内容紹介
『東京ラブストーリー』をはじめ、数々のヒット作を描き「恋愛の教祖」といわれる柴門さんですが、「夫婦関係」については多くを語っていません。
2015年に『婦人公論』に掲載された夫・弘兼憲史さんとの赤裸々な夫婦の関係が読者やマスコミで大きな話題となりました。
それをもとに、「夫婦」「結婚」「男と女」について、40年近くの自身の結婚生活や生い立ち、漫画を描く上でのリサーチなどをもとに踏み込む語り下ろし。
これから結婚を考える若者向けの単なる結婚ハウツー本ではなく、現在結婚している層、人間関係に悩む人に「生き方・考え方」を提案できる本。『東京ラブストーリー』の続編連載も『女性セブン』で開始。来年還暦を迎えて半生を振り返る。
「結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。
冷蔵庫に入っている限られた素材で、いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。 決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。by柴門ふみ」
序文 誰かと比較しないは真実 なのだけれど、結婚生活はきれいごとではないのだった。 23歳で結婚 結婚生活36年を迎えた。 結婚生活に関する不満を語った『婦人公論』の記事に大きな反響が寄せられ驚く。
第一章 結婚観の嘘
第二章 結婚の誓いの嘘
第三章 夫婦は理解し合えるという嘘
第四章 結婚生活はやり直しができるの嘘
第五章 結婚生活がうまく行くというHOW TO本の嘘
第六章 老夫婦の絆は深まるの嘘
読書備忘録
序文の最後の言葉に納得です。
初めから相性のいい夫婦なんかいない。
そっか、やっぱり・・・いまだに相性よくないけれど、あっちはあっち、こっちはこっちで折り合いはつけているつもり。
男の話にも、そっか、やっぱり・・・だって自己中じゃない?悪気がないったって、なんなのよ!
テレビの話もおんなじ!あっ!と思う間にチャンネル変えていて、戻さずに引き上げる。
複数のことがいっぺんにできない生き物だってのもわかってよかったわ。
結婚生活の破綻を招く妻の十一の言動
あら・・・五と九が私だ。
年を重ねれば人間ができてくる!?
いろんな人がいますから、なんともかんとも・・・
今の若い子たちの方がずっとできてる!って思うことよくあります。
読み終わって・・・
私たち結構いいんじゃない?
男というものがそうなのかとわかれば、なぁんだうちだけじゃないんだ!ってことになり、だったら、案外いい夫婦だわと・・・今は!
5分後のことはわからない。
いろいろありましたよ。人並みに・・・でも、そう思えた。
こちらが文句があるのなら、あちらもきっとあるのだろう・・・お互い様だ。
幸せなんて比べちゃいけないもの。
だって本当のところはわからないのだから・・・
読んでよかった。