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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

【令和】初場所に米大統領が

2019年05月13日 19時59分26秒 | えいこう語る

▼昨日から大相撲夏場所が始まった。見どころはなんといっても新大関・貴景勝だ。緊張はするというが、いざ勝負となれば猪突猛進で、相手を吹っ飛ばす。

▼昨日も僅か4秒の突きっぱなしで、相撲巧者・遠藤を土俵の外に。それも41本という懸賞金を、あっさり手にして土俵を去る。「よっ!大統領」と、テレビに向かって声援を放ってしまう。

▼今場所の千秋楽に、アベ総理と「兄弟仁義」を誓うトランプ米大統領が、優勝者に「トランプ杯」なるものを贈呈するのに、土俵に上がるという。

▼神聖な土俵に「世界の嘘つき王?」をのせてしまえば「八百長復活?」の匂いが国技館に漂いはしないか心配になる。

▼男女平等均等法なるものが叫ばれても、かたくなに女性を土俵に上げるのを拒み続ける日本相撲協会。米大統領の、土俵への登場は、厚木基地に降り立ったマッカサー元帥を、思い起こす国民もいるのではないか?。

▼リオ五輪に登場した「マリオ姿のアベ総理」。まさか、軍服とレイバンとコーンパイプで登場しないか心配だ。表彰状を読むトランプ。最後に「レイワガンネン5ガツ26ニチ・・・」などと、リップサービスしないか心配と妄想は尽きない。

▼その同時刻に、北朝鮮もミサイル発射でお祝いしそうで心配だ。とにもかくにも、トランプとアベの「兄弟仁義」こそ、世界で最も心配なものはない。

▼大統領が土俵に上がった瞬間「よっ!大統領」。土俵から降り帰る瞬間「トランプ大統領、万歳」の三唱。続いて「アベ総理、万歳」。おまけに【日米同盟、万歳】などの掛け声が上がるのではないかと、これまた心配は尽きない。

▼「アンポハンタイ」などという大合唱は、夢の中でも期待できないだろう。夢の中まで、大統領のボディーガードが現れて、頭に拳銃を突き付けられそうだからだ。

▼【令和初場所】は、誰が優勝するのか?。アベ総理がかっさらっていくのだけは、避けなければならない。解説の「北の富士」さんに辛口のコメントを期待したい。

▼来場所は「北朝鮮の若大将とトランプ大統領の、大一番を観たいものですね?」と。「それに大関・若晋三は負け越しで、そろそろ引退も考えなければならなくなるだろうな」???。

憲法学者・木村草太さんの憲法解釈

2019年05月12日 21時18分07秒 | えいこう語る

▼昨日(11日)函館市内で、憲法学者木村草太さんの【憲法という希望★憲法に込められた本当の力】と題した講演会に出かけてきた。

▼傍聴者は545名と、一般的な講演会より多いが、26万都市の中でのこの人数は、アベ政権下での【憲法改正・国民投票】が間近に迫るなかで、少し不安な人数にも思える。

▼なぜかと言えば、2015年に函館市議会は【安保法制に反対する決議案】を「15対14」で否決しているからだ。つまり、函館市民が選んだ議員が【戦争賛成】を選択したのだ。

▼だが、このことについて市民の反発はあまり聞こえてこない。函館市も終戦の1月前に空襲を受けて、連絡船などの主要交通網が破壊されている。そんな歴史を忘れてしまっているのだろうか。

▼戦争に賛成する、こんな議員がいるから、函館市は中核都市(人口20万人以上)の中で【幸福度が最低ランク】に位置するのではないかと考えてみたりもする。幸福であるということは、戦争がないというのが大前提であるはずだからだ。

▼さて木村さんの講演だが、アベ総理が目指す9条への自衛隊明記の改憲、つまり国防軍の創設は、支持者が少なく可決は絶望的だと主張する。もし国民投票を急ぐようであれば、アベ政権は終了するだろうとも話していた。

