函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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防衛費が増大する理由

2024年08月18日 16時44分45秒 | えいこう語る

▼キシダ総理が総裁選の出馬を断念した。続投は限界だとは思っていたが、何時もののっぺり顔での、発表の裏に隠された本人の思いは、私たちには相変わらず伝わってこない。

▼何を考えているのかわからないキシダ総理だったが、振り返れば【憲法改正】まっしぐらの路線を走った総理だ。

▼5年間で防衛費の総額を43兆円にする。「敵基地攻撃能力の保有」など、自衛隊を憲法に明記する体制を整えた。

▼それに意を強めたのか「部下へのハラスメント」・「潜水手当の不正受給」・「靖国神社への集団参拝」など、自衛隊の規律が乱れ始めた。

▼極めつけは、元海将が靖国神社の宮司に就任した。宮司になるだけの素養を、自衛隊に勤務しながら身に着けたのだろうか。

▼それには極東有事の際の、自衛隊と米軍の軍事協力の幅が拡大しているのと関係しているのではないかと、ノンフィクション作家の保坂正康は指摘する。

▼私の推測では、それらは自衛隊の‟米軍化”によって、自衛隊をそのまま米軍の指揮下に置いて行動させる、そんな計画にも感じる。平たく言えば、自衛隊を最前線に立たせることだ。

▼保坂はそんな現象を、自衛隊が米軍と肩を並べ、必然的に地位が上がっている事であり、それが防衛省・自衛隊の強気やおごりになっていると指摘する。

▼さらに海自衛隊165人の靖国参拝などは、
世論や政府を‟なめている”のではないかともいう。(北海道新聞8月16日)。

▼今問われているのはキシダ総理自身ではなく、自民党の体質そのものだ。あれほどの金権体質も、適当な「政治資金改正法」で逃げ切った。

▼それらに関与した顔ぶれが、総裁選挙に顔を出し始めている。もはや誰が総理になっても自民党の「金権体質」は変わりようがないのだ。

▼自民党イコール金権体質で、自民党イコール戦争できる国への新幹線体質だ。さらに対米従属は、共和党と民主党のどちらが大統領になっても、自衛隊の‟米軍化”への道は避けられないに違いない。

▼自衛隊はすでに米軍と肩を並べているという、自覚ができ始めているように思うからだ。最後に保坂はこう付け加える。

▼【旧軍の悪弊を忘れてはならない。それを清算した姿にこそ、専守防衛の本来の姿がある】と。

▼ロシアやイスラエルの子供たちへの攻撃の残酷さを、非難する論調が多い。旧日本軍は想像を絶する行為をしたことに、思いをはせなければならない。

▼日本人が残虐行為をしたのではない。軍隊という組織が、それを正当化し強制したからだ。軍隊とはそんな体質のものだということを、世界の紛争地は語っている。

▼軍隊は銃器を持っている。それに極右が近寄れば国民は‟人権”を奪われる。そんな戦前的体質が一番濃いのが「自民党」だ。

▼「アベシンゾウ・スガヨシヒデ・キシダフミオ」これに続く自民党総裁はだれか。軍事費増強に歯止めをかける者は、誰一人としていまい。

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