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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング1014.小説:小樽の翠918. 明菜姉ちゃんも妊娠した

2025年07月06日 | drawing

 明菜姉ちゃんは彼氏の両親公認の主婦だから、彼氏の家で朝ご飯をつくっている。鮭と卵と納豆とご飯。タンパク質たっぷりの朝食だ。大学の試験が終わったので自動的に夏休みだ。
明菜「あのねぇー・・・、私!、妊娠した!!」。
彼氏「はあっ、!????・・・」。
明菜「生理がこなかったから翠さんに相談したの。そしたら産科につれていってもらって診察を受けたの。検診台に寝てたら足を広げて脇に乗せて・・・、だって。股間を目一杯に広げてというんだよ。それって超恥ずかしいじゃん。そしたら看護師さんが足をもってガバッと広げて脇におくんだよ。この瞬間から女の恥じらいが完全に消えたな。それって突然人生観が変わるよ。それで検査したら妊娠二ヶ月ですって」。
彼氏「オオッ!、できたヵ。このところ激しくやったもんね」。
明菜「そうよ。だって君の精子がタップリでた頃だもんね」。
彼氏「おおっ、でかした!!!・・・」。
そういって彼氏は、フランスにいる両親におめでたのメールを送った。
彼氏「大学はどれぐらい休むかなぁ?」。
明菜「実技ばかりだから妊娠前に一ヶ月、妊娠後に三ヶ月ぐらいかな」。
彼氏「やりくりで進級できそうだね。先生に相談しようよ」。
明菜「そうだね。アッ!、クラスの学生達には、私達の間はなにもいってないよ」。
彼氏「でも先生や事務室には、いっておく必要があるんじゃない?」。
明菜「そろそろ、ばれ時だよん。女の恥じらいも捨てたし、もうばれてもいいさ」。
彼氏「密かに思いを寄せている彼氏が泣くだろうな?」。
明菜「女だもん。赤ちゃんが出来ちゃったら勝ち」。
彼氏「それで産後の準備やらなんやらは?」。
明菜「そのために実家があるのよ。パパママ達が子供達がいなくなったから寂しいといってたし。だから翠さんの病院で産んだら、パパママ達に子供を預けて大学に通うわ。あとはパパママが面倒を見てくれる」。
・・・
彼氏のママからメールがきた。
彼氏のママ「すごい!、孫ができたんだ。パリの仕事が片付いたら日本へ帰るからね・・・」。
彼氏「明菜の実家のパパママ達が面倒をみるから大丈夫だって」。そうリプライした。
・・・
小樽の快適な夏も近い。生まれるのは来年三月頃だろう。春が近いからちょうどいいか。
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ドローイング1013.小説:小樽の翠917. 搾乳ではなく搾精・・・

