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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本の未来を明るくした都知事選だ

2024年07月08日 08時25分30秒 | えいこう語る
▼東京都知事選の期間に、3人の東京からの男性客に、知事選について伺うことができた。異口同音に「東京都は利権が大きすぎ、誰がやっても変わりがない」という、期待の薄さを感じた。

▼そうであれば「狸VS狐」の戦いは「東京動物園」内での争いだと思い、全く興味がなかった。

▼だが蓋を開ければ、小池百合子が1位で、「1位でなくともいいのではないか」と、少し前に国会で大見得を切った蓮舫が、ほとんど無名の元広島県安芸高田市長の石丸伸二(41歳)に、2位の座を許した。

▼3期目を維持した小池百合子の言葉には、もはや何んの期待も持てなかった。心に言葉が響いてこないからだ。

▼石丸伸二への選挙後のインタビューは、田舎爺の私の心を震わせた。次の衆議員選挙には「キシダ総理の選挙区から出ます」という、なんとも心躍る発言だ。『よ!日本のケネディー』と、私はテレビの前で叫んでいた。

▼「自民党をぶっ壊す」というより『国会をぶっ壊す』という意気込みを感じた。そして蓮舫の3位は、立憲民主党のさらなる弱体化を証明した。

▼自民党でもない、公明党でもない、維新でも立憲民主でもない、希望に燃える新たな日本の再構築を、石丸伸二が見せてくれた今回の都知事選だ。

▼石丸伸二に聞きたいことは【日本国憲法】についてだ。憲法の解釈さえ間違っていなければ、日本にもさわやかな風が、吹き来るに違いない。

▼「岸田文雄VS石丸伸二」。まもなく始まる大相撲。若手が台頭して賑わいを見せている。角界と政界はよく似ていると言われる。

▼日本の戦後初めての大改革は、この二つの体制が生まれ変わることにあるようだ。

違憲判決を分析する

2024年07月06日 07時39分13秒 | えいこう語る
▼優生保護法が制定されたのは戦前だと考えていた。天皇の軍隊を育成するための、帝国主義的政策だと思っていたからだ。

▼制定されたのは戦後で、昭和23年だという。私が生まれた年だ。戦後の国家復興に、身障者は望ましくない(邪魔だ)という考えらしい。

▼この法律は、憲法第13条(幸福追求権)や14条1項(法の下の平等)に違反するとして、先日最高裁は、全員一致で「違憲」の判決を下した。

▼不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」の適用も「正義・公平の理念」に反するとして否定された。

▼最高裁の‟常識的最高判定”だ。普段は『憲法改正』を主張するキシダ総理も、素直にお詫びの弁を述べた。だがその真意は『憲法にも不備がある』という判決に、納得したからだろう。

