函館市の伝統的建造物が立ち並ぶ西部地区で、バル街というイベントが昨日おこなわれた。
バルとはスペインの立ち飲み居酒屋のことで、簡単に言えば歴史的町並みを散歩しながら、梯子酒をしようとの楽しい企画である。
そこにギャラリーを営む店主が、バル初参加をするので手伝って欲しいとのことで、妻と出かけた。
ギャラリーの外で炭を熾し、「甘えび・シシャモ・つぶ貝」などを焼く。
その香ばしい匂いが坂道を駆け下り、函館湾岸に立ち込めたのか、夕焼け顔をした男女が、坂道をぞろぞろと登ってくる。
ギャラリーの目の前には、国の重要文化財東本願寺函館別院の、黒光りする重厚感溢れる甍が広がる。左側にはカトリック元町教会とハリストス正教会の伽藍が立ち並ぶ。
心穏やかなる環境での「ギャラリー居酒屋」の開店だ。
歴史ある街並みが保存されていると言うのは、人々の記憶も鮮明になるようだ。初めて逢った人たちも会話が弾んでいる。
そこにイベントを盛り上げようと、自主参加のボランティアの方が、ギター演奏を始める。瞬く間に歌声居酒屋に様変わりする。
さらに着物姿の美女が暗闇から現れ、玄関前の小さなスペースで、踊り始める。
この方も自主参加だという。他にもフラメンコを踊っている所もあるようだ。踊りの美女に「次回は、前にそびえるお寺の屋根の上で、踊ったら素晴らしい眺めだろうね」というと「それもいいわね」と、笑顔が返ってきた。
この街を愛し、この街を楽しくしようという市民が、それぞれの個性や特技を発揮することで、このイベントがこの街にしっかり根付いていくのであろう。
隣のアンティークショップの女性店主も、次回は参加すると張り切っていた。
初回からこのイベントの企画に参加しているギャラリー店主は、地元の食材を使う事を提唱していたという。まずは自分がというので、外での炭火焼にこだわって見せたが、見事参加者の心をとらえたようだ。
実行委員の方が各店をリサーチしていたが「ここが一番だね」と、太鼓判を押してくれた。
この地区を訪れると、懐かしい思いや、優しい心がよみがえる様な気がする。
街が持つ魅力とは、訪れる人たちにそのような心を喚起させることもいうのであろう。
HAKODATEバル街。市民による市民の街づくりが、どんどん広がっていく。
バルとはスペインの立ち飲み居酒屋のことで、簡単に言えば歴史的町並みを散歩しながら、梯子酒をしようとの楽しい企画である。
そこにギャラリーを営む店主が、バル初参加をするので手伝って欲しいとのことで、妻と出かけた。
ギャラリーの外で炭を熾し、「甘えび・シシャモ・つぶ貝」などを焼く。
その香ばしい匂いが坂道を駆け下り、函館湾岸に立ち込めたのか、夕焼け顔をした男女が、坂道をぞろぞろと登ってくる。
ギャラリーの目の前には、国の重要文化財東本願寺函館別院の、黒光りする重厚感溢れる甍が広がる。左側にはカトリック元町教会とハリストス正教会の伽藍が立ち並ぶ。
心穏やかなる環境での「ギャラリー居酒屋」の開店だ。
歴史ある街並みが保存されていると言うのは、人々の記憶も鮮明になるようだ。初めて逢った人たちも会話が弾んでいる。
そこにイベントを盛り上げようと、自主参加のボランティアの方が、ギター演奏を始める。瞬く間に歌声居酒屋に様変わりする。
さらに着物姿の美女が暗闇から現れ、玄関前の小さなスペースで、踊り始める。
この方も自主参加だという。他にもフラメンコを踊っている所もあるようだ。踊りの美女に「次回は、前にそびえるお寺の屋根の上で、踊ったら素晴らしい眺めだろうね」というと「それもいいわね」と、笑顔が返ってきた。
この街を愛し、この街を楽しくしようという市民が、それぞれの個性や特技を発揮することで、このイベントがこの街にしっかり根付いていくのであろう。
隣のアンティークショップの女性店主も、次回は参加すると張り切っていた。
初回からこのイベントの企画に参加しているギャラリー店主は、地元の食材を使う事を提唱していたという。まずは自分がというので、外での炭火焼にこだわって見せたが、見事参加者の心をとらえたようだ。
実行委員の方が各店をリサーチしていたが「ここが一番だね」と、太鼓判を押してくれた。
この地区を訪れると、懐かしい思いや、優しい心がよみがえる様な気がする。
街が持つ魅力とは、訪れる人たちにそのような心を喚起させることもいうのであろう。
HAKODATEバル街。市民による市民の街づくりが、どんどん広がっていく。