2025年07月05日 | drawing

 青森のリュウ君が、インポの治療で深夜のフェリーで小樽にやってきた。診療が終わりアチキと昼飯をたべようといういつものお誘い。わざわざ小樽まで来たんだから、飯ぐらいつきあわなきゃ友達がすたる。
リュウ君「フィリピンの嫁が2人目の子供が欲しいといってたのは、前にも話したよね」。
「うん、最初の超早婚の娘さんが嫁にいっちゃったので寂しいから二人目を作ろうという話だったね」。
リュウ君「そうなんだ。それで嫁が積極的で、早速青森市内の人工授精をする病院をみつけたんだ」。
「手回しがよいじゃん」。
リュウ君「それでね、医者が精子を調べるので旦那さんと一緒にこいというわけさ」。
「それで、一緒にいったの?」。
リュウ君「もちろん、嫁にせかされていったさ。そんで、医者が検査用に精子を採取しましょうといって採精室だよ。いきなりそんなところにゆかされたって精子をだす気分じゃないよね」。
「そりゃ、そうだ。でっ、だしたの?」。
リュウ君「そんな無味乾燥の部屋のベッドでさあ、でるわけないじゃん。そんで、嫁が、『さあ、お父ちゃん頑張ってだしましょう』といって積極的なんだよ。それで出す気分じゃないといったら、『よし、手伝ったる』ちゅうわけで、嫁にパンツをさげられて、2つの腕でゴシゴシとペニスをしごくんだよ」。
「おおっ、搾乳じゃなくて搾精ですか・・・」。
リュウ君「私が痛いといっても、嫁は頑張ろうねの一言で、2つの腕でペニスを挟んでグイグイと回したり、上限にゆすったり・・・だよ。ああっ、もうちょっと優しくもんで欲しいのだけど、フィリピンの嫁はそんな加減が下手なのよ。私は『もっと優しく』といってるんだけど、看護師よりも即物的なんだよ」。
「日本人のようには、ゆかないわけだ」。
リュウ君「そうだよ。それで時間をかけるとペニスが痛いし、気絶する寸前だったもん。次第に意識が遠のいていってさあ、やがてなんか変な感じだと思ったら、ようやく出たみたい。嫁は驚喜して採取ビンにとっていたけど」。
「難儀の末にやっと採取できたんだ。まあ、いいじゃん、義務は果たしたんだからさ」。
リュウ君「即検査したら、精子はあるが少し数が少ないけど自然授精でも、ゆけそうだね、という医者の話さ。まあ小樽の病院でシアリスをもらっているからね。そのとき私は思った。女は、ナイスボディも、色気も、ファッションや化粧で装うことも、それらすべてははまさしく仮の姿であり、内実は男に精子を吐き出させ出産につなげるための生殖本能の生き物だったってことを」。
「それが女という生き物の本質だったんだ」。
リュウ君「そうだよ。男は女の虚飾の姿にだまされて精子を増産するんだ」。
「増産しなきゃ生殖につながらないもんね。女は、いつもどうやって男の精子を増産するかということに頭を働かせている。ファッションも化粧も魅力的に飾り立て、愛をささやくのは、やはり最後は精子を増産して生殖につなげるからだろう」。
リュウ君「つまり男の価値はオキシトシンを分泌して種を増産することだけさ」。
「そうなると、女の色気も愛のささやきも、さらには古来からの四十八手も、すべては快楽を通り越して生殖に行き着くための手段だったという結論だね。まあ結論にたどり着いてよかったじゃん」。
リュウ君「結局搾精される動物が男の本質だった。人生の場面場面で愛だの美だのでカモフラージュされてきた女達に騙されてきた結果だろうなぁー」。
・・・
そんな達観した気分で、リュウ君はいつもの列車で青森へ帰っていった。きっと自然授精で二人目をつくるかもしれないな、という予感が彼の後ろ姿に垣間見えた。
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ドローイング1012.小説:小樽の翠916. 美希姉ちゃんの妊娠、追記:ChatGPTとの対話から

2025年07月04日 | drawing

 美希姉ちゃんと直人君の札幌のアパート。直人君は大学の前期試験の頃で、そのあとは夏休みだ。今日は美希姉ちゃんがビデオロケの仕事を休んで産科のクリニックにいってた。
美希「あのねえ直人、最近生理が来ないので今日産婦人科のクリニックにいったの。そしたらホルモンの分析では妊娠2ヶ月過ぎぐらいだって。直人と私達の赤ちゃんができたのよ!!!」。
・・・
直人「えっ!、できた!!。そういえば先月は子宮が疼いているといってたなあ・・・」。
美希「それってすでに妊娠していたのよ!!!」。
直人「二ヶ月前か・・・、危ない日はゴムつけたけどジューンブライドだといって、ここのところ激しく燃えたもんね」。
美希「そうよ。生理なんて平気で遅れるから欲望のままの時にバッチリ受胎したみたい」。
直人「子供ができたか・・・・、うん、つまりめでたい事なんだ!!!。やったじゃないか!、でかした!!!。このボディ・・・・・」。
美希「でね、私考えたんだ。生まれそうになったら翠さんのいる病院へゆくの。あそこで産んで実家でしばらく育てようと思うんだ。だから札幌は直人一人で寂しいけれど卒業まで頑張ってね。それに就活もあるでしょう」。
直人「よし、子供の父親になるから就活がんばりますか・・・」。
美希「時々、ちゃんと実家に顔を見せるんだよ!!」。
直人「それよか、君は仕事していていいのかよ?」。
美希「いたわりながら仕事をする。生まれる直前迄は下帯しめて仕事をしたい」。
直人「医者と相談しながら、いたわってちょうよ」。
・・・
そろそろ夏の心地よい気候になるころだ。

