craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

寸八の長台で遊ぶ

2011年06月01日 00時03分59秒 | 

なんとなく、長い削り台が欲しくなり、安価で購入した3寸5分(約10.5cm角)角の地桧を加工しています。
長さ300cmは、僕の工房では長いので、220cmに鋸で切りました。

荒材から、できる限り表面を平面にします。
僕の小さな手押し鉋では加工が難しいので、手鉋で仕上げることにしました。

まともに使える荒仕込鉋や中仕込鉋が無いので、長台一丁でコツコツやるしかありません。
最初は削り屑が刃口に詰まってしまい苦労しましたが、平面になってくると、削るのが楽しいです。

しかし、米ヒバで薄削りしているような削り屑が出ません。
最近、大工さんが鉋削りしているのを見たことがないので、よく分かりませんが、このあたりが、本職さんとの違いかと思います。
僕の未熟さを表していますね。

薄削りを練習していることもあって、寸八の長台で、このような角材を削ることができるようになってきました。
芯持ち材ですので、どうしても逆目の部分が出てきますが、気にせず一気にひけますし、鉋枕も気になりません。
一年前はこのような削りはできなかったので、僕なりに少しずつ進歩しているような気がします。
楽しいので、今日は必要以上にどんどん研いで、削って、遊んでしまいました。

2面を仕上げたのですが、平面が出て艶もあって美しいです。

あっ、そろそろ薄削りに戻らないと感覚が狂いそうです。