裏の透き直しが終了し、台打ちの準備に入ったとき、嫌な予感がしました。
あっ、たぶん刃が変な・・・・・
そっと、直角定規を当ててみると、あぁ~~ヤッパリ変か・・・・
刃の中心に対して、刃先が直角になっていません。
おそらく、刃先の錆を研ぎ切る際、片側(写真左側)に力を入れて研いだことが原因と思います。
悩んでもしかたがないので、写真で右側の刃先を2mm程度研ぎ、刃を修正することにしました。
猛暑の中、大汗かいて、なんとか終了。右側(写真下側)は裏が切れかかっています。
直角定規で確認しても、そこそこ直角になっています。
もう一度、裏を出して、なんとか修復しました。
さすがに、毎日やっているので、手馴れてきました。(笑)
前回アップした鎬面の写真を良く見ると、左右均等に研げていませんでしたが、今回の修正で鎬面も左右対称にすることができました。
猛暑の中、大汗かいて必死で作業していましたが、その割には、ほとんど進んでいない状態です・・・(笑)
【追記】
昨夜、鉋仲間であるチームBの谷岡さんが、古鉋修正の裏の透き直し方法について、話合おうと遠方から遊びに来てくれました。
古い刃も2枚持参され、当然の如く、夜中までビール片手に鉋談義、楽しい時間を過ごしました。
一枚は「初弘で、初代のものと僕は思います。
見る機会が少ないので、写真を撮らせていただきました。
工具や道具を色々試して、鎌砥石(笑)とミニルーター作戦が現在の所、一歩リードという感じでしょうか。
次回、お会いする時には、「初弘」も綺麗に仕上がっているのでしょうね。
楽しみにしています。