作性をもった高性能なプロダクトデザインが生まれてくるだろう。PCから不要な機能や操作を全部除外し、ソフトを簡略にしたiPadやiPhoneの開発姿勢がそうだったのではないか。から今の撮影機材の重厚長大化傾向は、これからの私達の志向性とは逆かな?。ミラーレス一眼レフの巨大なレンズをみていると、昔のブローニー版フィルムを使う中判機材の系譜を思い出させる。

 

那覇市泊いゆまち泊漁港市場

Nikon F3+MD4、Carl Zeiss Distagon25mm/F2.8,プロビア100

デジタルデュープ:EOS1DSmark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak195. 琉球武術空手の風土

2018年10月28日 | Okinawa

 首里城の土産物屋の芝生を横切ったら、外国人達が空手の稽古をしていた。そう沖縄は、世界に名だたる琉球武術空手の風土なのだ。WEBの解説によれば、県内に300カ所以上の道場があり、毎年1500〜2000人の外国人が空手の修行で沖縄へきていると書かれてあった。

 gooのブログで空手を修行したと思われる外国人が執筆した興味深い記述をみた。その一文を原文のまま引用する。

沖縄と言えば何でしょうって??言われたら連想されるのが沖縄そば 泡盛 エイサー シーサー ハブ マングースー ちんすこー 首里城 海 北谷町 赤瓦 石垣 水牛 国際通りが一般ですが、いつも思うのですが琉球空手、琉球古武道・ダイビング・ガラス工芸・等が沖縄で一番やって損しない体験ツアーがあるって事に多くの人は気づいてないようです。旅行先で行く行く聞く事のほとんどが現地に行って楽しかった・・・って聞くんですが、地元県民として話を聞くんですが、何が楽しかったのって聞くと何処何処のホテルや海が奇麗だったって聞くのがほとんど、まー地元県民からしてそれだけ?ってなるんです。
沖縄に来て楽しかったって行ってもらえる事は凄く県民としてありがたいんです来てもらえるだけで沖縄の市場価値があがりますから。しかし具体性が薄いまま沖縄を後にしてしまう旅行者が後を絶ちません。お金も、もったいない。
そんなのなんのシンパシーも感じれません、沖縄って民芸品やレストラン首里城、本土とは文化が違うので見る物のほとんどが真新しく感じられるけど、そこまで心から楽しいはずが無いと冷めた意見サイドの方からしての意見です。しかしそんなカテゴリーの中で沖縄が好きになってしまう。
そんな少ない素材のなかでどうも沖縄が好きになるという意見がどうも分からない。」(注)

 これを書いたのは外国人で沖縄へ空手の修行で訪れ、沖縄の観光について言及したものとして興味深い。もう6年程アップしていないので、これを書いた本人は本国へ帰ってしまったのだろう。彼が指摘したことは、いまも通じている。

「沖縄にきてどこがよかったですか?」

お姉ちゃん達にたずねれば・・・

「やっぱり美ら海水族館!、綺麗な海!!」

(あら、全部作り物で感動するんですか!)

カップルにたずねれば・・・

「やっはりブセナ・テラスからみた海の色と夕焼け!」

(はいはい、彼氏とセックスしながら垣間見た海の風景ね!)

そんなステレオタイプ化した反応が予想できる。

 やはり空手修行をした彼のブログを読むと、日本人と外国人との観光に対する意識の違いを感じる。実際観光ツアーも著名な人気スポットを徘徊してゆくけど、「かのくにのヒカリをみる」のが観光という文字の本来の定義からすれば、沖縄の光っている部分は観光地だけではないでしょう。

 やはり先の彼の記述にあった、琉球空手、琉球古武道・琉球舞踊・ダイビング・ガラス工芸・染色・沖縄の三味線(三線)等々が沖縄で一番やって損しない体験ツアーは数多い。もちろんこちらの方がお金はかかるが、沖縄県人と交流し、沖縄のお酒を酌み交わしつつ、沖縄の料理にトライし、そして沖縄の風と美しい海が垣間見える。