▼不妊手術をさせられた人は、約2万5000人にも及ぶという。そこでは北海道が最多の「3200件」で、不妊手術が特に強く進められたという。

▼ここで思い出すのが、明治32年に制定された「北海道旧土人保護法」だ。アイヌの保護を目的に作られたというが「同化政策」が目的の「人権侵害」の法律だ。

▼江戸時代に北海道は、日本の領土として見てはいなかった。蝦夷地と呼ばれ、アイヌ(土人)が住んでいた島という認識しかなかったようだ。

▼その証拠が「旧土人法」だ。そんな国家の認識が‟蝦夷が島”では、さらに強く現れたのが「旧優生保護法」だ。人権無視の根源そのものというべき法律だ。

▼そんな北海道に生まれた私の子供の頃は、周囲の大人たちは「チョウセンとアイヌ」は、差別の対象だったように記憶している。

▼「自分はアイヌをさんざん騙してきたから、地獄行きだ」と、私に告白した地域の老人もいた。

▼朝鮮半島出身の両親を持つ私の同級生は、大学を出て本州で生活していたが、ある日突然帰郷し‟焼身自殺”をした。

▼亡くなる前夜、私は彼の家に行こうと電話をかけた。母親が出て「寝てしまった」という。まだ午後5時頃のことだった。

▼横たわる彼の遺体から、私は彼の言葉を聞こうとしたが、それは聞こえてこなかった。中学を卒業してから20数年の間に、何があったのかを一切知ることはできなかった。

▼弔辞は私が書いたが、筆字の清書を父に頼んだ。書きながら父が涙を流していたというのを、後に母が私の妻に話していた。

▼『憲法改正』に‟前のめり”なキシダ政権。広い北海道での米軍との合同訓練が、盛んになっている。最近は豪・比軍との連携強化も行われているようだ。

▼中国やロシア対策だと思うが、沖縄同様北海道も、戦争最前線に立たされる懸念が、迫ってきているように感じる。

▼南端の沖縄・北端の北海道。政府にとっては【人権無視地域】として、今だその範疇に置いているように感じる。

▼それに気になるのが、戦後の違憲判決は今回で【13例目】だという。『改憲派』は、これをどうとらえるかだ。

▼違憲が多い日本国憲法ではないかと考えたとしよう。そうであれば、自衛隊は現憲法で「9条違反」であっても、長い間の活躍で市民権を持ってきた。

▼自衛隊を違憲扱いにするのは、現実的ではない。自衛隊こそ‟合憲”だと、考えを増幅させないかというこという杞憂だ。

▼歴史修正主義者たちはこの様な思考で、合憲であったものを違憲に変える、レトリックに長けているからだ。

▼「旧優生保護法」は、国民主権国家にあっては、全くの「違憲」だ。だが国民も戦後復興のために‟やむなし”との思いを持ったのだろうか。

▼人間は平等というけれど「人種差別」に近いのではないかという言動は、今の私たちの周囲にもないとは言えない。

▼ヘイトスピーチやパワハラなど、心を広く持っていて‟気にしなければいいや”などと楽観視していた時代もあった。

▼しかしちょっとした言動にも、注意を払わなければならない、時代になってきているようだ。そこには「人権無視」という差別意識が生じ、国家的な“いじめ問題”が発生しやすい現状になっているからだ。

▼「自衛隊合憲」、「9条違憲」となれば、また日本国民は他国の国民を「殺害」するという、愚行を起こすからだ。

▼アナログ世代の私は「AI時代」に、世界的にもまれな差別が、生じるのではないかと懸念する。

▼「旧優生保護法」が違憲だと、簡単に納得して、終わらせてはならないような気がする。違憲であることが、長い間見過ごされていたということも、考えてみる必要があるのではないかと思うからだ。

前のめりな日本

2024年07月05日 08時32分49秒 | えいこう語る
▼「前のめり過ぎるぞ」と言われれば、思慮深さに欠け、思い付きだけで先に進めば、思わぬ災難が待っているという意味だと思っていた。

▼物事は慎重に考え行動するという事が肝要だと、私の世代(団塊世代)の多くは理解している。

▼若い時分は経験値が足りないので、先輩たちの「慎重に」という言葉には、新しいものには容易に飛びつかず、今までの常識の範囲で行動した方が良いという、先輩たちの現状維持の諫言ぐらいに、思っていたこともある。

▼現状維持というのも大切だが、「国家」という組織が『前のめり』ということは、相当慎重性が必要だ。

▼【日本国憲法】が制定されて77年が経つ。私も間もなく76歳になるが、人間としては未熟者だと理解している。

▼憲法とは『国家の基本秩序』と言われる。その秩序で我が国は戦争に巻き込まれることもなく、平和を保ってきたというのは十分理解できる。

▼だが憲法の中身もよく知らない国民が多い我が国で、77年も経ち一度も変えられなかったのは、時代の変化に対応できない憲法ではないかと政府が言い出し始めた。

▼政治を過たないように、政府が憲法を守るというのが、立憲主義の基本だ。なのに【憲法改正】を政治目標のトップに据えるのは、完全に『前のめり』ではないか。

▼私も76歳の未熟者なら、日本国憲法だって77年しか経っていなければ、そんなに成熟していないような気がする。憲法と私を比較するのは憲法に失礼だと思うが。

▼キシダ総理の故郷は、原爆が投下された広島だ。その総理が「戦争をできる国」にしようとしていることがよくわからない。

▼総理は「国家・国民を守る」のが、自分の最大の使命だと思っているようだ。だが軍隊の増強で、国を守ることなどできないということを、先の戦争から学んでいないようだ。

▼戦争などしたら、我が国は原爆数個で消滅してしまうからだ。『憲法第9条』を変更するなどというのは、愚かで『前のめり』過ぎないか。

▼「集団的自衛権行使」や、対等であるはずの国家と地方自治体の関係を無視する「地方自治法改正=指示権保有」も『前のめり』で制定した。

▼さらに総理の独断で行なうことができる「緊急事態条項」の成立を目指すなどと、どう考えても『前のめり』な国家になっている。

▼疲弊する日本経済を立て直そうと、広大な面積の北海道千歳市に、突然「次世代半導体」の工場建設に出た。

▼国の肝いりで、世界に負けない半導体の集積工場を建設している。道民にとっては何の知らせもなく、ポカンと口を開いている状態だ。『前のめりすぎて』良いのか悪いのかも判断もできない。

