函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

天然昆布漁スタート

2012年07月17日 12時55分08秒 | えいこう語る
2012年7月17日(火曜日)曇り。


午後4時半、昆布漁の放送が漁村一帯に鳴り響く。
それまで車の往来がなかったが、放送を境に一気に昆布漁の道具を積んだトラックが港に向かって走り出す。
ゴムのカッパにハチマキ姿。今では漁師の中に入っても、違和感なく様になってきた。
いざ出漁。今日の漁場は水無海浜露天風呂沖だ。
昆布漁名人のKさんの船を取り囲むような、戦闘体制だ。
若船頭と私のクルーは、その外周に陣取る。
箱メガネで海底を除くと、近年にないほどの高級品のガゴメ昆布が、海底を埋め尽くしている。
午後5時半。開始の放送が高らかに鳴り響き、昆布の竿が海中に差し込まれる。
途中ジュース一本を飲むだけの小休憩。
終了午前8時30分。
船に積まれた昆布の高さが、疲れを癒してくれる。
明日も連続で漁があるようだ。
早寝して鋭気を養うしか、他に方法はない。
岡林の歌がどこからか聞こえてくる。
♪今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ
この短いセンテンスに、万感の情がある。