 つまり本来の観光というのは、アクティブな目的があってその土地の文化を学びにゆく。そんな勉強をしながら、沖縄の文化・歴史を理解して行くことが本来の観光でしょ。

 さてフィルムも使ってしまったので、ニコンW300で街の徘徊。この小さなボディが使いやすいわけ。気温が高くなったらレンズの中が曇ってきた。こういうのは時間がたつほかない。まあフィルターがかかったと思えばええかの気分で街の徘徊を続けていた。

 

(注)沖縄の心・舞と武からの伝統芸能:https://blog.goo.ne.jp/-zeke-/e/7483bd9ee0f81b225520c9c409055567

 

那覇市首里城

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/4.1,1/1000

 

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Nikon Freak194. 玉陵(タマウドゥン)

2018年10月27日 | Okinawa

 たまうどんと書くと沖縄そばの親戚と思われるので、ここはタマウドゥンと書いておこう。これまで世界文化遺産の玉陵(タマウドゥン)を訪れる機会がなかった。

 今回は、修学旅行生の列を避けつつ、ようやく訪れることができた。見られるのは外観だけだが二重の外壁に仕切られた空間、3つの陵墓が心地よい大きさで僅かに向きを変えて配置され、各陵墓のプロポーションも綺麗な収まりだ。

 玉陵は、琉球王朝を統治した尚一族のお墓であり、何故か初代の尚巴志の墓はなかった。尚氏は初代の後内紛があり、陵墓に残されている墓は第二尚氏以降のものだ。

 ここは修学旅行生達が多くやってくる。気温28度で日差しが強いので日陰に固まっている。「なんだ石の墓かよ、こんなの、何が面白いかなぁー」という顔がありありとうかがえる。でも、この空間の配置は彼らの記憶に不思議な違和感として残るかもしれない。そこが大切なところだ。記憶の隅に本物の空気がのこされていればよい。所詮建築物の一つだから。

 入り口脇の切符売り場の地下が展示室になっている。そこの写真がえらく古くて、いつのころのものだろうか、迫力がある。まあいやでも、ここを見てから陵墓にゆけということらしい。

 一般に沖縄は、墓を立派につくる風習は、王家にとどまらず古くからの家でも石造の墓をつくる。結果として今では、某市役所の敷地の脇といつた具合に、とんでもないところに墓がある。それはあとから役所が墓のそばへやってきたということなのだが。そんなわけで、市内に墓が点在しているといってよい。これまで住まいをつくるのと同じぐらいの費用を投じて石造のお墓をつくることに腐心してきた。

 そこまでして、自然崇拝か・・・とため息がでる。

 

那覇市首里城

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離14.1mm,露出補正+1,f/4.6,1/100

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Nikon Freak193. 旅の終わりから

2018年10月26日 | Okinawa

 仕事を抱えながら3日間のダイビングに出かけていた。今回は懸案事項発生の仕事があり、どうしても今日中にかたづけなければならない仕事もある。だからこのブログも画像をひろう時間がない。そんなわけで最後の画像から、つまり旅の終わりから書き始めよう。旅といってもたかだか5日間だけど。

 ダイビング後は18時間飛行機に乗れない。気圧が高いところから低いところへ移動すると。人間の体に大きな負荷がかかるためである。だから最終日は早くても午後の飛行機、そりゃ時間的に中途半端なので、最近は夜の飛行機で帰ることが多い。だから昼間は那覇の街を徘徊している。

 そんなわけで昨日は、首里の泡盛工場がある散歩コースをあるき、琉球王朝を統治していた尚一族の陵墓、玉陵(たまうどん)をみつつ建築的に良い空間ではないかと感激し、首里城の脇を抜けて沖縄のソーキそばにありつき、カンヌ映画祭パルム・ドール賞を獲得した「是枝裕和監督:万引家族、2018年公開」を見ていた。映画を見終わると、自分が沖縄にいるということをすっかり忘れている。さて歩いてうちへ帰るか。あっ!、ここは京都じゃない!。これから飛行機に乗るんだった。そんな空間を飛び越えるような感覚が面白いけど、さて意識を立て直して帰らねばであった。

