函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

節電の裏に潜むもの

2012年07月07日 17時35分26秒 | えいこう語る
計画停電がまもなく始まる。
これから暑くなる季節だ、たぶん不便極まりない。
先日もある会合に出席すると、会議前の雑談では、電力不足になると様々な人が迷惑を被るので、電力の確保は必要だという話が飛び交っていた。
泊原発のPR館を視察したという人は、あれなら安全とまで言い出すし、原発再稼動やむなしの雰囲気が、たっぷり流れていた。
これからは毎日、節電、節電のコマーシャルが流れ、原発再稼動やむなしというまで、鳴り止まないに違いない。
でもそのコマーシャル料金は、私たちが支払う電気料金から出ている。
ということは、電力会社に原発再稼動を洗脳される資金は、私たちが拠出しているということになる。
国民は知らず知らずに、原発再稼動に加担しているのだ。
どうやら、国民は国と電力会社に、はめられているようだ。
舐められているといってもいい。
※左の島が、ムイの島。この先函館方面にアワビが生息し、手前側にはオオザンヒザラガイが生息する。昔戦いがあって、神様が生息地を決めたようだ。


広島・長崎に世界最大の殺戮爆弾を投下されるまで、目が覚めなかった我が国。
福島はまったく処理が出来ていないのに、大飯を再稼動した。
もう一つ原発事故を誘引すると、国民は消費税を20%まで払う気を起こすに違いないという、目論見ではないかと疑ってしまうのだ。
原発の廃止には莫大な費用が掛かる。消費税を増税しやすい環境をつくっておくことが、財務省官僚の最大の仕事ではないだろうか。
それにまんまと踊らされている、大臣たち。
そして増税やむなしと思い込み、原発再稼動もやむなしと思う「やむなし国民」。
「国破れて山河あり」は、昭和20年までは辛うじてその意味を理解できたが、
「国壊れて故郷なし」では、「日出ずる国」も、もはや「日没する国」である。