あいにくの曇り空だが,時折日ざしもある。そんななか,朝の散歩は我が家らおよそ3キロ地点の山地の集落(岩杖地区)へ向かう。
谷川沿いを奥へ奥へと歩を進める。まずは,タツナミソウに出会ったのをはじめ,谷川の岸で鮮やかな黄色い花をいっぱいつけたジャケツイバラ(蛇結茨:マメ科)を見かけた。毎年この時期この場で出会うことのできる貴重な存在。
さらに歩を進め,林の縁でハタザオ(アブラナ科)が白い十字の可憐な花をつけているのを見かけた。その近くでは,ミズタビラコの群生,ヒメレンゲ,ユキノシタ,小さな小さな花をつけだしたソクシンラン(ユリ科)などを見かけた。
今日の一枚はこれらのうち,ハタザオとする。80センチくらいのひょろ長い茎の中央部付近から先端にかけて花径が7~8ミリくらいの白い花をつけている。細くて高いその姿が「旗竿」のようだからこの名があるらしい。
そしてもう一枚は,今年もまたこの場で出会ったジャケツイバラ(マメ科)とする。青海島の山地で過去に出会ったことがあるが他で出会ったことのない貴重な存在。蔓の節々から直立した枝に黄色い花をいっぱいつけている。蔓には鋭い棘があり近寄るときは要注意。