函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

新聞報道に苦言を呈したい

2020年07月15日 20時48分13秒 | えいこう語る

▼今日(15日)の北海道新聞社説について、愛読者としてちょっぴり苦言を呈したい。読者の心に、ストレートに入り込んでほしいという要望だ。

▼シンゾウが総理になってから、我が国の基本秩序である憲法が、歪み始めている。つまり、何が正しいのか正しくないのかの判断が、つかなくなっているからだ。 

▼社説が二つ掲載されている。「道警のヤジ排除」『適法の根拠乏しいまま』と「防衛白書」『イージス検証不十分』だ。

▼二つに分れれば別なことのように読者は思う。だが、この二つに共通する内容は、国家による「憲法解釈」の問題だ。これを一つの社説で指摘すれば足りるものだ。

▼国語の試験に、この文章を短くまとめなさいという問題があったのは記憶にあると思う。それを思い出したからだ。つまり解説が詳しすぎ、読者からみれば論点が希薄になってっしまうからだ。

▼【道警のヤジ排除と防衛白書】共に憲法違反ではないか、という内容で二つの問題を一括りで書いて欲しかった。

▼昨年、札幌でのアベ総理の街頭演説で『アベ反対』を主張した人物を、警察が排除した事件だ。警察側は、総理を支持する方が大勢いたので、反対者の保護のための措置だという。
それは憲法第21条『表現の自由』の違反だ。

▼表現の自由の本質は、国家の干渉を排除することによって思想、言論の発達を促進するのであり、表現の自由の価値(自己実現・自己統治)の価値を支えるためには「思想・言論の自由市場」の形成が不可欠であり、「国家からの自由」という点に表現の自由の本質があるからだ。

▼地上配備型イージス・アショアの配備停止について「敵基地攻撃能力を保持するものでなければならない」というのは、確実に『憲法9条違反』だ。その政府の主張が「表現の自由」の範囲だと言うのなら「敵基地攻撃」と主張するだけで、排除しなければならない。国民全体の生命・身体・財産の保全が守られない可能性があるからだ。よってこの二つの問題は【国家の憲法違反】という、ごく常識的なことなのだ。

▼今日の北海道新聞の社説二題は、一つにまとめ、この程度の社説でよかったように感じた。

▼もはやアベ政治を倒すには、ストレート・ハードパンチしか効かないからだ。