追記:ChatGTPとの対話から
 第1にトランプ関税のタイムリミットが7月9日である。日本及びEUつまり
G7国はまだ合意していない。そして日本政府の動きを垣間見るとトランプさんの嫌いな発言をしている。
 一つはバイデン政権時に発効された米国債権の借入総額は約8.4兆ドル増加し、国家債務は36.2兆ドルへ膨張した。米国債の引き受け国は日本が1.06〜1.13兆ドルと世界トップである。日本の財務大臣が、これを売却するという発言をした。売却すれば米国経済は大混乱となり、その影響は日本や世界にも及ぶ。つまり世界経済の崩壊である。核を使用するのに匹敵する発言だ。
 さらにどうせ3年半我慢すればいいさとする風潮もトランプさんの嫌いな発言だ。二つの発言、いや暴言でトランプ政権に対する日本の信頼が失われたとみてよい。従ってトランプ関税交渉に日本は失敗した可能性がある。石破政権は無視されるだろう。
 第2はトカラ列島の前例のない群発地震である。6月21日以降1,000回の群発地震を観測している。これまでの地震の震源地をみると次第に位置が南西方向に移動するとともに震源の深度が浅くなっている。宝島近辺の浅い震源域には巨大な海底カルデラがあり、直径数キロの陥没カルデラと溶岩円頂丘群が確認され海底からガス噴出も確認されている。これがマグマの移動による火山性地震であれば、今後海底火山の噴火が予想される。これに伴って津波の発生も予想される。噴火の規模により津波の高さも異なる。巨大噴火ならば鹿児島や沖縄、さらにはより広範囲に及ぶ巨大津波だろう。自然のスぺクタルがみられるかもしれない。こちらは避難の必要がないと思われるので(多分!)冷静に待とう。
 今気になっていることを二つChatGPTに尋ねた。
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ドローイング1011.小説:小樽の翠915. おめでたのおやつタイム

2025年07月03日 | drawing

 翠は夜勤だ。深夜のナースステーションのおやつタイムには、ハワイからきたエマさんと芽依さんに晃子さんがやってきた。
晃子「今日は、おめでたのおやつタイムだよーーん。というのもエマが妊娠したでしょ。そして芽依も妊娠したもんね」。
翠「あら、そのいきさつしりたいなぁー」。
エマ「あたし・・・、コンスタンスに日本人の旦那とラブラブしていたら、自然にできちゃったもん。まあ万事ナチュラル、ナチュラルテイスト。うん3ヶ月だよん。狸爺がそういってた」。
翠「それで芽依の処女を装って口説いた感染症研究者は?」
芽依「ばっち処女の演技をして疑似初体験したら彼氏は感激していたもん。結構セックスがすきみたい。研究者ってむっつりスケベが多いらしい。」
翠「それで妊娠は?」。
芽依「そんでね、彼氏の関心があるうちに結婚しようよとほのめかしたら彼氏は『make、make、しよう!』だって。そんで結婚も決まりで結婚式の準備かなぁーと思っていたら、ベイビーができてるんだよ。研究者のムッツリすけべの種も濃いねぇー。狸爺のとこにいったら、おめでた!!、だもん。多分出産が先で結婚式が後ね。赤ちゃん連れて結婚式ね。親たちも呆れていた」。
晃子「二人とも初出産かぁー・・・」
エマ「痛いかなぁー・・・?」。
翠「会陰切開という手もあるしさ・・・」。
芽依「お尻をきるのか・・・」。
晃子「狸爺の腕次第。だって自然分娩主義者だもん。痛くてもできるだけ自然にだしましょうね、だよん。それでもでないときは切るかだよ」。
エネ「じゃ、痛いんだ・・・」。
翠「そうよ。多分赤ん坊が大きいのよ。それは運次第でしょう」。
晃子「まあ、うちの病院は保育室が完備しているから、勤務していても安心して産めるじゃん。破水するまで病院勤務だろ?」。
芽依「看護師長さんからいわれたもん。人手不足だからお願い!、ギリギリまで勤務してーだよ」。
エマ「じゃ勤務中に破水したら、そのまんま産科病棟かぁー・・・、あっこれ便利じゃん」。
翠「コウさんがそうだったよ。破水したらみんなで駆けつけて担架にのせて産科病棟へ運ぶの。とても微笑ましかったよん」。
晃子「赤ん坊をつれて勤務している看護師も多いしさ」。
翠「今度保育室も24時間体制にするんだって。だって夜勤の看護師もいるじゃん。だから病院で寝かせておくんだってさ」。
・・・
日が短い季節の小樽である。
水平線の際がすこし白ずんでいる。
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ドローイング1010.小説:小樽の翠914.玲香ねえちゃんは二個目!

