今日は穏やかな小春日和の過ごしやすい日でした。
前にもブログの記事で書きましたが、忙しくで時間がないせいもあり、テレビはあまり観ません。が、スポーツ番組はよく観ます。選手が全力で戦っている姿を見ると勇気や元気をもらえるからです。
しかし最近はロシア陸連のドーピング問題などが発覚して必ずしも自分の持てる全力で戦っていない選手もオリンピックや国際大会で優勝していることが分かり、少し残念ですが。。
さて、今日はフィギアスケートのグランプリシリーズ第6戦 NHK杯をテレビで観ていました。
約1年前の11月に、グランプリファイナルの中国大会の本番前の練習で、中国選手と激突し、負傷したにもかかわらず、本番のフリーの演技で、4分半を演じ切った羽生結弦さんの精神力に驚愕と勇気をもらった記事を書きましたが、それ以来、女性ファンが見る目とは違った意味で、羽生さんには注目していたからです。
今日のフリーの演技は、すごいという言葉を超えて、神懸かり的な異次元の世界でした。そして世界歴代最高得点 332.40点を叩き出しました。
世界で 300点を超えた選手は一人もおらず、たしか、今までの最高得点はパトリック・チャン選手の295.27点だと思いますが、羽生さんは300点をはるかに超えて、別次元の世界に到達しました。
多くのスポーツがそうですが、とくにフィギアスケートは華麗なのは観客のいる本番だけで、練習では転倒による痣や打撲、また足首や膝に極度に負担のかかる、ものすごくハードなスポーツです。羽生さんもスケートの天賦の才に恵まれていますが、一方また生身の人間ですので血を吐くような、氷の上を何度も這いつくばるような厳しい練習を続けてきたはずです。
弱冠20歳、50kgほどの身体のどこにそのようなエネルギーがあるのでしょうか?
また羽生さんのすごいところはすでにオリンピック金メダル、世界選手権優勝、グランプリファイナルは2連覇に加え、今日の世界歴代最高得点にも関わらずさらに上を目指して挑戦し続けようとしているところです。
英語の単語や語法を覚えることすら相変わらず四苦八苦し、忙しいとか、疲れたとか目がしょぼしょぼするとか、腰が痛いとか言い訳をつけてはサボっている僕ですが、そんなことは苦労でも何でもないようなことに思えてきます。
1年前のブログにも書きましたが、こういう人は僕は1世代以上年下でも敬意をもって『さん』づけです。羽生さんはすでに世界の頂点ですが、これからは自分の限界をこえた高い次元での世界の頂点の時代が続くと思います。
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