函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

現象について

2012年07月03日 11時31分54秒 | えいこう語る
私は若い頃から、本屋に入ると便意をもよおす癖がある。
本屋イコール便意と連想するから、なおさらなのかもしれない。
それにしても函館市内から本屋が消えてしまった。
ブックオフなどという、中古本の店に圧倒されたのだろう。それにレコード屋(今はCDショップとでも呼ぶのだろうか)も次々街から消えていく昨今だ。
函館市は「歴史と文化の街」といわれているが、文化が消えていきそうで、古めかしいだけの街というような、イメージがつきまとはないか心配にもなる。
※世界でただ一つの、マーガレット・ヘップパーンの一輪挿し。


話はちょっぴりそれてしまったが、その中古本の店にはお客用のトイレがない。
私は、本屋=便意=トイレ無しとくれば、店に入る前から緊張感がある。
一度我慢できなくなり、店員にトイレをといったら「トイレはございません」といわれた。「じゃ、お前たちはどこで処理するのか、従業員用を貸してくれ」というと「お貸しできません」とくる。「お前ら、客に外でしろというのか」と息巻いたが、顔色も変えず、ぷいといなくなってしまった。
妻にいわせれば「あんただけなんじゃないの」と、これまた、古本屋の対応と同様に、問題外とされてしまう。
ところが数年前「本屋にトイレがないことはお客様をないがしろにしている」とか何とかで、裁判沙汰になったことが新聞に出ていた。
やはり、私と同じように感じる人はいるのだとほっとしたが、裁判結果については聞いていない。
ところが先日、テレビのクイズ番組で「本屋で便意をもよおす現象をなんという」という、問題が出たのだ。
証人を得るために、妻をテレビの前に呼びつけた。
正解は「青木まりこ現象」だという。
この女性、1985年にそのことを雑誌に投稿して、そんな名称がついたという。
クイズに出るほどの現象なので、相当数同じ体質がいるということだろう。
これからは本屋に入る前には「青木まりこ、青木まりこ」と唱えることにしよう。そうすると、私の悩みは解決しそうな気がする。
つまらない話題で恐縮でしたが、私にとっては長年の問題に決着がついたようで、妙に“スッキリ”した気分である。