2025年07月02日 | drawing

 昨夜名古屋の大学から戻ってきた。そんな三日間の超集中仕事の余波か、夕べは熟睡。起きた頃には昼をすぎていた。テーブルの上には、生協で揃えてほしい食材のメモがある。雲丹、ホッキ貝、ホタテか・・。この季節の味覚だな。それにジョナゴールドとある。青森のリュウ君からもらった林檎の味が忘れられないわけだ。確かに林檎の味覚は捨てがたい。じゃあ買い出しにゆこう。
 生協2階の玄関先で自販機の珈琲を飲んでいると、階下から慎重に階段を上がってくる頬の赤い派手な格好の女。なんだツカモッチャン家の、いや、今はバス運転手の旦那がいる玲香姉ちゃんではないか。
玲香「おおっ、アチキ・・・、仕事から戻ったか・・・」。
「あら今日は非番かい?。なんかお腹が少し大きいような!?・・・・」
玲香「おおっ!、二個目ができたよーーー。もう七ヶ月だって。」
「おはぎでもつくるみたいだな。今度も家で産むんかい?」
玲香「イヤー・・病院で産むよ」(*^▽^*)。
「最初のツカモッチャン家での出産が、みんなの思い出になっているよ」。
玲香「(*^▽^*)、だってマサヒロ君が最初に発見してくれて、それから産婆さんをおぶってきたり、ママに電話したり、みんな夜通しの看病で大イベントだったもん。アチキの翠さんだって出産キットもって駆けつけてくれたもんね」。
「最初の出産はみんなにとっても思い出深く・・、ちと刺激的な光景だったな」。
玲香「だもん今度は病院だよ!。病院で仕事をしていたら破水してそのまま入院が理想的だな」。
玲香「アチキのところは、つくらないのかな?。翠さん喜ぶよ!」。
「えっ、うち!、まあなりゆきでさ・・・」。
何もかもしっているようで、やばいな。
長話になると、男達を狂わせてきた潤った鼠径部を持つスレンダーな女のボディは、今やベイビーメイキングマシンに変化し、根掘り葉掘り遠慮がないからさ(*^▽^*)。
そう思ったら、缶コーヒーを飲み干し玲香姉ちゃんにバイバイした。
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ドローイング1009.小説:小樽の翠913. 車中で一太郎君と一緒になる

