ときどき信州・・・sora日和

~ by 凪 ~
ブログタイトル少し変えました。

本・小池真理子 「月夜の森の梟」

2022-04-07 10:00:52 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介

作家夫婦は病と死に向きあい、どのように過ごしたのか。残された著者は、過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッセイ。『朝日新聞』連載を単行本化。


               

 読書備忘録 

長く一緒にいた分悲しみは深いのでしょう。

計り知れない思いはわが身の事と読んでいた。

いずれ必ず来る悲しい別れとはわかっているけれど、すべて聞いた話で自分の事となった時の思いがあふれていた。

そう、私もしばらく離れていると夫の声を忘れている。ただいまー・・・に、そうだ、この声だったんだ。って、私は変な人かと思ったけれど、そうでもなかった。

そしてやはり一緒に過ごしている時間が長いから、ひとりがあれ?と忘れていても、ひとりが覚えている。

そして、「かたわれ」を読んでいて、そっか!そっかも知れない!私たちも、かたわれ・・・

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