内容紹介
元エリートサラリーマンにして、今はド派手なドラァグクイーンのシャールが、深夜にしか営業しない不思議なお店。そこで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて…。じんわりほっくり、心があたたかくなる4作品を収録。
読書備忘録
商店街の外れの細い路地・・・自転車も乗ったままでは通りにくいポリバケツやエアコンの室外機が出ている砂砂利の道を奥へ奥へと分け入って行くと、小さな中庭にハナミズキがある古民家のような一軒家がある。
無造作に捨て置かれているスチール製の小さな看板には「マカン・マラン」と書いてある。
意味はインドネシア語で「夜食」
オーナーはドラッグクイーンのシャールさん
このシャールさんの、かつてがすごいの!
そして、お店に来た人を美味しいお料理で癒してくれるのだけれど、ご本人、ちと大変なことになっている。
春のキャセロール
金のお米パン
世界で一番女王なサラダ
大晦日のアドベントスープ
それぞれ事情があるのだけれど、そう簡単にお店には来れないでしょ?
そこで、ニャンコが登場します。
こういうお話好きっ!
★★★★★