2025年07月01日 | drawing

 アチキも名古屋の仕事を終えて翠が待つ小樽に戻る途中だ。少し早い電車に乗ったから札幌から帰りの通勤客が沢山乗り込んできた。そして偶然ツカモッチャン家の一太郎兄ちゃんと鉢合わせした。
「おや、相変わらず車のコンセプトデザインに没頭しているかなぁー?」
一太郎「ハハハ、そうだといいけど、うち二人目の子供が出来たんですよ。妊娠3ヶ月目だって。だからしばらく車のデザインはお預け。上さんはまだ美容室で頑張って仕事をしている」。
「そうか、優子さんだっけ」。
一太郎「美容師は妊娠しても仕事をするのが多いのよ。女の職場だからね」。
「それは、めでたい小樽帰りだ」。
一太郎「めでたいと言えば、もう一つある。小太郎のところも妊娠したんだって」。
「小太郎君というと防衛大にいった秀才だよね。奥さんが筑波大でデザインを勉強している」。
一太郎「そうだよ。なんでも学生宿舎の夫婦寮にいて、大学に休学届を出して奥さんの実家で出産したあとはパパママに預けて、復学するといってた。きっと子供が出来ると筑波と小樽の往復だよね」。
「交通費かかるじゃん」。
一太郎「防衛大学は、特別職国家公務員として学生手当が支給されるのよ。月額15万一寸で、年2回のボーナスがあって期末のボーナスは52万だって」。
「おおっ、私より裕福。さて一太郎君とこも共働きじゃん」。
一太郎「うちは嫁の実家近くに、お爺ちゃんおばあちゃんの家があるから、嫁が美容室で働くときは預けてゆくんだって」。
「1つの街で親戚筋がみんな暮らしていると便利だねぇー」。
一太郎「それが小樽で暮らすメリットだもん。活かさなきゃ」。
「翼君はどうしたの?」。
一太郎「翼は光凛さんと一緒に沖縄へゆくから、多分落ち着いた頃を見計らって子供をつくるんだろうね」。
「沖縄の子供だねぇー」。
一太郎「ダイビングスクール実習が終わって仕事を始めた頃かなぁー?」。
車窓から石狩湾が夕陽に染まっている。
もうじきナンタルだ。
・・・
さて今週も翠と小樽暮らしが始まる。
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エッセイ901.日本の急ぎ仕事

2025年06月30日 | field work

 本来一ヶ月から二ヶ月とWEBで書かれていた在留カードの申請期間は、今年2月の制度改革で厳しくなり4月30日に取得できたことは前にも書いた。結局昨年の12月12日から今年の5月1日迄フィリピン滞在を余儀なくされた。後半にはフィリピンで処方された薬の副作用で体調を崩した。
 帰国後日本の医者に通い血液検査を受けた。血液自体に問題はなく貧血だと指摘された。当然意欲と体力の減退だから力仕事はできず必要な事務仕事を毎日少しずつかたずける。これでも疲れる。鉄分の補給か・・・。
 日本に帰ってからの仕事は、先ず申請途中だった会社の減資の書類を法務局へ提出した。登記料も更新されて支払わされる羽目に。ついで会社の税金を全て支払った。そしたら入れ違いに差し押さえの書類がきていた。笑える。さらに運転免許証更新の締め切りが5月30日。私の場合は高齢者実習が必要になり教習所で受ける。だがどこも予約満杯で今受け付けられるのは3ヶ月後といわれると間に合わない。そこで京都府警察運転場と相談し、ここで実習を受け付けてもらえた。これで免許を更新する段取りができた。取り急ぎの事務仕事は、それでよかろう。あとはいろいろあるがオイオイと・・・。だって俺、体調が悪いんだ・・・。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン
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エッセイ900.体力回復の日々

2025年06月29日 | field work

 小さな川がはしり護岸に店が並ぶ。夕方は涼しくなるから子供達はバスケートボールで遊び、夕涼みにやってくる人も多く、各家々は夕飯の支度があるから野菜やお惣菜の店や行商の店が並ぶ橋詰め広場界隈といったらアーバンデザイン的好ましい風景であるが・・・。ここの子供達に言わせれば泥棒街であり誘拐事件も起きたそうだ。つまり生活はそんなに豊かではないエリアだろう。だが私はここに何回も撮影に足を運んだ。そして陽が沈む頃、長い田舎道を足早に家に帰った。
 さて日本で血液検査の結果異常はなかったが、貧血であるという医者の指摘だった。貧血というと動悸、息切れ、めまい、倦怠感、頭重などが挙げらるが幸いに私はこうした症状はない。ただ疲れやすく気力が乏しい。食事療法なのだろう。これは次第に栄養をつけて行くほかない。
 だから少し仕事をすると疲れてベッドに横たわって休息。いつもの体調に回復しない毎日が続く。歳をとると回復が長引くとする説もある。帰国後の静養もたしかに時間がかかる。といってかたづける仕事が山積みであり、昨日は法務局から、書類を1枚作成してくださいと電話があり、タクシーで往復した。
 今日もまたかたづけるべき仕事ででかける。毎日少しずつ片付けながら、体力の回復を期待しているのだが・・・。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン 
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エッセイ899.植物に喰われる家 追記:イスラエル-イラン停戦合意