 そんな秋の1日は陽が早く沈むようになった。寂しく感じる秋の気配である。

 

 「首里そば店」

 

沖縄県那覇空港

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離86mm,露出補正0,f/4.9,1/160

 

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Nikon Freak185. 牧志の市場

2018年10月06日 | Okinawa

 牧志の市場は、それ自体は大きいのだが、それほど訪れる人が多いわけではない。観光客が訪れるのも国際通りから公設市場ぐらいまでだ。しかし道は輻湊し、入り組んだ路地を抜けて行く面白さがある。シャッターを降ろした店舗が圧倒的に多い。時代とともにこれから変わってゆくのだろう。

 店の前にはテーブルが並んでいる店が多い。テラスというわけだ。那覇にはこうしたしつらえの店が多い。暑い室内よりは外の方が涼しいとするこの土地の気候もあるのだろう。

 それに何故かこのときは撮影に腰が引けている。露出表示が自然光に頼っているので見落すこともあるし、突然フィルムの感度をあげることはできないので、思わず低速シャッターで撮影していたりする。そのあたりがデジタルとは大いに違うところだ。もちろんピントはマニュアルよ。

 上の画像ぐらいに光が均一の状態であれば、フィルムもデジタル同様に使うことができる。コントラストが少ない方が綺麗なのだ。つまりポジフィルムのラチチュードは、デジタル同様に狭いわけだ。

 さてオリンパスの水中機材一式はあげてしまうし、SONYα6000とツァイスレンズなどのシステム一式もあげてしまった。そうなると次の候補はSONYα7のシリーズでもよいのだが、いかんせんSONYのレンズがないから、コシナ・ツァイスレンズとニッコールレンズが揃っているニコンDfか。それはなんか色が今ひとつなのだが、目下価格が下がるのを待っている。もう18万円代なので手を出すのはあと一息か。そうなると完全にニコンフリークだ。まあ昔に戻っただけだけど。今一SONYの方が色が綺麗だよね。

 ニコンF3+MD4とニコンDfという組み合わせも、一寸ニコンレンズシステムの使い道が増えてきて、なかなかおつだと思うあたりに機材フェチの根性が見え隠れしていて、我ながら笑える。在庫処分というとどこか牧志市場のお店の閉店間際みたいだ。そんなことを思うと寂しい時間がくるのだろうか。

牧志の市場 

那覇市那覇市

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak184. 沖縄の植物

2018年10月05日 | Okinawa

 建築屋の好みで建物の外壁を植栽でおおうなんかええと思うけど・・・。

 それは本州人の発想であって、沖縄でやったら大変なことになる。何しろ少し植栽を植えれば一気に予想以上に成長し、そして人が住まなくなったとたんに植物が建物を飲み込みはじめ、やがて建物は植物で埋没してしまうからだ。沖縄は、植物の成長が著しく早い亜熱帯地方である。もちろんバナナだって家庭菜園でできるぐらいだから、農家では当たり前のようにバナナやパイナップルが収穫でき、お店で売っている。

 だから沖縄の建築家の視点としては、植栽なんて気持ちの悪い存在とする意識だろう。むしろ植栽なんかしなくてよい。できればコンクリート打ち放しで植物皆無とする、そんな美意識が成り立つのが沖縄の建築風土だろう。それを芝にするといったらもう管理が大変なのだ。ほっとけば飛んできた種が雑草を大いに繁殖させてくれる。だからリゾートホテルの芝の管理などは大変だろうと推測する。

 そう都合良く、沖縄の風土は南国的な植栽の風景などをつくってはくれない。いや私達が南国的だと理解している風景は、大概は意図的につくられた風景だといってよい。自然といったら、それはほっておけばジャングルになることを意味する。それは都市とて例外ではなさそうだ。

 今日のブログの画像は、すべて那覇市の都心風景だ。下の画像などは画面隅に国際通りに面して建っているホテル・JALシティが映っている。そういうところなんですね、沖縄は。

