craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

穏やかな日

2012年01月22日 21時45分26秒 | 一人削ろう会

今日は、暖かくて穏やかな日になりました。
工房内は、室温16℃、湿度66%と昨日までの雨で、湿度が高い。
鉋の薄削りで、一桁が出そうな予感がしたので、一人削ろう会を開催しました。

山本さんの講演で、今でも耳に残っている事があります。
下端の話だったと思うのですが、「2ミクロンに削るなら、2ミクロンの精度が無いといけない。」のような意味だったと思います。
ということは、5ミクロンで削るなら、5ミクロンを下端の精度で感じないといけないことになります。
5ミクロンにしても、今までのように、適当にやって削れる薄さではないことは確かです。

そんなことを思い出しながら、長台を調整して、削り材を整えました。
削ってみると、今日は長台の調子が良い。

調子に乗って、長台で薄削りもしました。

薄い薄い、長台で9ミクロンと一桁です。
長台の重さが丁度良くて、ほとんど下に押す力を入れなくても削れてきます。

我が家のエースは、「金井芳蔵」。
下端を3点付に変更していますが、もう少しひねりを修正しないといけませんね。

ちょっと、鉋屑が美しくないけど、薄い薄い!
部分的に6ミクロン。写真を撮影していたら、5ミクロンに変わっていました。

最近、調子を上げている準エース、「楽仙」。

7ミクロンでしたが、これまた撮影中に6ミクロンに変わっていました。

今まで自分の適当な削り材で、ここまで薄く削れたことは無かったので、着実に進歩しています。

研ぎは、従来通りの刃先研ぎですので、下端の精度と、削り材の平面精度によって、1~2ミクロン薄くなったような気がします。
でもなぁ~、2とか3ミクロンって、どうしたらそんなに薄くなるんやろうな。

今日は、久しぶりに自己満足度が高い日になりました。