今日は、少し時間があったので、ミニルーターと鎌用の砥石で裏透きをしていました。
やればやるほど良くなるのですが、切れるかどうか分からない鉋なので、一旦終了しました。
ミニルーターが活躍して、理想に近づきましたが、まだまだ下手です。
初めてにしては、出来すぎです。(自画自賛)
「今井忠次」さんについてネットで調べてみました。
三木の代表的な鉋鍛冶で、明治元年に創業した小山系統の「小山清次郎」さんに始まり、その弟子が「岡田三郎」さん。
「岡田三郎」さんの弟子が、「今井忠次」さん、「今井栄治」さん、「宮本文治」さん、「武田秀市」さん、「岡田元次郎」さん、ということらしいです。
色々、勉強になります。
ところで、修復している「忠次」の刃は、とても薄いのです。
「健明」と比較してみました。(左が「忠次」です)
刃の頭部分の厚さ 「忠次」7.9mm 、 「健明」9.0mm
刃先部分の厚さ 「忠次」5.0mm 、 「健明」6.3mm
重さ 「忠次」311g 、 「健明」413g
厚さも1mm以上薄いし、重さも100g以上違い、同じ寸八の刃に感じません。
当然、鎬面の幅も異なり、僕の技術では、安定しにくいので研ぎにくくなります。
三木の寸八の鉋は、初めてなので、使うのが楽しみです。