 

 

 那覇市国際通り裏

 

那覇市那覇市

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak183. 首里三筒

2018年10月04日 | Okinawa

 上の画像は、いつも撮影するモードで撮影した。

 左側がフィルム機材NikonF3+標準レンズでフィルムはプロビア、右側がデジタル機材SONYα6000+Ziessにズームレンズで風景モードで撮影したもの。

 このときは、露出も焦点距離も撮影モードも特に同じ設定にはしていなかった。だから比較はできないが、画像の見かけに限ればデジタル機材は少しフィルターでも描けているかのようなブログラムで補正しているためか見栄えが良く、フィルムは地味だなと感じてしまう。

 しかし、そもそもフィルムかデジタルかを比較すること自体が適切ではない。被写体のTPOに応じて使い分けてゆけばよいだろうと思われる。

 首里三筒は、琉球王朝時代に泡盛の製造が許された3地区の総称だ。

 さてモノレール首里駅から始まる街歩き首里三筒のコースは、泡盛工場と城下町の散策路だ。首里そば店の脇を抜け、いくつかの泡盛工場を通り過ぎ、街が一望できる公園があり、琉球王朝時代の別邸迎賓館があった御茶屋御殿跡があり、石畳の道、そして首里城に至る変化のある散歩コースだ。住宅街の道の奥に城壁がドンとみえるなんざあ少し王朝時代の空気も感じさせてくれる。散策路から突然那覇の街が一望できたりして変化もある。

 街まーいというガイドが市内の各コースを案内している。それでWEBをみたら、代表的観光地以外は開店休業中が多い。なんだぁーの気分だ。特に早朝の魚市場見学に朝の海鮮丼なんていうコースは、是非案内して欲しいのだがいつも休業中だ。残念自分で回るほかなさそうだ。

 さて散策路途中のフィルム画像でもアップさせておこう。ボーンター積みと呼ばれる民家の石垣と那覇の市街地。海の向こうに慶良間諸島が僅かにみえている。

 ボーンター積みの石垣がある民家

御茶屋御殿跡

 

那覇市首里

NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2、SONYα6000-CarlZeiss18-70mm/F4

デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8

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Nikon Freak182. フィルム画像とデジタル画像

2018年10月03日 | Okinawa

 さて沖縄のフィルム画像に戻ろう。黒い船の部分は、複写したときにつぶれていたので、Photoshopでレベル補正を空に合わせて補正したので過激な色合いになった。沖縄に台風が来る前日は夕焼けが綺麗だという話を聞いたことがある。夕方軽食ルビーに出かけた帰りの泊港からの夕陽だ。

 今日も含めて5回、ポジフィルムからのデュープ画像をアップさせた。もちろんデュープ機材EOSは忠実設定にしてあるので、一応ポジフィルムの画像をそのままトレースしたと理解している。それでもどこかEOSデジタル的解釈が入ってくるだろう。

 例えばデュープはさらにフィルムのコントラストを高くする傾向にあるが、やはりデジタル機材で複写しているからどうしてもポジネガの色とは言い切れないところがある。そこでポジネガをみながらphotoshopでの修正が必要になってくる。

 だからコントラストの差が大きい被写体では、やはりラチチュードが狭いポジフィルムの特性を反映し、あまり好ましい画面とはならないこともある。従ってコントラストの少ない曇り空での撮影の方が、デジタルにデュープしたときに再現しやすい。

 フィルムの欠点は、ISO感度が決まっていること、フイルム代と現像代が高く時間がかかること、露出データをメモしない限り撮影データがないこと、などであろうか。それでもある種の発色の良さがあるだろうと思っている。そのあたりは、フィールドワークの目的に応じて使い分ければよいだろう。例えば電気がない村に一週間以上滞在するならフィルムといった具合に・・・。

 参考までにフィルムとデジタルの機材で撮影したそれぞれの泊港を添付しておこう。

フィルム画像(三脚不用で撮れる限度かな)

