みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#31 基礎教理 by Reformed Theologians

2022年10月23日 | 基礎教理

Derek Thomas: How Then Should I Live in This World?
https://www.youtube.com/watch?v=6LB5i-uFBpQ&t=1s


訳出時間枠:27分37秒から32分46秒まで
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聖書テキストにおける正しい意味はただひとつしか存在しないということを念頭に置きながら、改革派神学基礎教理を学ぶ。

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ワイシャツの襟には、90、45,120等級などがあります。

まるで空を飛んでいるような飛行機のようなワイシャツもあります。

私たちは身を捧げるほどの流行追っかけ屋です。

真理を愛し、真理を知っているクリスチャンに対して話しているのです。

「身を捧げるほどの流行の追っかけ屋になってはならない。非順応者であってはならない。」

長老派でいることが好きな理由はその点にあります。

長老派の別名は非順応者(非英国国教徒)。

私はこのことばが好きです。

この聖句に対するJ.B. フィリップの素晴らしい翻訳です。

「この世によって、その鋳型の中へと搾り取られるな。」

如何でしょうか。

あなたがたの思いを新たにすることによって。

この世に同化してはいないということを担保する方法は、良質で中身のある本を読むことです。

1971年、私がクリスチャンになった時に、ある人から小さな冊子を頂きました。

その小冊子のタイトルは「あなたの思いは大切」というものでした。

1967年、ジョン・ストットによって書かれた本でした。

クリスチャンたる者、戸口で思いを点検すべきである。

礼拝に出かける彼らは、そこで大事な時間を過ごし貴重な体験をする。

その時彼らは放心状態となり、心も感情もコンサートやオペラ、あるいはプロ野球を見ているような気分になります。

あなたの感情はその中に入り込むが、戸口であなたは自分の思いを点検している。

思いは大事であります。

「この世に同化してはならない。思いを新たにすることによって、変えて頂きなさい。」

高等教育を受けたクリスチャンがあまりにも本を読んでいないことに驚いています。

例を挙げると、スプロール師が昨日言っていました、「昨今の人たちはどうなっているんだろうか。」

医師とか弁護士、博士号を取得している人たちに、1冊でいいからキリスト教の本を読むように話しています。

これが彼らには拷問のようです。

あなたの思い、すなわち考え方が新たになるように、パウロの言うことを聞きなさい。

あなたの世界観は変えられる必要があります。

思いにおいて、考え方や論理構成において変えられる必要があります。

この箇所を読むと、新生がどのようにして起きるのかパウロが何回も説明しているのが分かります。

それは人生において起きたり、教会の環境において起きたりします。

ローマ書12章4節に次のように書いています。

「私たちはひとつの体です。私たちは多くの器官があり、それぞれの器官は同じ働きではありません。」

私たちの思いが新たにされて、この世に同化されることがない。

それぞれの教会が重要であり、神の民の集会と主の民の交わりの環境の中で、私たちの思いは新生されていく。

そして、私たちの体は、主に対する礼拝行為として奉げられるのです。

ここで、特殊な例を提示したいと思います。

この例を提示することは私に与えられた義務であり、一般論としてだけでなく、特異な例として提示しようと思います。

どのようにして、この世は私たちを鋳型の中へと搾り取ろうとするのか。

それでは、第1コリント6章9節から11節を開いて下さい。