2025年06月28日 | field work

 ブラカンのカテドラルの裏をあるいていたら、こんな家もある。構造はコンクリートだけど外壁が見事に植物で覆われている。熱帯地方の成長力が強い植物に家が喰われかけている。こんな風景は沖縄県でも見かけた。人が住んでいるようだが、教会の裏なので関係者達の住まいかもしれない。実際この通りの反対側は教会の墓地になっている。
 この時静かな住宅街を撮影して、映像化できないかと考えていた。だがあまりにも単調な風景が続くので、次第にそんな気力は薄れていった。それがこの田舎町のスケールなんだろう。
 それでもブラカンの町は、比較的撮影した。それでよしとしよう。
 この画像は、使わなかった映像のクリップから書き出した。映像はストーリー性が必要だから、関係性が薄いクリップはおそらく永遠に使わないだろう。そのままNASに保存されたままになっている。そのNASが容量一杯の動作、おかしいな。不用な京都の練習用映像を1テラバイトほど削除しようとしたらできない。悩ましい事が続く。
 今日本に戻り、翌日クリニックで血液検査を受けたら、異常値は見られないが貧血といわれた。栄養失調である。フィリピンで処方してくれた薬の副作用だろうか。たしかにフィリピンでは食事が進まず食べられない日々が続いた。だから体重は随分と減った。そこで先ずは王将でレバニラ炒めだ。
 そんな風にして目下体力回復に勤めている。多分一ヶ月はかかるだろう。熱帯の土地から帰ると5月の京都の気候は寒い。寒い気候に喰われそうな日々である。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン

追記:イスラエル-イラン停戦合意
 この2週間のイスラエル-イラン紛争をYouTubeで眺めていた。なかでもアメリカ人の国際政治学者ギルバート・ドクトローの視点は興味深い。そんな情報を集めているとトランプさんの巧みな戦術が浮き彫りにされ、世界は変わってきたんだと思われた。
 イランのイスラエルへの報復攻撃は結構深刻でテルアビブの主要都市はかなり攻撃されていたとみられる。ただし報道規制がしかれていた。内実ネタニヤフは怒り心頭だったのだろう。放置しておけば核兵器をどこからかかりだしてイランへ核攻撃をしかけかねない状況だったとみられる。
 そこへトランプさんが、ネタニヤフが戦争の最大の目的としていたイラン核施設の奇襲攻撃をおこない破壊したと断言した。このときメディアは、アメリカが戦争突入と報じたが、核施設攻撃で死者はいない。それを戦争といいきってよいのか?。メディアの早とちりにもまいった。なぜ死者がいないか、事前にイラン側へ情報がはいっていたからだ。
 従ってアメリカのイラン核施設への攻撃により、イスラエルは戦争への大きな目的を喪失したことになり、短期間で停戦合意にたどり着いた。トランプさんの戦略の勝利である。
 そんな経緯をみていると、経済人がおこなう戦争の使い方という新しい方法があるということ。アメリカ・メディアは枝葉情報にかき回され誤情報を発信していること。もちろん日本のメディアは誤情報にもとづいて発信しているので論外、などなどが勉強になった。
 その新しい方法とはトランプ・ドクトリン。
その一つ、アメリカの国益を特定する。
 従来の政権における国益は、民主主義の拡散や米国流自由の導入といった大義名分だった。トランプ政権の国益は国民の利益。そして敵対国の道徳的資質など気にせず、国民に利益をもたらす事だけに注視し、転覆に値する神権政治であっても軍事力で転覆を謀ることはせず、国民の利益になるかで交渉する・・・。
 そんな情報をあつめると大義名分的な国際社会も最後は戦争というこれまでの選択肢から、戦争の順序が変わり最終選択肢ではなくなった。それが国際社会の変化しつつある現象である。これまで世界は、長く古くさい構造に支配されていたんだということに気づいた。
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エッセイ898.バハイボ