 デジタル画像(フィルムでは三脚必須だが、デジタルでは手持ち撮影で)

 

2018年8月、那覇市泊港

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2。SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar E F4/16-70,mm、ISO2000,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f/4.5,1/100

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak179. 月光荘の路地

2018年09月30日 | Okinawa

 昔はダイエーのスーパーが入っていたジュンク堂のビル裏の道から1mにも満たない路地を入ってゆくと、もうポロ屋といいたくなるゲストハウス月光荘にゆく。

 ナイクブ古墳群に面しているので、そこだけ緑が多い都心とは異なる空間だし、これに面して立ち並ぶ民家群が、もう台風の風雨と時間の経過で、次の台風で飛ばされそうなボロ屋ばかりである。その一角にゲストハウス月光荘がある。もちろんリーズナブルな料金で泊まれるゲストハウスだが、泊まるのには割り切りと覚悟がいる。

 月光荘の路地向かいに半屋外の居酒屋がある。半屋外はこの地方の気候を考えれば、適切な作り方であるが、やはり見事にボロだ。

 ポロ屋であるまでは我慢の限度だが、一気に幻滅したのは路地沿いに山積みのゴミが放置されていることだ。やはり衛生面では問題もある。こういうところこそ市はせっせとゴミ清掃に勤めればよいのだが、あまり行われておらず、なにかしらのいきさつがあるのだろうか。こうした不潔感にリュウキュウアオヘビが出没するだって!、もうやってられないよと思うけどな。

 沖縄は、台風が頻繁に訪れ湿度も高いので、概して木造の建築回りはジメジメしている。だから建物の傷みも早いし見事なポロ屋も多い。そりでいて人が住まなくなると、一気に旺盛な植物が建物を覆い隠してしまう。沖縄は、なんともワイルドなところだ。

 そんな那覇市街地の戦前の風景模型でも。こうしたジオラマは、結構昔の街のイメージがよく伝えられて面白い。いっそ全国の博物館でこんなジオラマ模型を制作展示したらと思う。というのも日本の大半の町は戦災で焼けてしまったので、精密な模型で往事をイメージできてる体験は貴重だと思われるが。

 さて昨日は、台風24号チャーミーの影響を、那覇市内琉球新報のライブ画像をYouTubeでつけっぱなしにしてみていた。まともにライブが見られたのはこれぐらい。後はアクセスが集中してパンクしたか?、それとも停電か?。それともカメラが飛ばされたか?。8箇所設置してある宜野湾市のライブカメラに至っては全く見られない。災害時には役立たない自治体WEBサイトだ。

 昨晩から台風の進路予報を観察していると、進路が東へ東へと微妙に動いていることがわかる。それは上空の偏西風と高気圧が西から東へ動いているためである。昨日22時時点では、紀伊半島あたりに上陸し大阪府、滋賀県を通過してゆくコースが予想されている。それは天気図にみる気圧配置が東へ30km位で移動しているから、予報よりもう少し東側に進路をとるのではないかと私は推測した。それは和歌山県から奈良県、三重県、名古屋を抜け長野県を袈裟懸けする伊勢湾台風コースだ。

 本来ならば大いに東へ押し流されて太平洋側の海上を進んで欲しいのだが、今朝時点の予報ではその可能性はなく東にも流されていない。つまり四国の一部、大阪府南部、滋賀県を通過する室戸台風コースに近い。つまり関西直撃コースが濃厚。伊勢湾か室戸か、あるいは関西か中部圏かとする微妙な角度のずれで進路が違うわけだ。

 スマホが京都市内に緊急速報を流し始めた。なんとスマホを手に取ると情報が消えてしまうではないか。全く役に立たない緊急速報だね。そんなときにiOSのバージョンアップだってさ。もう大笑い、バージョンアップ中だから、避難速報流しても届かんよ。

戦前の那覇の市街地:那覇市立博物館蔵

 

