ときどき信州・・・sora日和

~ by 凪 ~
ブログタイトル少し変えました。

本・井上荒野 「キャベツ炒めに捧ぐ」

2011-10-13 16:02:18 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

       キャベツ炒めに捧ぐ

 内容紹介
幸福な記憶も、切ない想いも、料理とともにあった-。小さくて美味しい惣菜屋「ここ家」で働く3人の女性たちの、たまらなく愛しい人生を描く小説。『ランティエ』連載に加筆・修正して単行本化。

 惣菜屋さんの「ここ家」で働く60代の「くる、まつ、いく」3人のお話   とっても楽しい本

新米・・・郁子・・・お客さんから張り紙を見て店員さんに。進さんは新米を配達してきた新米 

ひろうす・・・江子・・・再婚したいご主人は別れたいから一生懸命でした。江子が再婚先に遊びに。まっ!そんなことできるのね。
 ひろうすは関東ではがんもどき。子供たちが小さいときにがんもどきもどきを作っていたことを思い出した。あのころが生涯でいちばんまじめにお料理をした時期だった。なんでも手作りして偉かったね~って、自分で褒めた。そんな事、きっと当たり前なんだろうね。

桃素麺・・・麻津子・・・お母さんの思い出 桃素麺 いいお話。

芋版のあとに・・・郁子・・・去年ご主人をなくされたけれど年賀状が届いた。同姓同名の間違い賀状が届いた。ポストに入れないで、尋ねて行っちゃった。年賀状にはいつも芋版を押した。間違いで届いた年賀状にお返事書いちゃったのね。でも、出さない。

あさりフライ・・・江子・・・大きなあさりだったら断然フライ!手間かかっていますね。でも、美味しそっ!ご主人が別れ話を始めたときに食べていたんですって、あさりフライ!

豆ごはん・・・麻津子・・・ここ家の日替わりご飯 お花見の席で あらあら

ふきのとう・・・郁子・・・ふきのとう味噌にしておにぎりに。義妹から届いたふきのとうは泥を落とし刻んで、油で炒めて味噌、酒、砂糖を加えて練る。
「ここ家」は「自由の王国」ってお米屋さんのお若いのに言われてた。おばちゃんのお付き合いも大変。

キャベツ炒め・・・江子・・・江子はやっぱりお料理上手の別れた旦那様白山の話題。そろそろロールキャベツもいいかな~

トウモロコシ・・・麻津子・・・めったにお話しない大家さんの奥さんからいただいたトウモロコシ。いいですねグラタン。

キョウリいろいろ・・・郁子・・・そんなにキュウリってできちゃうんだ。
息子を早くになくし、昨年はご主人もいなくなった郁子。同窓会名簿に載せる写真を、と言われ探しだし、手渡しするのに同級生に会いに。だれでもどちらかが先にいくでしょ。ここまで生きたらできれば一緒にって話どこかで聞いたことがある。

穴子と鰻・・・最後に来て あわわ と思ったのは大きな間違い。お幸せに~って、物語なのに本気で思った。

ってことで、ドタバタしたり、切なかったり、楽しそうだったりのお惣菜屋さんの3人のおばさんのお話。

こういうお惣菜屋さんが近くにあったらいいなぁ~と、思ったのでした。


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