このあわただしい? 年末に、映画「武士の献立」を見ました。
話は、江戸時代、加賀藩に実在した、「包丁侍」舟木伝内と、その息子の安信の物語。
この親子が、優れた味覚と料理の腕を持つ、出戻りの女性、春を息子の嫁にもらって、
諸国大名をもてなす豪勢な饗応料理をつくるまでに成長する話です。
それにしても、昔の武士たちは「よく食べたもの」だと感心しました。
饗応料理は、「七の膳」までつづきます。
刀ではなく「包丁」で藩に仕えた武士。料理で動乱を乗り越えた実在の家族。
主役を演ずる、上戸 綾、母親の余 貴美子。
出演者たちの熱演も映画を楽しく見せてくれました。
こう言ってはなんですが、先に見た「利休にたずねよ」にくらべれば、よくできた映画だ
とおもいました。
映画を見おわって感動をおぼえ、気持ちが明るくなりました。
皆様にとって、「新しい年が良い年でありますよう」願っています。