▼さらに「9条を守る」一点張りではなく、憲法13条の個人の尊重、幸福の追求、国民の権利などの条文を十分理解し、為政者の横暴を制するという、立憲主義の憲法の基本に立ち返り、主権は国民にあるということを重視しなければならないと、講演を聴いて私はそのように理解した。

▼終了後数人から質問を受け付けた。憲法や原発などの講演会でよくみられる光景だが、自分の思いが先行し過ぎ、質問が的を外れて長々と話す人がいる。

▼今回もそんな筆問があったのだが、木村さんは「今日は憲法について話しているのだから、その筆問には答えられません」とはっきり断った。私も原発問題の司会などを担当することがあるが、質問者の気持ちがよくわかるので、断ち切れず長々と聞いてしまうことがある。次回からは木村草太流に「主旨が違いますので次の方」とやりたいと考えている。

▼私の質問だが「憲法解釈に(統治行為論)があるが、国益に反するもの(基地問題や原発)は、裁判に敗訴するというのが一般的なようだが、統治行為論について説明いただきたい」と発言した。

▼「統治行為論があるから敗訴するという考え方がそもそもナンセンスだ。何が正義なのか、それを判断するのが裁判だからだ」と、私の固定観念がそもそも問題だと指摘された。憲法の解釈とは角度を変えて考えることで、景色がまったく違うと木村さんは話していた。

▼函館市民に欠けているのは【市会議員との対話】だ。市民の正義感と市議会の正義感が食い違っていれば、それは「幸福なまち」とは言えない。

▼その接着剤の役割をするのが【安全・安心なまちづくり】を基本テーマとする、函館市町会連合会の重要な役割ではないかと再確認させられた、有意義な講演会だった。

令和元年にもう一度象徴天皇を考える

2019年05月09日 08時14分04秒 | えいこう語る

▼今まで、元号や象徴天皇について考えることはあったが、自分の中で納得したというか結論めいたものを、出すところまでいかなかった。天皇は日本国民の中にあるDNAのようなもので、体に中に入り込んだ馴染み過ぎた存在だからではないか。

▼平成は昭和天皇が崩御したので新たな元号が出来たというだけの感情しかない。だが、生前退位のおける元号制定は、元号や天皇が日本国民にとってどんな関係なのかを考えさせられる。

▼元号はその時代の天皇の在位期間だというのは間違いないが、そうであれば国民は元号に、過剰にとらわれなくてもいいのではないかという思いがしてくる。

▼だがメディアが「新天皇と新元号と国民」を執拗に結び付け【元号経済効果】なるものを盛り上げているように感じる。こんな動きが「憲法改正」へとなだれ込む大きな要因になるのではないかと、ぼんやりした不安に駆られるというのが、今の私の心理状態だ。

▼そんな私の不安定な気持ちを、少し晴れやかにしてくれたのが、青木理著『日本会議の正体』だ。一度読み終えたが、二度目は重要だと思うところは繰り返し、熟読している。

▼1950年代後半に憲法改正の見通しがつかなくなると、
改正に熱心な人々や団体はそのエネルギーを他の問題、とりわけ象徴天皇にかかわる分野に向けるようになった。右派団体は紀元節(後の建国記念日)の復活や元号法制化の運動の先頭に立ち、79年に「元号法」が制定された。

▼元号は戦後廃止されていたが、右派団体の「日本会議」が全国運動を展開し制定させた。もし制定がなされなかったら「平成」はなかったといわれる。この「日本会議」にはアベ総理はじめ、多くの国会議員や地方議員も名を連ねている。

▼ということになれば【令和】という元号は、アベ総理が誘導したと報道されているのもうなづける。その先には「国民統合の象徴であり、その地位は主権の存する国民の総意に基づく」という象徴天皇を味方に引き入れ【憲法改正】へとなだれ込もうという、陰謀?が隠れているのだろう。

