ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・上野千鶴子 「ミッドナイト・コール」

2021-11-18 07:45:06 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

性暴力とジェンダー、非婚と専業主婦願望、世代体験と恋愛病、かさばらない男と愛しすぎる女…。「これまで口にしたことないことを、これまで書いたことのない文体で書いてみよう」-軽やかなフットワークで時代を挑発しつづける著者が、とその周辺について初めて語る、真夜中の私信。


               

 読書備忘録 

初出1989年5月7日~12月24日 連載・朝日新聞日曜家庭欄

「わたしは親に愛されて育った。わたしはそれを、親がわたしにくれたえがたい贈りものと思っている。ことに男親には溺愛された」

”子供受難の時代”の始まりを読んで、おっ!・・・私は父親には溺愛されたが、母親は二人の弟たちを溺愛していた。母の頭ににちょうちょが飛ぶまで何かにつけて、私の事嫌いだもんねー!と言ってやっていた。その事情は大人になってから聞いていたから、へとも思わなかったけれど・・・なんてことを思い出した。

”脱テンション” リーダーシップの話にへぇー・・・

”離脱の戦略” 寂聴さんがなくなる前の日に読んでいた。

ひとりで食事するのがキライに、なんかかわいい。

以前講演会に行った。前の席がどっさり空いていた。前にどうぞ、詰めてください。に誰も動かずあとから来た人が、えー!と言いながら座っていた。獲って食べたりしませんから・・・と、どこかから声がした。

ずいぶん古い本だけれど、変わっているところは変わっている。し、ずいぶん古い本なのだねと感じないところも多かった。

作家ではなく学者のエッセイ・・・エッセイは好きだから、ん?て人のは読みたくなる。

楽しかった。

★★★★☆



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