みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#28 基礎教理 by Reformed Theologians

2022年10月19日 | 基礎教理

Derek Thomas: How Then Should I Live in This World?
https://www.youtube.com/watch?v=6LB5i-uFBpQ&t=1s


訳出時間枠:11分56秒から16分35秒まで

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聖書テキストにおける正しい意味はただひとつしか存在しないということを念頭に置きながら、改革派神学基礎教理を学ぶ。

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悲しいかな、私の救い主は血を流した、私の主は死んだ。

嗚呼、主よ。私は自分を捨て去ります。私ができることはそれだけです、

主よ。イエスキリストの十字架の前に、私は自分を捨て去ります。私にはそれしかできません。

イエスはあなたが欲しいのです。あなたの一部ではなく、あなたのすべてが欲しいのです。

以上から、倫理的帰結として、まずはいけにえが必要です。

第2に、倫理的帰結として、パウロの思いにあるのは、人のすべてを必要とすることであります。

「あなたの体を差し出しなさい。」

いけにえとして、あなた全部を捧げなさい。

私の人生で大変名誉だったことは、ある非凡な女性と友達になれたことです。

彼女は当時ベルファストに住んでいましたが、今も北アイルランドのベルファストに住んでいます。

ヘレン・ローゼビアというご婦人です。

あなたがたとは世代が違うかもしれませんが、私は彼女とお会いして、話を聞いたことがあります。

疑いの影など微塵もない、かつてお会いした中で最も非凡な女性でした。

ベルファストで牧師をしていた18年程前、私は何度も彼女とお会いできる機会がありました。

彼女が若い女性たちに行なっていた宣教活動に対して、私はその活動を支援する活動を行なっていました。

彼女の行なっていた活動は、若い女性たちの弟子訓練でした。

1年に1~2度、私は彼女たちの会合でお話しをしていました。

当時、彼女のことはあまり知りませんでした。

1950年代、1960年代にコンゴで起こったことと彼女のことについては知っている人もおられると思います。

今でいうところのテロリストによって彼女は拉致され、何か月も拘束されました。

そこで、何度も何度も虐待され、レ〇プされたのです。

彼女の敬虔さについては、本で読んだことがあると思います。

彼女の話しを聞く機会があったことを覚えています。

この話をする時にはいつも彼女は憂鬱そうでした。

彼女が苦しめられた投獄中の屈辱的な扱われ方の詳細について、彼女は私たちに知っておいて欲しいと思っているのです。

あの男たちに初めて遭遇したこと、そしてその男たちが彼女にしたことについて彼女の恐怖、彼女の心の声、そして彼女の心と魂の中におられる神のささやき。

イエスは彼女に言います。

「彼らはこれらのことをあなたにしているのでない。私にしているのです。私はあなたの体がいとおしい。」

極めて深い方法において福音の要求に対する全的服従なしに、これらのことばを受け入れることはできません。

これがヘレン・ローゼビアであります。

パウロは教えます、「あなたの体を献げなさい」と。