昨日(9日)午後3時頃から、草刈機を使い今年初めての草刈を始めた。
庭木は外側に配置し、中央部分は雑草のスペースにしている。その雑草を機械で刈ると、まるで芝生を敷いた様な男前の庭になる。
所要時間は2時間だが、仕上がりを見ながら飲むビールが楽しみで、気合を入れて丁寧に刈り上げる。
たかが雑草の草刈だが、近所のお年寄りに「あんたが一番上手い」とほめられる。ほめられると、自分は草刈名人だと思い、刈り方にも心が入る。
いくつになっても、ほめられるのは嬉しいものだ。
しかし昨日の気候状態には、自分の中の動物的本能が反応を示した。外の風が寒いと感じていたが、動いているのに暖かくなってこない。この頃の風の寒さではないのに気づく。
永い間北国に暮らしているが、雪になりそうな冷たさだ。このまま作業を続けると絶対風邪を引くと思い、半分残して家に戻った。その事を妻に話したら、北海道の北の町で雪が降ったニュースが流れていたと言う。私の身体の危険予知能力は衰えていなかったと思ったが、それにしても5月のあの風の冷たさには、一瞬恐怖感を覚えたものだ。
夜のテレビで、歌手の小林幸子さんが母校である新潟の小学校を訪ねていた。
子供たちが小林さんにクイズを出した。
「新聞紙」を逆さにするとどうなるかと言うものである。小林さんは「逆さにしても(しんぶんし)と読むと答えた。
「ブブー、逆さにすると読みにくい」だそうである。子供に軽くあしらわれて、小林さんは笑っていた。
私は20年程前の小学生との会話を、思い出した。
私は地元の小学生や中学生によく話し掛ける。声をかけることにより子供たちの反応で、成長の過程が観察できるからだ。それとは逆に大人が子供から教えられる事もあるからだ。
小学校低学年に、私がクイズを出した。それには元気に反応していた。下校時その一団が私に近づいて来た。
「さて問題です。風邪はくしゃみでうつるけど、指でうつるものはなんですか」と、挑戦してきた。答えることが出来ないと子供たちに笑われる。そう思い真剣に考え込んで「指でうつるものは、写真だ」と、威勢良く答えてしまった。
答えることが出来ないだろうと思っていた子供たちは、顔がこわばり落胆した状態がはっきり顔に現れていた。
小林幸子さんは、地元では誰からも「幸ちゃん」と声がかかる。
どんな人にも同じ様にやさしい心で接しているからであろう。
20年前のあの時の大人気ない私の心は、草刈時の風のように、子供たちの純粋な心に冷たく吹いたに違いない。
庭木は外側に配置し、中央部分は雑草のスペースにしている。その雑草を機械で刈ると、まるで芝生を敷いた様な男前の庭になる。
所要時間は2時間だが、仕上がりを見ながら飲むビールが楽しみで、気合を入れて丁寧に刈り上げる。
たかが雑草の草刈だが、近所のお年寄りに「あんたが一番上手い」とほめられる。ほめられると、自分は草刈名人だと思い、刈り方にも心が入る。
いくつになっても、ほめられるのは嬉しいものだ。
しかし昨日の気候状態には、自分の中の動物的本能が反応を示した。外の風が寒いと感じていたが、動いているのに暖かくなってこない。この頃の風の寒さではないのに気づく。
永い間北国に暮らしているが、雪になりそうな冷たさだ。このまま作業を続けると絶対風邪を引くと思い、半分残して家に戻った。その事を妻に話したら、北海道の北の町で雪が降ったニュースが流れていたと言う。私の身体の危険予知能力は衰えていなかったと思ったが、それにしても5月のあの風の冷たさには、一瞬恐怖感を覚えたものだ。
夜のテレビで、歌手の小林幸子さんが母校である新潟の小学校を訪ねていた。
子供たちが小林さんにクイズを出した。
「新聞紙」を逆さにするとどうなるかと言うものである。小林さんは「逆さにしても(しんぶんし)と読むと答えた。
「ブブー、逆さにすると読みにくい」だそうである。子供に軽くあしらわれて、小林さんは笑っていた。
私は20年程前の小学生との会話を、思い出した。
私は地元の小学生や中学生によく話し掛ける。声をかけることにより子供たちの反応で、成長の過程が観察できるからだ。それとは逆に大人が子供から教えられる事もあるからだ。
小学校低学年に、私がクイズを出した。それには元気に反応していた。下校時その一団が私に近づいて来た。
「さて問題です。風邪はくしゃみでうつるけど、指でうつるものはなんですか」と、挑戦してきた。答えることが出来ないと子供たちに笑われる。そう思い真剣に考え込んで「指でうつるものは、写真だ」と、威勢良く答えてしまった。
答えることが出来ないだろうと思っていた子供たちは、顔がこわばり落胆した状態がはっきり顔に現れていた。
小林幸子さんは、地元では誰からも「幸ちゃん」と声がかかる。
どんな人にも同じ様にやさしい心で接しているからであろう。
20年前のあの時の大人気ない私の心は、草刈時の風のように、子供たちの純粋な心に冷たく吹いたに違いない。