2025年06月27日 | field work

 フィリピンの伝統的住宅のバハイボである。今も時折見かける住居様式だ。壁は竹でつくり開放的だ。屋根も竹組で葉の部分を積み重ねたようだ。それ以上はわからない。なによりも風が通り抜け大変涼しい。ここはパーティー好きのフィリピン人の宴会の場所である。だから居住機能は希薄だ。台風の時は雨風が吹き込み住めないだろう。つまり日本でいえば東屋だ。
 この竹でつくった大きな住宅を写真で見たこともある。実際涼しそうだし、快適だろう。だが竹をまげたり組み立てたりと構造的によくわからない事もある。現場で考えながらつくるのかもしれない。ここに最近のシステムキッチンが設えられ、ちゃんとして居住機能もある。屋根は建築にあわせて曲面の連続であり、どこか伊東豊雄風だ。台風の時はしなりながら耐えるのであろう。竹のしなる力に期待していることになる。構造計算が面倒だ。
 フィリピンの住宅でも構造計算はおこなわれて建築確認申請書類が作成される。そのあたりの事情は、やはり台風が頻繁に通過する土地柄だからだろう。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン

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エッセイ897.変貌ぶり

2025年06月26日 | field work

 フィリピンの住宅もコンクリートとブロックの混構造が圧倒的に多い。確かに秋には台風が通過するし、建物は先ず丈夫である必要が求められる。そういう点では合理的だが、風が通り抜けることはなく室内は暑い。だからエアコンに依存しているようだ。
 そして泥棒よけとしてスチールの柵を窓に覆うなど、ますます閉鎖的な設えになってゆく。私は風通しを無視するというのはいかがなものかと思われるが、ここではそんなに重要視されない。
 画像は祝祭日の時は、門扉開放され主屋との僅かな隙間に椅子やテーブルが設えられ、居室とも開放されパーティーの場になる。そんな光景が横丁沿いに連なる。
 それは見事な変貌ぶりだと感心させられる。

画像:フィリピン・ブラカン州・ブラカン

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン
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エッセイ896.フィリピンの家の設え

2025年06月25日 | field work

 手元日本の画像はないがフィリピンの画像は映像から切り出せば結構ある。しばらくこれを使ってゆこう。
 毎朝パニックストリートの橋を越えたら右の住宅街の間をゆく横丁に入る。大きな車がこないので歩きやすい。途中の雑貨屋の叔母さんとは挨拶する中だ。途中には小さな教会があり、ここで死者を三日間弔っている姿に遭遇した。私は物式に手を合わせて通り過ぎた。この横丁の先にGT7という衣料の格安店がある。ここでTシャツやらトランクスから結構着替えを買いそろえた。この前がパブリック広場であり、正面にブラカンの教会を横に見てセブンイレブンへゆくか、その先の市場の前のWIUK WIUK?という屋台でバーガーとブコジュースの朝食にするかである。田舎町とはいえ都心に近いというのは、やはり便利だ。
 この横丁の途中にある、いかにもフィリピンスタイルの民家だ。高床式というのが高温多湿なこの気候風土に合いそうで軒の出が深い。だがこのスタイルで家をつくる事はなく大方はコンクリートと土間が続く民家が圧倒的に多い。どんな民家でも人々が集まるテラススペースが必ず横丁側に設けられていて、宴会の場となり、洗濯の場となるなど多彩な使われ方がされている民家が多い。
 このブログでも大晦日のこの横丁の映像をアップさせた。道路が祝の舞台になり、民家のテラスが人々のたまり場になる。フィリピンの家には、こうした設えが欲しいのであろう。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン
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エッセイ895.泥棒街へ

2025年06月24日 | field work
 
  泥棒街へバスケートボールをしている光景を撮りに頻繁にでかけた。その画像はYouTubeアップ直前に元データごと消去してしまった話は、この時の映像をアップさせたときに書いた。
 ここは農家が立ち並ぶ三叉路にゴールポストが建てられている。都市デザイン的に見れば格好よいのだが、子供達から泥棒街だし誘拐も起きたんだよと教えられた。まあ陽が暮れる前に帰ろう。
 しかし夕方は、近所の人達が沢山でてき三叉路のベンチで涼をすずみ、子供達が遊んでいる。この界隈は結構賑わっているじゃないか。都市デザインの理想型は、実は怖いところでもあるのだ。
 そんな子供達を撮影していると「ビジョ、ビジョ」と指し示すから、その先をみると可愛い女の子がはにかんでいる。ああっ、これか。もちろん映像素材だから撮影に収めた。実はここの部分の画像だけ奇跡的に残っていた。
 ビジョは、綺麗な風景とか美しいという意味がある。

