小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

僕は、日本の、スポーツのくだらない技術至上主義をブッ壊したい

2016-09-13 23:06:57 | 武道・スポーツ
僕は、日本の、スポーツのくだらない技術至上主義をブッ壊したい。のである。

新聞や、ニュースでは、プロや、アマチュアの、トップアスリートの記事と写真だけ。

僕は、彼らが、夢をもって、夢を達成した、すごい人間だとは、全く思わない。

プロスポーツ選手でも、オリンピックの金メダリストでも、彼らが、夢をもった人間で、夢を努力で達成した人間だとは、全く思わない。

優秀なプロスポーツ選手や、オリンピックの金メダリストに、なれば、どうなるか、もう、それは、子供の時から、わかっていることである。

わかっていることを、やる人間は、単に、行き先の決まったレールの上に、乗っている人生としか、僕には思えない。

阿部公房は、小説において、最初から、ストーリーが決まった小説は、つまらない。結末が、わからず、書きながら、ストーリーを考えていく小説こそが、面白い、と言っている。

というか、小説とは、書きながらストーリーを考えていくのが、小説の本道だと言っている。

インスピレーションという点で、僕は、阿部公房の意見に、全面賛成しているわけではないが。

もし、将来が、すべて見えてしまえる人生なんて、あるいは、ほとんど、将来が見えてしまう人生なんて、全くつまらない。と僕は思う。

終身雇用制の、サラリーマンと、何ら、変わりない。

マッスル北村が、島田新助と、話している、You-Tube、の動画が、あるが、自分が本当にやりたいものを、見極めないで、焦る流れに乗って、生きる人生は、つまらない、本当に、自分がやりたいものを、見つけた時点で、それを、目指すのが、「おしゃれ」、な人生だ、と言っているが、僕も同感である。

そういう人(マッスル北村のような人間)は、他人から見ると、変な人生となるが、そして、マッスル北村は、変な人生を送ったが、ああいう生き方こそが、夢をもった人間の生き方だと思う。

大体、本当に、夢をもった人の人生は、変な人生になる傾向がある。

なぜなら、本当に、夢を追いかける人間というのは、現実的に、出来るか、出来ないか、なんてことを、考えないで、夢に向かって、まっしぐらに、突き進む人間だからだ。

だから、本当に、夢を追いかける人間は、失敗しやすい。なかには、夢を達成できる人もいるが。

トップアスリートなんて、子供の頃から、始めた、一つのスポーツが、面白くて、それを惰性で、生きてきた人間が、ほとんど、だから、途中で、別のことを、やりたい、夢を見つけても、現実的に、無理だ、という堅実な計算をして、仕方なく、現実的に達成できる、自分の一つのスポーツをやることになるから、夢など、求める人間ではなく、堅実なサラリーマンに過ぎない。

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