▼それはさて置き、天皇の退位と即位の儀式だ。どうみても神社の神主といういで立ちだ。それ以外には考えられない。「神社と天皇が一体化」しているということになれば「宗教分離」に違反するのではないかと考えるのが、常識だ。さらに、政府が大幅に関与しているので、第19条「国の宗教活動の禁止」に反する行事ではないか。

▼ここまでは私ばかりではなく、一般的な国民であれば疑問視しているはずだ。だが、肝心のメディアが発しない。そうであれば、一般国民がとやかく言う筋のものではないと、それ以上は思考停止状態に陥ってしまうというのが、象徴天皇がいつまでも「不確実」な存在たる所以なのだろう。

▼ここに立憲主義の精神も、国民主権の民主主義の原点も、日本の曖昧な霧の中で、未来永劫に彷徨い続けるのだろう
。象徴天皇なる存在はとても複雑怪奇だ。その職務を無事成し遂げたという平成天皇に、国民はその御労苦に感謝し涙するのだろう。

▼新天皇の「お言葉」も、政府がチェックしていたという話も聞こえてくる。アベ総理の天皇に対する「お言葉」?も、関係者は緊張感をもってチェックしたほうがいい。漢字の読み方が不得意な総理らしいからだ。

▼5月11日に函館市内で、憲法学者・木村草太氏の【憲法という希望】という講演会に参加しようと思う。できれば「日本会議とアベ総理の関係」を質問してみようと思う

北海道で小型ロケットが打ち上げに成功

2019年05月08日 17時38分44秒 | えいこう語る

▼ホリエモンが北海道の大地から宇宙に挑戦する、宇宙観測用小型ロケット「MOMO」が、子供から老人まで多くの人が期待し見守る中、ついに成功した。

▼宇宙ロケットと言えば、種子島の打ち上げの様子が目に浮かぶ。巨大なロケットは、将来宇宙に住むことになるのかもしれないという、夢をかなえてくれると思えば頼もしくもある。

▼だが、それは人類が地球環境を悪化させたため、地球を脱出しなければならないためということであれば、夢も一気に冷めてしまう。以前「米ソの宇宙開発競争」なるものがあり、多額の開発費用は国民の生活を圧迫していた時代もあったからだ。

▼そんな時代を知っている我々は、ロケットと言えば、ミサイル開発を連想してしまう。ロケットの先端に火薬を詰め込むとミサイルになるからだ。

▼ロケット開発は「宇宙基本法」によると「平和のために資する」とあったが、平成20年には【我が国の安全保障に資する】という文言が付け加えられた。そこで「宇宙の軍事利用を可能とする法律」ともいわれているようだ。

▼種子島の大型ロケットは、相当な開発費らしいが公表はされていない。安全保障に資するなら、軍事秘密に属するからだろう。「MOMO】は、市売の部品なども使い相当安く出来上げたそうだ。

▼宇宙開発という名目であれば、さらに改良を加え、安く出来上がれば世界中に爆発的に売れるだろう。軍事力を持っている国が購入すれば、先端に爆薬を積み込んで、ミサイルに変化させることは想像に難くない。

▼ホリエモンはもしかして世界最大の武器商人になり、大金持ちを目指しているのではないかと、疑いたくもなる。

▼発明が軍事力に転用可能であれば、政府から補助金がもらえる。ホリエモンは、そんな公的資金も利用しながら【宇宙規模のお金持ち】になろうとしているように感じるからだ。ドラえもんの兄弟のような体系なので、ホリエモンと呼ばれたような気がするが?。

▼政府も乗り気で、宇宙ベンチャー企業には引き続き支援をしていきたいと述べている。日米安保の下、米国の言い値で高い武器を購入している「対米従属」の我が国だ。

▼「メイド・イン・ジャパン」の安いミサイルが出来れば「憲法改正」を目指すアベ政権の、願ったり叶ったりではないか。そう言えば、改革派のホリエモン?が、自民党公認で選挙に出たことがあるのを思い出した。