画像:フィリピン・ブラカン
機材::FX30、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
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エッセイ894.ブコジュース

2025年06月23日 | field work

 まだフィリピンの画像ですか?、といわれそうだ。というのも最近の日本の画像がないからなのだが。
 フィリピンの選挙も面白い。朝早く大音量の音楽をかなで、そろいのTシャツを着た30〜40名ぐらいの集団がやってくる。これも映像にしたかったが、体調を崩してできなかった。たしか5月25日が選挙日だ。
 音楽というのがポイントだ。多分フィリピンのポビュラーソングだと思われるが、ばかに乗りが良い。そんな列に向かってあるいてゆくと、小柄なフィリピン人が握手してくる。候補者なんだ。さて何処の選挙だ。文字を拾い読みするとブラカンの市長と議会の選挙のようだ。
 私は傍観者として握手し、パニックストリートから裏道を通って市場前の軽食屋台へ向かった。ここでハンバーガーとブコジュースが朝食だ。ブコジュースはココナッツのはいった砂糖水。体調が悪い時は身体に良いと聞く。そんな飲み物が私の好みになった。そうした朝飯がしばらく続いていた。軽食屋台は私の映像作品の中にも登場する。
 帰りにセブンイレブンによって煙草とかゴミ袋を調達して帰る。嫁が寝坊しているときの散歩コースであった。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン
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エッセイ893.ウクライナ紛争解決へのトランプ提案

2025年06月22日 | field work

 ローマ法王葬儀の時にトランプ大統領とゼレンスキー大統領の膝を付け合わせた会談である。面白いのは、この直前にフランスのマクロン大統領が、じゃあ僕が統括しようかとししゃりでたところ、トランプさんに君はいいから、と外された画像があった。
 ウクライナ支援を継続するマクロン大統領やイギリスのスターマー首相は、ディープステートに支配された国家と推測できそうだ。ウクライナにNATO加盟を進めていたかもしれない。そうなるとウクライナ戦争の原因を形成したとも考えられる。だからトランプさんはマクロンを外したのだろう。
 そしてこの会談で合意されたのは鉱物協定である。鉱物協定の内容はあきらかにされていないが、リーク情報から3つの課題があった。

1)領土の割譲
東部4州はロシアが実効支配しているので、これには関与しない。つまりウクライナは負けたという認識。もちろんNATOにも加盟できない。
2)ウクライナの対米債務
バイデン政権が支援した金額は3,500億ドルの債務だ。返せ。ただしEU加盟が出来ない。そこでウクライナ復興基金をもうけ、最初の10年間、鉱物、石油、ガスから得られる利益は、すべてウクライナに再投資される。地下資源はウクライナの所有権であり、こうすることでEU加盟条件に合致しており、対米債務は記述しない。
3)ウクライナの安全保障
兵器システム、弾薬、技術、訓練の供与は投資として分類される。ウクライナの鉱物資源を売却した代金を復興基金とすることで、安全保障も基金から投資として有償で受けられる。

 これは大変巧みな紛争解決への提案だろう。
 フィリピンで体調が悪いときに、スマホをつつきながら、ウクライナ戦争を勉強していた。そんなときにキーワードとしてあがってきたのが、ディープステートとグローバリズムだった。そんなものに支配されているフランスやイギリスの愚かさに呆れた。ロシアと張り合い鏡のように武器の調達合戦を続け第三次世界大戦に向かってころげ落ちてゆく、最後はフランスの核の元に集結する。そんなフランスはディープステートに支配された国家のようだ。対立するルペン候補を刑務所に入れ選挙に参加させないなど、今のフランスは自由・平等・博愛とは異質の国になっている。

画像:ロイター
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