▼言い換えれば「道民無視」だ。これって我が国は、民主主義国家ではないような気がする。国家主権的な発想だからだ。

▼主権在民の国家にあるまじき、政府の独善的プロジェクトに思う。千歳市民だって地域が急変する様子に、戸惑っている様だ。

▼キシダ政権の最大の目標が【憲法改正】だ。『前のめり』の政策を続け国民を慣らして置き、一気呵成に【憲法改正】に雪崩れ込む算段に違いない。

▼『前のめり』とは、ちょっとした力が加われば、【前倒し】になるということだ。『前のめりになるな』と、多くの先輩たちから言われたことを思い出す‟キシダ政権末期”の我が国の現在の様相だ。

前のめりな日本

2024年07月03日 22時11分25秒 | えいこう語る
▼「前のめり」過ぎるぞと言われれば、思慮深さに欠け、思い付きだけで先に進めば、思わぬ災難が待っているという意味だと思っていた。

▼物事は慎重に考え行動するという事が肝要だと、私の世代(団塊世代)の多くは理解している。

▼若い時分は経験値が足りないので、先輩たちの「慎重に」という言葉には、新しいものには容易に飛びつかず、今までの常識の範囲で行動した方が良いという、先輩たちの現状維持の諫言ぐらいに、思っていたこともある。

▼現状維持というのも必要だが、「国家」という組織が『前のめり』ということは、相当慎重性が必要だ。

▼【日本国憲法】が制定されて77年が経つ。私は間もなく76歳になるが、人間としては未熟者だと理解している。

▼憲法とは『国家の基本秩序』と言われる。その秩序で我が国は戦争に巻き込まれることもなく、平和を保ってきたというのは十分理解できる。

▼だが憲法の中身もよく知らない国民が多い我が国で、77年も経ち一度も変えられなかったのは、時代の変化に対応できない憲法ではないかと、政府が言い出し始め【憲法改正】を、政治目標のトップに据える事は、相当『前のめり』ではないか。

▼私も76歳の未熟者なら、日本国憲法だって77年しか経っていなければ、そんなに成熟していないような気がする。憲法と私を比較するのは失礼だと思うが。

▼キシダ総理の故郷は、原爆が投下された広島だ。その総理が「戦争をできる国」にしようとしていることがよくわからない。

▼総理は「国家・国民を守る」のが、自分の最大の使命だと思っているようだ。だが軍隊の増強で、国を守ることなどできないということを、先の戦争から学んでいないようだ。

▼戦争などしたら、我が国は原爆数個で消滅してしまうからだ。『憲法第9条』を変更するなどというのは愚かなことに違いない。

▼慎重さを忘れ『前のめり』な国に在ろうとしているのが、キシダ政権だ。「集団的自衛権行使」や、対等であるはずの国家と地方自治体の関係を無視する「地方自治法改正=指示権保有」も『前のめり』で制定した。

▼さらに総理の独断で行なうことができる「緊急事態条項」の成立を目指すなどと、どう考えても『前のめり』な国家になっている。

▼疲弊する日本経済を立て直そうと、広大な面積の北海道千歳市に、突然「次世代半導体」の工場建設に出た。

▼国の肝いりで、世界に負けない半導体の数隻工場を建設している。道民にとっては何の知らせもなく、ポカンと口を開いている状態だ。『前のめりすぎて』良いのか悪いのか判断もできない。

▼言い換えれば「道民無視」だ。これって我が国は、民主主義国家ではないような気がする。国家主権的な発想だからだ。

▼主権在民の国家にあるまじき、政府の独善的プロジェクトだ。千歳市民だって地域が変化する様子に、手をこまぬいている現状の様に思う。

▼キシダ政権の最も『前のめり』なのが【憲法改正】だ。『前のめりな国家』に国民を慣らしておき、一気呵成に【憲法改正】に雪崩れ込む算段に違いない。

▼『前のめり』とは、ちょっとした力が加われば、「前倒し」になるということだ。『前のめりになるな』と、多くの先輩たちから言われたことを思い出す、キシダ政権末期の我が国の現在の様相だ。