2018年9月4日、沖縄県那覇市沖映画通り裏

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

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Nikon Feak178.  ナイクブ古墳群

2018年09月29日 | Okinawa

 那覇で撮影したフイルムの現像ができあがってきたのでアップさせよう。

 ニコン F3+MD4で那覇の街を徘徊していた。というのもこの当時どうせ台風が来るだろうという見込みでダイビングを1日休みにしていた。数十年に一度の規模の台風は、沖縄はパスして本州に向かった結果、関空が閉鎖になり関西地方に打撃を与えたくれたわけであるが、沖縄にいた私はダイビングに没頭。

 沖縄で一番賑やかな国際通りのすぐ裏に200ほどの墓があるナイクブ古墳群がある。画像はその一つの亀甲墓だ。誰の墓かはわからない。

 今緑が丘公園整備事業で古い墓は開かれ、調査され、姿を消す墓も多いと街ガイド(注)には書かれてあった。そんな都心にハブは見かけなかったがカナヘビやリュウキュウアオヘビには出会ったとも記載されている。怖い物見たさで都心の路地を足早に進んでいった。

 まあ亀甲墓ぐらいは撮影しておこうといっても腰が落ち着いていないのだから流し撮りならぬ歩き撮りだ。すぐそばにはJALシティの建物が見えている。数多くの観光客が跋扈する国際通りからビル一つ隔てると、そこには古墳群のある異質な空間だ。それが沖縄だ。

 あまり関わりたくない街だと思いながら通り過ぎた。といってみないことにはなにもわからない。街歩きは、いつも快適とは限らないのだ。特に沖縄は・・・。

 国際通りの裏でさえワイルドなんだから、綺麗なビーチには猛毒のハブクラゲがおり、夜になれば岩の間からハブが出てくるし、それが亜熱帯地方沖縄の姿。貴方は、そんなワイルドな沖縄が好きですか?、住みたいですか?(笑)・・・。

 さて台風24号チャービーが接近してくる。

 今度は那覇がもろに台風の通過ポイントなので、ここにいればもろに台風の時間だ。ライブカメラで見ると既に風が強くなってきたようだ。その先のコースは、次第に東によってゆくとすれば太平洋側を北東方向へ、伊豆から房総半島の間に上陸するかもというのが私の観察なのだが・・・。

 さてその那覇市の戦前の街の模型が那覇市立博物館にあった。なにしろ暗い博物館の中でニコンF3は、ISO100のフィルムですから絞りはF1.4の開放しか使えない。だから前後の建築は見事にボケすぎてくれる。塔は当時の那覇市役所だったかな。

 戦前の那覇市街地:那覇市立博物館所蔵

(注)那覇まちまーいガイド文芸編:地元ガイドが書いた那覇まちまーいの本、ボーダーインク、2017年

 

2018年9月4日、沖縄県那覇市国際通裏

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

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Nikon Freak137. 1週間ほどこのブログは休みます

2018年09月02日 | Okinawa

 1週間ほどこのブログを休みます。

 まあ最近涼しくなったし、執筆も少し疲れたので。

 925hPaと非常に大きく発達した台風21号チェービーが昨日の予報では、9月4日頃、四国を目指して上陸する予報だ。まあ規模が大きいので台風への警戒をしつつ、台風のワイルドな空気を感じていたいと思う余裕もあるが、気象庁のコース予測では関西直撃のようにもみえるのだが。

 8月18日のブログで書いたショルダーバックで、一昨日京都の街を歩き回ってみた。つまりカメラバックのようにだ。確かに機材は取り出しやすいし、購入した商品などをいれるのはスムーズだが、片方の肩に負荷がかかりすぎるし大変使いにくい。やはりノースフェイスのリュックの方がモノが入るし、しょった方が楽だということに気がついた。なかなか私の体力に合わせたバックの選択は難儀だ。

 とにかく京都の夏のすこぶる暑い時期も、ようやく峠を越したのかな?。

 

那覇市桶川

NikonF3+MD4、CarlZeiss Distagon25mm/F2.8、RVP100

デュープ機材:EOS1DsMark3、EF50mm/F2.8macro

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