ときどき信州・・・sora日和

~ by 凪 ~
ブログタイトル少し変えました。

本・京極夏彦 「いるのいないの」

2012-08-26 05:40:25 | 図書館本 読書備忘録 
                      怪談えほん 

         いるの いないの (怪談えほん3)

 内容(「BOOK」データベースより)
おばあさんの住む古い家でしばらく暮らすことになった。家の暗がりが気になって気になってしかたない。―京極夏彦と町田尚子が腹の底から「こわい」をひきずりだす。

 暗い所は嫌いだなー・・・何か、誰か、いそうで・・・小学校の林間学校で箱根の仙石原に泊まった時は本当に怖かった。私の怖がりルーツはそこにあり!ってくらい、大人になっても何度か夢でみたことがある。何が怖いってトイレ。なっがい廊下の先にあるトイレ。その廊下は渡り廊下だから両側にお部屋があるわけじゃなくてまっくらな外。当然トイレに行けなくておねしょしちゃった子もいたくらい。部屋ごとみんなでトイレに行って、裏切って先に帰ったら秘密バラスと脅したりして、行ったのよ。鏡見ちゃダメだよ。は、上級生からの申し送り・・・

洋館めぐりが好きで古い洋館に行く機会があるけれど、たまに背筋がゾッとして立ち入れない場所がある。ただのビビリです。 

私の髪を切ってくれている美容師さんは、古い由緒あるとある方のお屋敷の洋館が結婚式場になっているのだけれど、以前そこで結婚式の支度のお仕事をしていたそうです。
そのときに、たまに白い塊がふーっと横切ったり、階段あがっていったり、部屋から廊下に出てきたりをみたんですって。
お仲間間ではどうやら有名な話だそう。ほとんど話だけで本当に見た人は何人もいないそうですけれど。
そのお話中、助手の人がうんうん、と頷いていたのが怖かった・・・
そこは一度でいいから行ってみたいところなんだけれど、紹介状やそこのグループ会社のお偉いさんの知り合いか、もしくは関係者の結婚式にご招待でもされないと入れないところ。
通りからみることはできるのよ。
その話を聞いたとたん・・・いいや、あの洋館はやめとこ!いるから・・・

とある移築復元した建物で、公開されているから受付の人がいます。その方が閉館時間になり雨戸を閉めに行くと、たまに遊んでいるんだそうです。
うっそー・・・移築してんのにどうして?と、つい首を突っ込みたくなって聞いたところ、木に挟まっていて来たんじゃないかと?
えーーー そんなことあるんですか?あるみたいよ。だって写真撮ったから。見る?遊んでいるところ写っているんですか?遊んでいるのかどうかはわからないけれど、写っているよ。い、いいです。怖いから。。。と、未だに何であの時見せてもらわなかったのだろう・・・意気地なしーっ!て、後悔している。
言っている人があへあへだったら、どうせ嘘に決まっている!と、思っただろうけれど、雨戸を閉める係りの女の人も、写真持っている人も普通の真面目そうな人だったから・・・で、毎日雨戸閉めるとき怖くないのかしらに・・・慣れたそう。

見学会でお話を聞いているときに、ボソッと、出そう  って呟いたら、あっさり、出ますよ。
えーーー出るんですか?そりゃ出ますよ。怖くないですか?に、慣れました。出るんだ!

他にも聞いたことがあるけれど、みんな、慣れました。何もしませんから。と、言う・・・やっぱり生きている人のほうが怖いんだ!


 うん、これは怖いっ!とみていたら最後のページで ぎゃっ!で、出た! い、いるんだ!

そうだよね。見なければいないんだよね。
でも、いるから見るんだよね。
で、見ちゃうんだよね。
で、誰っ? 

私の「こわい」をひきずりだされました。
これを書いている最中も、思わず後ろを振り向いたりしているビビリです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

この記事についてブログを書く
« 趣味の時間 チェロ | トップ | ナイトフライト? »
最新の画像もっと見る

図書館本 読書備忘録 」カテゴリの最新記事