小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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ピッチングとバッティングは同じ原理がある

2016-09-08 23:36:19 | 武道・スポーツ
ピッチングとバッティングは同じ原理がある。

そう、書いたものの、もちろん、ピッチングとバッティングは全て同じ原理ではない。

ただ、共通点がある。

いくら、バッティングの練習をしても、ピッチングが上手くなる、ということはないし、その逆もしかり。

バッターの、長打力は、下半身の力が重要だから、バッターは、下半身の強化の、筋トレなどをしていて、プロ野球選手は、尻や足が大きい。

ピッチャーは、下半身の力が、バッターほどには、重要なのか、どうかは、わからない。

しかし、プロ野球では、ピッチャーは、バッティングでの、長打力はないのであり、ピッチャーは、ピッチングの成績が、よければ、バッティングの能力は、無くてもいいのが、プロ野球の世界である。

しかし、僕は、最近、バッティング・センターで、打つと、同時に、投げる練習をして、ピッチングが、出来るようになった。

どうして、出来るようになったのか、その原因を考えてみた。

バッティングも、(投手の)ピッチング技術も、体重移動、と、腰の回転が大切である。

長打を打つ、バッターは、打つ時、前足を一瞬、完全に、浮かし、強く踏み込み、そして、スイングにおいては、前足を、つっぱって、地面を強く蹴って、その反動による力によって、パワーを出している。

この、原理は、ピッチングでも、同じである。

速い球を投げるために、ピッチャーは、前足を完全に、浮かし、強く踏み込み、そして、前足を、つっぱって、地面を強く蹴って、その反動による力によって、パワーを出している。

日本ハムの大谷祥平は、160km/h、投げられるが、彼は、前足を、つっぱって、地面を強く蹴る力が、特に、強いため、投げた直後、前足が、少し後ろに、動いているほどである。

この、前足を浮かし、踏み込んで、前足を突っ張る、ことによって、大きなパワーを出す、という運動は、ピッチャーもバッターも、同じである。

それと。僕は、健康のため、水泳を、よく、しているが、同じ動作の、反復運動なので、使い過ぎ症候群に、なってしまって、肩の関節唇を痛めて、整形外科で、一年くらい、治療したこともある。

なので、肩を痛めないように、工夫した。

それは、腕を、思い切り、振り切るのではなく、肘を途中で、止めてしまう、という、投げ方をしていた。

肘を途中で止めてしまうと、その後、手先に、スピードがつき、前腕が、プロネーション(回内)し、腕を振り切らなくても、早い球が、投げられるのである。

これが、ピッチングが上達した理由だと、思う。

ピッチングや、バッティングで、足を、突っ張ることも、肘を止めるのと、同じ原理であり、勢いのついた、体の力を、止めてしまう、ことによって、あとは、手に力は、入っていなくても、手が、遠心力によって、勝手に、動いてくれる。

テニスの、サービスや、フォアハンド・ストロークでも、肘を止める、ということをして、強いショットを、打てる。

それと、同じ原理である。

これは、多くの、スポーツで、見られる原理であり、空手の、回し蹴り、や、後ろ回し蹴り(特に、フルコンタクト系)でも、言える。

つまり、ムチで、物をたたく場合、思い切り、振っても、強い衝撃を、与えることが出来るが、思い切り、振りだしたムチを、途中で止めると、ムチの先の遠心力が、速くなり、(ヘッドスピードが速くなり)、この方法でも、強い衝撃を、与えることが出来る。

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