▼落選したが、自民党に近づくことで、政府からお金を引き出すすべを、ちゃっかり習得したのではないだろうか。なんでもできるドラえもんの兄弟のような、ホリエモンだからだ。

▼発射場所は十勝の大樹町だ。安くて性能の良いロケットの成功を、周辺諸国はどうみているだろうか。このままでアベ政権が続けば『大日本帝国復活』は間違いないだろう。

▼それを阻止するためには、全ミサイルを日本の原発に向け配備しておこうと、日本に反感を持つ周辺諸国は、同じように考えていやしないだろうか。

▼大型連休も終わり疲労ムードが漂う中、庭の満開の桜も散り始めた。時折、冷たい風が吹き荒れ「桜吹雪」が見事に舞う。その下にいて、誰に言うわけでもなく「この桜吹雪が目に入らぬか」と叫んでみた。

▼「新元号と新天皇」が、政治利用されないよう、メディアもそろそろ「自主規制」してもらいたいものだ。

クラークと島義勇とウルマン

2019年05月06日 14時57分28秒 | えいこう語る
クラークと島義勇とウルマン
▼6日の北海道新聞「読者の投稿欄」に「島義勇のように大志を抱け」という文章が掲載されていた。島は佐賀県生まれで「北海道開拓の父」と称される人物だ。紹介は省くが、後に江藤新平と国を憂い「佐賀の乱」を起こし、死刑になった人物だ。

▼題が「大志を抱け」となれば、道民はクラーク博士の「Boys,be ambitious」を想い出す。だが、この言葉の後に続くのが「like this old man」だそうだ。投稿者は島と同郷の佐賀県出身者だ。

▼その方は「少年よ大志を抱け、この老人のごとく」となれば、クラーク博士は北海道開拓の父と呼ばれた島の精神を思い起こせ、と学生たちに言ったのではないかと、140年前のことで真相はよくわからないが、そう感じると郷里の偉人を称える。

▼島が北海道を離れたのは明治3年、48歳の時だ。クラークは明治10年、51歳で離道している。当時としては老境に入る手前というところか。「like this old man」とは
クラーク自身のことか島のことかは、さほど問題ではないように思う。

▼年を重ねても、少年のような輝きを持つことが大事だという意味なのだ。ここで思い出すのは米国の詩人サミエル・ウルマンの「青春」という詩だ。「青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方を言う。…年を重ねただけで人は老いない、理想を失う時初めて老いる」。

▼ふと私が所属している、函館市町会連合会のことを考える。会長さんたちの平均年齢は70歳を過ぎている。組織が高齢化しているとか人材不足だと「なげき節」ばかりが聞こえる。一番大事なことは、新しいものに挑戦する意欲ではないかと思う。

▼令和元年の函館市町会連合会総会が間もなく行われる。
クラークも島もウルマンも、共に1800年代前半の生まれだ。世界中が新しい国づくりに目覚めた時期だ。

▼それから200年近く経ったが、その間日本は地上最大の戦争を体験し、世界に対し「戦争放棄」を宣言した。だが、それからわずか70年を過ぎたばかりなのに【憲法改正】し、【戦争ができる国】にしようという政権が台頭している。

▼【少年よ大志を抱け、この老人のごとく】という言葉は、私たち函館市町会連合会に向けられた言葉ではないかと思う。「この老人(町会長)たちのごとく、戦争を絶対しない国を守り抜いてほしい」というメッセージを、多くの若者たちにつないでいくことが、私たち町会長の責務であり、町会活動の最大の目標ではないか。

▼投稿者は、佐賀公園内に島義勇の銅像が建立されたことを喜び投稿された。一人の佐賀県人の声が、北海道民の私の心をしっかりとらえた。