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小さなしあわせさがして…

穴太衆積みの石垣が美しい門前町・坂本「旧竹林院」

2018年05月23日 | 関西旅行
関西旅3日目は、おごと温泉駅から一駅乗って坂本駅へ。



坂本は比叡山への「坂本ケーブル」があることは、知っていましたが
坂本がどんな町かは、全く知りませんでした。
今回お世話になったびわこ緑水亭の支配人の方が、お勧めスポットと教えて下さいましたので
ならば行ってみよう!ってことで、坂本駅からバスに乗って日吉大社で降ります。
この一帯は国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。



坂本は穴太衆(あのうしゅう)積みのふるさとといわれて、
穴太衆積みの石垣が町のあちこちに残されています。
穴太衆とは、寺院や城郭などの石垣施工を行った技術者集団のこと。
壊しても崩れづらいと堅牢だったことから、
比叡山延暦寺や、安土城などの城壁にも使われました。
現在でも、史蹟や文化財修復工事などにも、穴太衆積みが活かされ
コンクリートの2倍近くの耐荷力が実証されて、その構造が科学的に注目されているそうです。



坂本は比叡山延暦寺の門前町として栄え約50寺の里坊があります。
里坊とは、山上での修行を終えた老僧に与えられた坊舎です。



そのひとつ元里坊「旧竹林院」へ。



邸内には主屋の南西に約3300㎡の庭園が広がり、2棟の茶室と四阿(あずまや)があります。



八王子山を借景にした庭園は、地形をたくみに利用しながら滝組と築山を配しています。



大宮川が流れ、苔むす庭園は国指定名勝庭園となっています。



美しい苔に魅了され、緑に癒される「旧竹林院」でした。
次回は神猿(まさる)くんのいる「日吉大社」に続きます。
コメント (20)
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