前にも書きましたが、スポーツはやるのも見るのも好きでしたが、最近はやるほうはゴルフだけ(テニスはあまりに膝に負担がかかるため、数年前にやめました。)ですが、見る方は大きな世界大会の試合は見ています。
フィギアスケートのグランプリファイナルで紀平選手がシニアデビュー初年度にして浅田真央さん以来の金メダルに輝いたのは皆さんご存知のとおりです。僕もショートとフリーの両方をTVで観ましたが、これはとてつもなくすごいことです。紀平選手は関西出身なので親近感がありますが、県大会やインターハイ出場ですと(それも大変なことですが)努力と根性でなんとかなりますが、世界トップ6クラスになると、レベルは上限で紙一重、努力や練習量や根性だけではどうしようもない天分というものがあると思います。神様は数年に一度、とんでもない天才を世に送り出します。キムヨナの全盛期と同じかそれ以上のスケーティングの滑らかさを感じました。
これも前に書きましたが、フィギアスケートは華やかなのは試合だけで、とても過酷なスポーツです。高速のジャンプで転倒したときの痛みやインパクトは大変なもので、普通の人なら立ち上がるのがやっとです。できるだけケガをしないように転倒する技術も必要です。またジャンプなどの瞬発力だけではなく、プログラムを滑りきる持久力、高度のバランス感覚と柔軟性ももとめられます。スポーツのほぼ全ての要素である瞬発力、持久力、柔軟性、バランスの全てのレベルが高くないと世界のトップにはなれません。
3年前に羽生選手の王者の地位は当面続くと記事に書きましたが、紀平選手の女王の地位もこれから長く続くと思います。ミレニアム世代の16歳、ポテンシャルはすごいです。
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